(2003.12.17更新)
ところで、以前、FD/M42マウントコンバータ(マクロ専用)を入手したんだが、こいつを使えばAE-1で使えるかも知れないなあ…ふ〜む、ちょいと面白い。実験実験。と思ったら、M42ボディにFDレンズをくっつけるコンバータだった。逆だよ。全然だめ。
あ、そうだそうだ、フォトスナイパーにM42用の中間リングが入っていたはず、これは試そう! で、試した所、約7mmの中間リングで約1m〜∞くらいにピンが来ることを確認。遠距離端ではオーバー∞になるが、まあ、実用範囲じゃない? ちなみに、OM用のPマウントの厚さは8mmくらいだった。
それはともかく、かなり立派なレンズだ。デカイし重い。ケンコーのビデオ用の安物とは比べ物にならない存在感。ちょっと覗いた限りでは、歪曲収差はかなり補正されている。ただ、画質の低下はけっこうあるかな、という感じ。また、40mm近辺からケラレが出るのはやはり避けられないようだ。
いずれにしろ、ワイドコンバータはあくまでもオモチャ。実用にはならん。ただ、このレベルの物が2000円なら十分安い。ケンコーの4000円は高いと思ったが、価格が反対だっと思うことにしよう。それなら納得できる。
(2001.04.18)
確かに、28mmに付けると17mm相当の魚眼レンズもどきになるから、遊びには悪くないとは思うけど、4000円の価値はないよなあ……やっぱ2000円くらいが妥当かと。キャノンの方はどうなんだろう? 常識的に考えても広角装着時にケラレと収差と画質低下は免れないだろうが、どの程度か、ってことこだよね。
(2001.04.16)
2002.05.27/α用アダプトール2付きで6500円で入手。価格的には少々高めだったが、程度は悪くない。光学系も奇麗だし、外観も特段の傷はない。フィルター部にピンポイントのアタリがある程度。
2003.08.30/浅草サンバカーニバルで使用。思ったとおり、描写はなかなかよい。コントラストも深みもあるし、ボケもなかなか奇麗。これは良いレンズだ……が、帰りの駅のホームで落下!とほほ、フィルター枠を歪めてしまった。外れなくなったのを力技で無理矢理外したら、ネジミゾがぎろぎろになってしまった。とりあえず、SOLIGORのSKYLIGHTをはめ込んでおいた。もうこのフィルターは取らない(取れない)。ま、動作自体は問題なさそうだし。しかし、自分で不注意で……くやしい(フォルモッサ・シェリルふうに)。
2003.05.15/OM10三番機とセットで入手。いやあ、程度が悪い。分解痕もある。光学系は比較的良好で動作OKだが、ヘリコイドのガタや絞りリングのクリックが弱いのが気になる。振るとカタカタ音がする。う〜ん、オーバーホール?
2003.05.14/OM-1Nにオマケで付いてきたもの。程度は悪くないし、まあ、悪い買い物ではなかったと思うけど、どうだろう、必要なレンズかなあ…?同レンジではCosina28-80/3.5-5.6を持っているが、写りはどっこいどっこいとして、Cosinaは望遠端で暗いし、Tefnonは重い、か……。残すとしたらどっちだろう、ってこともあるしね。
かなり変態的なスペックで、絞りにクリックがないくせに、ピントにクリックがある。1.5mと3mにクリックが入っている。パンフォーカスでの使用を考えると意図が判らん訳でもないけど、このクリックに欺されて、微妙なピン合わせができない気がする。クリックの近くにピンがあると、どうしてもクリック位置に合わせちゃうんだよね、人情として…。
絞りのクリックがないのは、最初は故障(絞り玉紛失)だと思って、分解してしまったくらい。ところがいくら調べても、絞り玉でクリックを作る機構がない。結局、後部の金属板とストッパー金具の抵抗で絞りを止めていることが判明した。もちろん、そんなおざなりな仕組だと、経年変化によって絞りが止まらなくなってしまう。そういうときは、後部の円板のネジを締めて抵抗をキツくしてやる。この絞りの抵抗を加減するねじは、マウントのすぐ内側にある4本のねじで、マウント部を分解しなくても調整できるようにはなっているが……なんか、溜め息吐きたくなるようなシステム。
一応、マウント交換式ではあるが、メカニズムがどうこう言う以前に、造りが粗雑と言う時点でタムロンに負けている。まあ、FTb修理記念で試写だけはするつもりだが…。
このレンズは、長江三峡上りに行くとき(1994年)に新品で買った。たぶん、F-301と一緒に買ったZOOM NIKKORを除くと、新品で買った最初のレンズじゃないかな? やっぱり、超広角が欲しい!ってのがあったみたいだね。ところが、買った当日、しかも帰途の途中の地下鉄のホームで開封してゴソゴソやっていて、付属のフードを線路におっことしてしまった。あ〜〜〜痛恨。
以来、フードなしで使っているが、コントラストもそこそこあるし、ディストーションもそんなに目立たないし、フレアもあまりないみたいで、けっこう頻繁に使っている。常用レンズの一本。
価格は'71年には36800円だったが、'78年には47800円になっている。これはメジャー・カメラメーカーの同クラスのレンズと比較してもかなり安い。半値〜6掛けくらいだろう。まあ、ステイタスは推して知るべし、かな。重くてデカくて金属製なのに、質感もイマイチ。ただ、描写は決して悪くない。フード内蔵のおかげもあってか、開放からそれなりのコントラストがあって、まあ普通に使えるレベル(言っておくけど、私のハードルは低いよ)。
それよりも問題は操作性。公称715gだが実測では800gくらいあった。まず、この重さに閉口するし、ピントとズームのリングをとても間違えやすい。しかも最短撮影距離が2.5m。う〜ん、時代を感じちゃうなあ…
2003.04.29/かなり前に4000円入手したレンズだが、絞りが壊れていて、先日修理をしたもの。で、今日試写をしてみたんだが、実に扱い難いレンズだった。いくらF4通しとは言え、このスペックで800gはキツイし、最短撮影距離は2.5mでマクロはないし、回転ズームなのでピントとズームを間違えやすいし、ピントの回転角が広いので近距離のときピンと合わせがもの凄く大変で…。ともかく、使用感はまるでペケ。これで写りが悪かったらいいとこなしなんだが……まだ結果は出ていない。
2003.05.08/で、試写結果が上がった。数枚しか撮らなかったから、はっきりとは言えないけど、描写は悪くはないなあ…という感じ。コントラストもちゃんとあるし。ただ、飛びぬけて良いというわけではなく、この程度の結果なら、別の使い易いレンズという選択肢もある。F4通しもそれほどのメリットは感じなかった。結論としては、描写は悪くないが、操作性の悪さが目立ちすぎる、ってところかな?
