都会と田舎

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「都会と田舎」　 　英国の都会というと多くの方がきっと雑踏のロンドンの風景を思い浮かべ、英国の田舎というと丘が幾重にも重なり合い、羊が草をはむ風景を思い浮かべるのではないでしょうか。 そして、それぞれに魅力を感じているのではないでしょうか。 実際それらのイメージは、英国にいると結構ぴったりと当てはまっていると思います。もちろんそれだけではないのですが、そんな風景があちらこちらに広がっています。 どちらにより魅力を感じるかはもちろん人それぞれですが、私はどちらかと言うと田舎のほうが好きです。都会は買い物などにはとても便利ですが、ある意味それだけ。もちろん歴史的な建物や、文化的な施設が沢山あったりもするわけですが・・・。

  田舎には都会にはない時間の流れがあって、同じ芝生に寝ころんでいるだけでも違う感覚があります。もっとも地方都市でも、City Centre は大概似たようなつくりになっています。車止めのあるレンガ敷きのメインストリート、どこにでもあるチェーン店。 ただし、CHIPS SHOP は別でそれぞれキャラクターのあるオジサンが美味しいCHIPSを揚げています。City Centreから少し離れれば、綺麗な庭のある家が連なっていて、海岸沿いの街であれば、揚げたてのCHIPSを潮風の中で食べる事ができておすすめです。 田舎の人は通常のんびりとしていて優しいという印象がありますが、差別的な視線をうけるのも田舎です。都会では日本人の存在は当たり前ですが、田舎ではアジア人自体が珍しく、子供が珍しそうに眺めていることもあります。 この人種差別については別の項目で詳しく述べますが、田舎のパブではよそ者を受け付けない雰囲気を持っているところが確かにあるので、そういうところに入ってしまった場合には、一杯飲んでさっさと出てしまうのが懸命でしょう。 私自身、そんなパブに入ってしまったことが1度だけあります。実際には道を聞きたかっただけなのですが、パブの中にいる人達が一斉にこちらを振り返った・・・そんな印象を受けました。 もっとも、人種うんぬんというより、よそ者に対して警戒感が強いのは世界中どこの場所でも同じで、田舎に行けばそれが顕著である場合もあるということです。逆にそんな場所で一度受け入れられたなら、心温まる交流が出来ることでしょう。

  こじんまりとした教会もまたよいものです。教会独特のひんやりとした空気をすいながら、ベンチに座って静かにひとときを過ごすのも楽しい。そんなわけで個人的にはロンドンなどにある入場料が必要でかつ観光客でごった返す教会は真っ平だったりするわけです。 建物そのものが素晴らしいのは理解してるんですが、人ごみが・・・。これは個人的な好みですね。

  田舎は全体的に物価も安く、慣れてしまえばとても過ごしやすいはずです。これは日本でも同じでしょうか？