住む場所を確保する2

イギリス

  

「イギリスの物件」   大学に入学する人であれば、大学の掲示板などに大家が賃貸物件の広告(またはフラットメイトの募集の掲示)を掲示をしている場合が多く、 大学のhouse office などで、大学周辺の物件の紹介リストを作っている場合もありますのでこれを利用しない手はありません。ただし、大学のリストに載っているから特にお勧めの物件だという訳でも、 安心であるという保証がある訳でもありません。自己責任ですので、それはしっかりとおぼえておきましょう。 実際に、住む場所を探す時には、物件そのものについてはもちろんですが、同時に、不動産屋または大家についてもよく注意したいものです。

  例えば、私がロンドン市内で知人が住むフラットを探していた時のこと。大家さんが一つの物件を見せてくれることになっていたので、適当に待ち合わせして現地に直接向かいました。中を見せてくれるというのですから、誰も住んでいないのかと思いきや、 鍵がかかっていて、大家さんは「居ないのか・・・。」などと話しています。折角物件の中を見せてくれるというからわざわざきたのに鍵がかかっていて入れないとはどういうことだ?それより、今現在住んでいる人がいるのかいるとすれば、約束通り待っていなかったのか? もしかしたら、このまま帰らなければいけないのか・・・などと、私は思いを巡らせながらも事情をよく飲み込めていませんでした。そんな私たちをよそに、大家さんは「大丈夫、すぐに中を見せてあげるから」と笑顔で言いながら、 おもむろに鍵の束(おそらくスペアキーの束なんでしょう。)を持ち出して、そのなかの一本を使ってドアを開けようとしています。 この時、私は思いました。この大家さん、住民が約束を破ったせいで、折角物件を見に来た私たちが中を見れないと悪いとおもって、わざわざ開けて中を見せてくれるんだ・・・結構良い人なんだ!と。 部屋の中はそこの住民が出かけていった時の状態(結構散らかっていた)で、どうみても、そこの住民は、他人が中を見に来る為に片づけた・・・なんて感じはしませんでした。 なにか、部屋の中にズカズカと入っていってはいけない気がして気後れする私たちに、大家さんは気軽に中を見てくれ!と満面の笑顔で言います。 ついでに、「今は、日本人の女の子が住んでいるけれど、すぐでていってしまうんだ……、あ~でも、ここをこんなに汚くして!」などと、一人で部屋の中をチェックしながら話しています。 そういわれてみれば女の子の部屋っぽいです。服も床に落ちているし・・・。そして、ようやく気がつきました! このオヤジは、住民である日本人の女の子になにも連絡せず、許可も得ず、合鍵を使ってドアを開け、他人を招き入れて物件を見せているんだと! その瞬間、この物件に興味がなくなりました。だって、自分がここに住んだとしたら、きっとこのオヤジは、他人に対して同じことをするでしょうから!!

イギリス留学

表記について

英国は、正式にはグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国といい、英語表記では"United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland"となります。他にもイギリス、イングランド(・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド)などの呼称がありますが、便宜上、当ホームページでは、「英国」または「イギリス」を使用しています。

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