その他のDIY作品−木製砂場

庭の一角に子供用の砂場を作りました。サイズは45cm×90cm程度です。

砂場の第1次作成(2008/6/1)

防腐SPFへの塗装

材の選定と塗装

砂場は長くても5年ぐらいしか使わないと思ったので、腐るのを覚悟で安めで加工しやすい木材で作成することにしました。
ただ、一応、防腐処理済みのSPFとし、見た目が緑色で悪いのはウッドデッキ作りで使ったステインを塗ることとしました。


防腐SPFへの二度塗り

防腐処理済みのSPFへの塗装

画像の上部の材が一度塗りで、下部の材が二度塗りです。
一度塗りでもあまり気にならない程度の色になりました。
二度塗りだと、防腐材の緑色がよく見ないと分からないです。

約1年後にふたを作成した時も再塗装は行っていません。
一部は直射日光にも当たる状態で屋外に置いていましたが、約2年経った後も特に色が落ちたということはありませんでした。


手作り砂場

手作り砂場の完成

砂場の枠は0.9mの1×6材を2本とその半分(0.45m)の1×6材を2本使って、コーススレッドで四角くつないだだけです。
木枠の部分の下は、一応水はけを考慮して砕石を敷いています。
木枠の底には、砂を購入したとき等に入っていた土のう袋(商品検索)を2枚張りました。

土のう袋は水を通すが砂は通さない目が開いているのでよいです。
約1年後に砂場を移設した際も特に砂が下部に流れている形跡はありませんでした。
土のう袋は、木枠の内側にコーススレッドで数ヵ所か留めただけです。
脇から砂がこぼれた形跡もあるので、面倒がらずに10cm置きぐらいにコーススレッドで留めた方がよかったと思っています。

砂は普通の砂を1袋(20〜30kg)ほどです。もう1袋入れてもいいぐらいのサイズです。
砂場用の抗菌砂(商品検索)にしようかとか悩みましたが、安い普通の砂にしました。
砕石工場でのメッシュ下の商品と思われ、海の砂のような角のとれたさらさらな砂ではありません。

とりあえずで雨が入らず、野良猫のトイレにならないようにふたとしてビニールシートをかけました。
見た目が悪かったですが、1年ぐらいビニールシートのままでした。
風で煽られたりして、ビニールシートがかかっていない状態の日も多かったですが、野良猫のトイレにはなっていなかったようです。


砂場の位置変更とふた作成(2009/4/25)

木枠の撤去

1年後の砂場の下の状況

特に地面に固定している訳ではないので、砂場の移動自体は簡単です。
1年でけっこう砂が減っていたので、持ち上げる時に底が抜けることもなかったです。
砂場の下を見てみると、木枠の手前側には砂がこぼれていますが、奥や中央付近には砂がこぼれていませんでした。
砂が減ったのは、主に子供が遊んだときにこぼしたせいで、砂場のせいではないと思われます。
ウッドデッキの上とかに砂をまいて遊んでいたからなぁ。

中央付近にもぐらと思われる穴が数か所空いていました。こんな石だらけのところまで顔をださなくても...。


石を並べる

移設予定地に石を置く

庭の端にあった砂場を子供が遊びやすそうなところに移設することにしました。
移設予定の場所は雑草も生えないほど固く降雨時に水たまりができるような場所なので、適当に石を敷きました。
木枠の寿命も考えてですが、見た目を考慮するなら地面に埋めた方がよさそうです。
「周囲にレンガを置いたら?」って意見もありますが、どうかなぁ。


ふたの作成

砂場用のふたの作成

ふたの主要な材は、ホームセンターの端材コーナーで見つけたたぶん杉の板です。
500mm×100mm×10mmぐらいのサイズが10枚組で300円でした。
カットせずに使えるし、ぴったりの量で安くてよかったです。

杉の板を横に並べて、家にあったWRCの1×4を裏につけて固定しています。
コーススレッドの短いものが手持ちになかったので、ちょっと面倒でしたが釘で固定しています。
2つに分かれているのは、子供が開け閉めしやすいようにです。
写真の上のWRC材が短いのは、砂場の木枠の中にはまるようにです。


ふたの設置

裏板の短い方が木枠の内側にはまり、裏板の長い方が木枠の上に乗る形となります。
若干でも傾斜をつけて水が流れるようにと考えました。実際は傾斜が緩すぎるようで、そんなに効果はないです。
木裏の方が芯に近く強いようですが、厚さが10mmしかないですし木表を上側にしました。
反った時に、中央に水が来て、砂場の中に水が入りにくいかなぁと思ったからです。これも特に効果ないようです。


ふたの完成

ふたの完成です。杉板は組み立て前にウッドステインを1度塗りしました。
ウッドデッキを再塗装する際にもう1度、ウッドステインを塗っておきます。

砂を土のう袋でもう1袋追加しました。砂が多いとそれらしくていいですね。
写真にある砂場道具は、ふたの下に保管しています。

設置の翌日が強風(近くのアメダスで瞬間最大風速25m/sの日)で、ふたが飛びました。
とりあえず、風が強い日はふたの上にレンガを置くことにしました。
傾斜をつけるために木枠とふたの間に隙間が空いていますが、余計なことをしなければよかったのかなぁ。


砂場のその後

2年後の砂場

2年後の砂場(2010年10月)

砂場の本体は2年以上たち、フタも1年以上たちました。
土に接している防腐SPFですが、今のところ問題ないです。
フタの杉板も腐りはないです。結構、持っていますね。

ちなみに、最近はほとんど使ってないです。
下の子が、たま〜に近所の年下の子と使うぐらい。そんなもんか。
公園に行っても、砂場じゃ遊ばなくなったからね。

2012年6月、今ではすっかり使われていません。使用期間は3年ほどでしたね。まだ腐ってはなさそう。


解体時の砂場

砂場の解体(2013年2月)

遊ばなくなった砂場を解体して撤去しました。
5年弱の設置でしたが、全く腐っていなかったです。
フタの杉板も腐りはないです。平気なもんですね。
そんなに砂場は使われなかったけど、作ってよかったと思います。


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