なずなの子供たち
 
         

教室紹介

なずなのあゆみ
・2003年
・2004年
・2005年
・2006年
・2007年

作品集

つれづれに
・パートU
・ラポール体験
・そして・・2004年
・そして・・2005年
・そして・・2006年・そして・・2007年

展覧会その他情報

 

■ラポール体験
 2003年10月24日〔金〕、25日〔土〕  天気 晴れ
10時から5時まで〔土曜日は4時まで〕
横浜ラポール  
小会議室にて

書道一日体験教室 テーマ「書と遊ぶ」
☆自由に自分らしく、そして思いを込めて、一本の線から書いてみませんか☆


こんな大きな場所での、イベント参加
最初にお話を受けた時は、まず、自分などが引き受けてよいのかと思いました。

ずっと続けてきたなずなや、いるかのみんなとは積み上げてきたものがあります。
でも今回のイベントは、初めての人との、
もしかしたら1回きりになるかもしれない出会いです。

どうしたら、気持ちのいい時間を過ごしてもらえるだろうか?
できたら、心に残る時間になってほしい
できたら、書けた事への自信をつけてほしい。
できたら、自分の作品を大好きに思ってほしい。
できたら・・・できたら・・・
そんな欲張りな思いでいっぱいでした。

本当は、とても不安でした。
でも、美しくて、優しくて、頼もしい〔ほんとです!〕書道学校の友達に助けられ
何とか、無事終えることができました。

墨の香りと、いい笑顔と、笑い声・・・
とても楽しい2日間でした。

たくさんの方との、触れ合いがありました。
ほんの一部ではありますが、紹介させていただきます。



付き添いの先生方と団体で来てくれたみんな。
私が用意した手本をひょいと取り、さらさらと書いてくれました。
う〜〜〜〜〜ん・・・・負けた・・・・
どうしたら、こんなに自由で、伸びやかに書けるのでしょうか?
偉い書家の先生が、色々考えて書いた作品にも、絶対負けてない。
「座花酔月」・・・あれ?まだお酒は飲めない歳だよね。
でも、なんとも味のある作品でした。

事故で頭を打ち、言葉と足が不自由になられたけれど、とってもおしゃれなおばさま
「習字なんて、何年ぶりかしら?」といいながらも書いてくださいました。
事故の様子を聞き、思わず、「この足が動いたらいいのにね」・・・とさすりながら、
一瞬の不運に悲しくなってしまいました。

昔は暴走族の頭だったというお兄さん
時計も、ブレスレットも、ピカピカ・・・・きらきら・・・・
でも、のんびりと笑う顔は、今はとっても穏やかでした。

笑顔が素敵なakichan
「僕の好きな言葉を書きます」といって書いてくれた言葉は「明鏡止水」
ちょっとだけ体が不自由だって、
君の笑顔にはみんなの心を魅了するパワーがありました。

ピアノの演奏の前によってくれた耳が不自由な方
「夢」と書いてくれました。
あなたの演奏聴いてみたかったな。
夢のいっぱい詰まったあなたの演奏・・・素敵なんだろうな・・・

11月2日にお嬢様の結婚を控えてらしたお母様。
お祝いの気持ちを込めて「福如雲」と書くことにしました。
不自由な左手をかばいながら、一本一本書きました。
お母様の気持ち、きっと、伝わることでしょう。

「ばかたれが〜」がくちぐせのKさん
口は悪くても、こちらだって負けてないわよ。
だって、君は私のこと好きだもの・・・ね!

自分の子は、字などかけないと書けないとあきらめていたお母さん
心配ないでしょ?
月から日までおまけに難しい「曜」の字まで書いて、
こんなに得意そうな顔してるんだもの。

まだまだ小さいダウンちゃん
椅子が低すぎて、机の上には顔しか出なかったけど
次から次へと、紙を真っ黒にしてくれました。
将来有望です!

ご夫婦でいらした方
ご主人が少しいろいろなことを忘れていらっしゃるようです。
1枚「愛」と書きました
うまく書けていたのに奥様一言・・・「こんなんじゃ嫌!」
再度挑戦・・・紙いっぱい、大きな「愛」が書けました
そして右上に奥様の名前、左下に自分の名前
何年かぶりのラブレターですね。

とっても体が不自由で、息をきらせながら書いてくれた「夢」
あなたの夢は何なのかしら?
ご一緒にいらしたお母様の夢は何なのかしら?
どうか、叶いますように。
どうか夢を持ち続けてくださいますように。

震える手で、何枚も書いてくださった方
とても素敵な字なのに、ご自分では満足されなくて、
最後には立ち上がって書いてくださいました。
ぽたりと落ちる汗・・・
私達、大事なことを忘れているんじゃないかしら?
私達、気楽に生き過ぎているんじゃないかしら?
なんだか恥ずかしくなりました。

何日かたっても、いろいろな方の顔が浮かんできます

書いた作品は、ボードに張りました。
いろんな「夢」が・・・「愛」が・・・
そして、その他、たくさんの色々な思いのこもった字
書いた作品は、みなさま、家に持って帰ってくださいました。
どうぞ、そこから明るい話題が広がっていますように・・・

それぞれ、違った障害を持った方達・・・
でも同じように笑顔がありました。
そんな笑顔に会えたこと、とてもうれしかったです。

またいつかお会いできることを楽しみにしています。

そして、このような機会を与えてくださったことに、とても感謝しています。
ありがとうございました。


















 


r-nazuna@dol.hi-ho.ne.jp