SWH建築回顧録 出会い〜竣工を思い出して

6.整地と地鎮祭
   

     整 地
      
    
2003年1月21日より、家の解体と整地工事が始まりました。
(確か予定より1週間くらい遅れ…)
   旧家屋とジャングルのようにうっそうとしていた樹木がなくなり、真っさらな敷地のお目見えです。
    借地ではありますが、都内としては広い土地となりますが、下の写真では、実際以上に随分と広く見
   えます。私の実家は、下町の密集地域にある狭小住宅でして、20坪足らずの敷地に11人家族で住
   んでいましたことから考えると、こちらは比べものにならない贅沢な広さです。
      新居のプランニングにあたり、そんな育った住環境の違いを垣間見ることもしばしば出てきました。

       
さて、 ここでの一番の出来事は、飼い猫だった”大チビくん”の遺骨の発掘作業でした。
     家の解体前にやっておけばよかったのですが、気がついたときには、時すでに遅し、整地されて、目印
   となるものがなくなり、お墓があった場所がわからなくなってしまいました。
     「この辺か?」「あの辺だったか?」と、4人でスコップを持って、暗がりの中で掘り起こしています。
     はたから見れば、かなり怪しげで、警察に通報されかねない状況だったでしょう。
     冬だというのに大汗をかきながら、何とかこうとか、見つけだすことができました。
     新居が完成したら、きちんとお墓も立て直し埋め直そうということです。
     (しかし、完成後2005年夏の今、未だ埋め戻していません。成仏できていない?!)


        
2003年2月1日撮影


    地鎮祭
      
    2003年2月9日(日)お天気に恵まれて、
   猿田彦神社の神主さんによって地鎮祭が行われました。
(予定より2週間遅れています)
   地鎮祭を行うか否かは、施主さんの自由ということで、やらない方も少なくないらしいですが、
   我が家では、やはり、工事と職人さんの安全、素敵なお家の完成、その後の安穏なSWH暮らしを祈願
   して行いました。ダンナさんは、神仏関係については、疎かにしない質です。
      そう、建築プランにおいても、鬼門などある程度の家相方位については反しないように考えていました。

       地鎮祭の内容については、SWHオーナー方々のHPを拝見して、大体の様子はつかんでいたつもり
   でしたが、実際の場面では、簡単な説明のもと、パッパッと進めていきますから、
   「えー覚えられない!」「何やるんだっけ?」と慌ててばかりでした。
   まぁ内輪の行事なので、多少の失敗もご愛敬OKですね。
   もう、よく覚えていないのですが、何だか笑ってしまう掛け声で、鍬を入れたかと思います。

       
その後に、地縄が張られ、建築のいろいろな確認が行われました。
     地縄を見ると、小さく感じることが多いと聞いていましたが、
   確かに、何だか小さいような?大きいかな?こんなものかな?と思っていたら、
   本当に小さかったようで、寸法を間違って張っていたいたようです。いやぁ〜気がついてよかったです。
   また、前庭が狭くなってしまうのですが、敷地の形の関係で建築位置を東に60cmずらすことに決めま
   した。 四方を家で囲まれた旗竿地なのですが、冬の陽当たり具合もこんな感じなのかと、
   何とか1階親世帯にも陽が入ることが確認することができました。