各種フェンスの３Ｄ図面(3D-DXF形式,dae形式)を作成するエクセルマクロ

エクセルマクロの紹介

スケッチアップで取り込める形式のフェンス図面を作成するエクセルマクロを作成しました。

ラティスやルーバーなどの柵を作成できますので、設置時にどのような見た目になるか手軽に比較できると思います。

MakeFence3D.xlsのダウンロード(87KB,Ver2.00)

上記ファイルをダウンロードして、zipファイルを解凍してから使用してみてください。
入力が必要な所以外は[シートの保護]で変更できないようにしています。
パスワードを設定していないので、[シート保護の解除]でokボタンを押せば解除できます。
なお、素人の作ったファイルです。単純な計算ミスを含め何があるか分からないので自己責任でお願いします。
無断転載などもしないでおいてください。

フェンスの図面作成マクロの使い方

1. ダウンロードしたエクセルファイルを開き、マクロを有効にしてください。
2. エクセルファイルのシート見出しで[ラティス],[ルーバー],[クロス]などの中から描画したいシートを開いてください。
3. 下の画面でフェンスの大きさなどを薄い緑色のセルに入力してください。
4. 左上にある[ファイル作成]ボタンを押してください。エクセルファイルがあるフォルダにD4セルで指定した形式のファイルが出力されます。
5. 作成されたファイルをスケッチアップのインポートなどで開いてください。

数値が分からない箇所はデフォルトのままでよいです。
出力される3D-DXFファイルはJW_CADでは開けません。
I列より右に価格等を計算できるようになっていますが、間違いがないか各自確かめてください。
I列より右はエクセルマクロに関係ありません。計算式を適当に修正してもファイル作成には影響しません。

SketchUp(フリーソフト)で3D表示

1. エクセルマクロでdae形式のファイルを作成します。
2. [ファイル]-[インポート]で[ファイルの種類]を*.daeがあるもの(Google Earth Files)にします。
3. 必要に応じて、[オプション]ボタンを押して設定をします。
4. エクセルマクロで作成したdae形式のファイルを選択し、[開く]ボタンを押します。

インポートしたあとに配置を変更したり、色をつけたり視点を変えたりしてください。
取り込んだ直後だと全てが１つのコンポーネントとなっています。
色を塗り分けたい時は、フェンス全体を選択し、[編集]-[コンポーネント]-[分解]というコマンドを実行してください。
フェンス材、支柱などで分けたコンポーネントがあり、その中に木材ごとのコンポーネントがあります。

作成されるフェンスの種類

作成されるフェンスの種類は次のとおりです。サイズの指定の仕方でいろいろな見え方のフェンスを作成できると思います。

ラティス

シート見出しで[ラティス]を選ぶと斜めに格子が入ったラティスフェンスを描画します。
トレリス用にも使えます。笠木を追加することもできます。
木材の幅と厚みを小さくすると、メッシュフェンスっぽくも見えると思います。

ルーバー

シート見出しで[ルーバー]を選ぶと横方向にスリットの入ったフェンスを描画します。
ルーバーの角度や隙間は指定できますので、利用する製品による見た目の違いの比較もできます。
右側は隙間を多めに開けて後ろの人物を見えるようにしました。
スケッチアップ上で影の出方も確認できるはずです。

クロス

シート見出しで[クロス]を選ぶとフェンス間に斜めに木材をかけたフェンスを描画します。
スケッチアップ上で斜めの部材の角度や長さを確認することができます。

正方格子

シート見出しで[正方格子]を選ぶと縦横に木材をかけたフェンスを描画します。
ラティスを垂直にしたもの(画像下)に加え、木材を相欠き加工で組み合わせたもの(画像上)も描画できます。

横柵

シート見出しで[横柵]を選ぶと横に木材をうちつけたようなフェンスを描画します。
牧場とかによくありそうなフェンスです。

このマクロで作成される図面について、何かあればメールください。
なお、無断転載などはしないでください。

目次

• トップページ
• ウッドデッキ（作り方など）
• 自転車小屋
• その他のＤＩＹ作品
• DIY関連の本の紹介
• 設計図の書き方
  • スケッチアップの使い方
  • スケッチアップのプラグイン
  • スケッチアップのサンプル
  • ウッドデッキ作成マクロ
  • フェンス3D図作成マクロ(今ここ)
  • イレクターの設計