DIYでのパーゴラづくりの手順

我が家の手作りパーゴラの作成工程を順に紹介します。
パーゴラは柱を立てるのが大変でしたが、基本的に簡単なので、塗装2日+組立2日程度で作れました。
あまりに手を抜きすぎてミスが多いです。柱は後から交換できないので、もっと耐久性の高い材にすればよかったかな。

パーゴラの設計と準備

手書きのパーゴラ図面

パーゴラの図面作成

夏前にウッドデッキに日除けをつけたかったので、パーゴラはあまり検討せずに作り始めました。
図面も適当な手書きです。この図面で材料出しをして発注しました。
その後、スケッチアップというフリーソフトでパーゴラの図面を作成してみました。けっこう簡単に作成できます。


WRCのパーゴラ材料

パーゴラの材料発注

今回は重さを考えWRC(ウェスタンレッドシダー)です。品質基準が厳しく値段も安いWRC専売のウッディーロバートさんから購入しました。
そり、曲がり等の少ないとてもきれいな材料で満足です。
写真一番下の8ft(約2.4m)の2×4材は、ほぼ節のないすごいきれいな材でした。節有のグレードを購入したのですが。
ただ、もったいないですが、8ft材は補強材なので短く切ります。
国産杉(エコアコールウッド)の4×4は芯有り材でしたが、WRCの4×4材は芯がなかったです。節は今回購入のWRCの方が少ないです。
表面は逆目のカンナ跡と思われるざらざらしている箇所がありました。デッキ材として使うには、気になる人は気になるかもしれないです。

柱は土台パッキンに固定したのち、土台パッキンと基礎(べた基礎)をボンドで固定したので、後から簡易に交換ができません。
耐久性が重要なところなので、ウッドデッキで使ったエコアコールウッドがよかったかなとも思いました。


パーゴラの作成

DIYでべた基礎拡張

べた基礎の拡張

ウッドデッキの作成の際にパーゴラのことまで考えていなかったので、パーゴラの柱を立てる場所が既存のべた基礎からわずかにはみ出すことになりました。
それで、砕石とセメントでべた基礎を延長しました。この際に、どうせだから柱固定用のアンカーを施工すればよかったです。
セメントは、水で混ぜるだけの商品を利用しました。花壇を作った際の残りですが。

ウッドデッキ上に専用の金具を置いてパーゴラの柱を立てる方法もありますが、倒れそうなので地面から立ち上げてウッドデッキに固定することにしました。


塗装(塗装2時間+2時間)

ウッドデッキと同様に今回もスーパーウッドステインを二度塗りしました。
ただ、木材がひび割れている内部や、ネジをうつところは塗装が出来ないので耐久性の面ではそんなに期待できないかも。
完成後には塗装しませんでした。今後メンテナンスで塗装が必要になっても、ウッドデッキ表面と違い大変そうです。
2009年にアシナガバチに塗装面をカジラれて再塗装しなくちゃいけない状態になりました。
アシナガバチの巣があるウッドデッキ根太のエコアコールウッドやデッキ材のハードウッドはカジラれていないし、再塗装しなくても耐久性がありそうなので、やはりエコアコールウッドにすればよかったです。

手作りパーゴラの先端加工

木材の加工(材料カット4時間+塗装1時間)

写真は上に乗せる装飾部です。欠きの部分はスライド丸ノコで1cmぐらい毎に切り込みを入れて、ノミで叩き落としました。
こういう作業でスライド丸ノコは非常に便利です。カットした切断面は塗装を1度塗りしました。

斜めに切った装飾部はスライド丸ノコで切断可能な角度にしました。
見にくいですが、写真の一番下(手前)の材料には墨線を書いたのですが、その線どおりの角度にはカットしにくかったです(治具を工夫すればカットできたかも)。
スライド丸ノコ上でどの位置に木材を置くか決めたので、二本目以降は墨線を引いていません。
たったこれだけですが、斜めにカットするとそれっぽく見えるから不思議です。


DIYパーゴラの材を欠く

ほとんど墨線も引かずに調子にのって切断していたら、間違って何箇所か切断してしまいました。
写真の一番下の材料は、手前側のL字に欠くところをストレートに切断してしまいました。


自作パーゴラの組立中

木材の組み立て(柱を立て始めてから写真の状態まで2時間)

柱を立てるのが非常に大変でした。一人ではとても無理で、妻に抑えてもらいながらウッドデッキに固定したのですがグラグラして危なっかしかったです。
垂直にならなかったし、面倒でも控え柱で斜めに仮固定しておけばよかったです。
上部に木材を乗せると少し安定しました。あらかじめ切り欠きを作っておいてよかったです。
上部に乗せる材で斜めになっている柱を矯正している感じです。
あとは、建物側の柱で全体の垂直を出しながら、筋交いの斜めの材で補強しました。筋交いの材をいれたら、グラグラが収まってきて一安心です。

写真の状態だと、正面から見て前後方向に筋交いが入ってないので、前後方向に揺れました。
その後、前後方向にも筋交いを入れたらそこそこ安定しました。
中央の一本は、間違って切断してしまったので、あとで金属プレートを購入して補強してからの作業です。


パーゴラにカーテンレールで日除け

スダレの設置(上の写真からこの写真まで4時間)

パーゴラの上部にカーテンレールをつけて、アパート時代に利用していたスダレを2枚下げました。
とりあえず、夏前に完成してよかったです。


パーゴラにすだれ

すだれはカーテンレールに吊り下げているので、風の強い日や室内が暗い時は縮めることができます。
カーテンレールのマグネットキャッチを一番手前側に固定してつけているので、一番伸ばした時は、マグネットにくっついて伸びた状態で固定できます。
一番縮めた際は、建物側のパーゴラにS字フックのようなものをつけて固定できるようにしたいです。

(その後)マグネットキャッチをしなくてもそこそこ伸びた状態だったので、ほとんど自然に伸ばした状態でした。
縮めるのも3ヵ所のバランスをとりながらで少しづつ縮めないといけないし、結局、縮めた状態で固定できるようにしなかったので。


パーゴラにスダレで日除け

西日を避けるには、スダレを横に下げた方が効果的でした。
上部は布を下げて、必要時にスダレを下げられるようにパーゴラにフックでもつけると便利かもしれません。

スダレは日除けが必要なくなる冬の前に撤去しました。4〜5年目のスダレは糸がバラバラに朽ちてしまいました。
風があり、日もよく当たるので寿命が短くなったようです。もう一つは2〜3年目だったと思いますが、寿命まじかです。

2年目は布(ナイロン)に張り替えましたが、一夏の寿命でした。


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