2002.02.12に2500円で入手。FDマウントのAdaptall-2付き。確か、マウント目当ての落札だったと記憶している。前玉の周辺部にくもりがあり、外観もかなり汚い。当時はこのレンジのズームを欲しがるのは、一眼レフユーザーの恥だと思っていたので(^_^;レンズ自体にはさして興味がなかったのだが、2002年5月につつじまつりで試写してみて、意外に描写が良いのに驚いた記憶がある(同時に使ったTELESORのズームがあまりに酷かったということもあるのだが。もっとも、このTELESORのおかげで、レンズの良し悪しが多少判るようになったのも事実だから、反面教師的な恩玉ではあるな)。
気になっているのは、前述の通り重さと最短撮影距離の二点。旅行用のレンズではないし、バランスがよいから、まあ重さは我慢するとして、最短撮影距離1.5mってのはどうなんだろう? こいつは室内撮影を前提に考えているので、ちょっと長すぎる気もする。もちろん、マクロモードにすれば26cmという至近距離まで寄れるが、シームレスにクローズフォーカスに切り替わるわけではないので、ちょっと不便かな?
2003.04.11/室内でファインダーを覗いていて、フレアが酷いレンズだと気が付いた。蛍光灯のフレアがファインダーでもはっきりとわかる。逆に言えば、ちゃんとしたフードを付ければ画質が改善される?
2003.04.12/同じボディにTamron 35-135をくっつけてファインダー内の見えを比較したんだが、はっきりとTamronの勝ち。これは…テストするだけ無駄かなあ…。
2003.04.18/試写二回目の結果上がる。フィルム枚数が少なくて(コニカの27枚撮りに欺された)きちんとしたテストにならなかったが、やはりコントラストが低く発色も良くない印象(今回は本当にラボがヘマった印象もあるが…)。これ以上のテストはあまり意味がないような…。少なくとも、当面寝かしておくか。常用レンズのラインナップには入れられないなあ。
でね、試写結果を見たんだが…まあ、オーロラがちゃんと撮れてないのは仕方ない。なにしろ、ちゃんと出なかったんだから。しかし、通常の風景もけっこう問題あるなあ。一番気になったのはコントラスト不足。色乗りも悪いし、確かに絞ればカッチリはしてるけど、全体にかすれたような印象。フードを使わなかったのも一因かもしれないが…。超広角が必要な時は、多少画角が狭くなってもSIGMA 24mm/F2.8あたりを使う方が無難かな…。
その後、上記の方法でもレンズが正常に動いていないことが判明(そりゃそうだろうなあ)。使うには本格的なメンテナンスが必要。
2003.03.11/ちょこっと試写してみたんだが、ピンが合わない(>_<) 私の視力では視度補正なしでこのレンズを使うのは無茶だ。マクロで何点か見られるのがあった程度だが、描写は流石。このレンズは使いこなせるようになりたいなあ。
ただし、大きくて重いため、取り回しはけっこう不便。特に、軽量のOM-1などに付けると、アンバランスの感は否めない。これですばやくピン合わせができるようになれば本物なんだろうなあ……。実は、スナップはAFか固定焦点の方が便利なのではと思っていたりするわけだ。いやまあ、スナップに使うレンズじゃないというのも判っちゃいるけど。
一番玉は上野ヨドバシのジャンクワゴン品。カビカビ2000円を嫁さんが1000円に値切って買ってくれた。お花見で使ってみたが、カビカビにもかかわらずかなり良い描写なのに驚いた。フードなしでもけっこうコントラストが高くて、ちょっとびっくりした。
2003.02.25/【二番玉入手】フード&ケース付きのカビ玉を2100円で入手。コミコミで3000円くらい。カビは中程度で、1000円ジャンクワゴン品の一番玉よりはずっとマシだが、やはり分解掃除は必要だろう。中玉あたりの端に髪の毛の混入が見受けられるし、ピントリングが妙に渋い。異物が入っている感じ。しかし、この値段なら納得。特に、レア品とも言える専用フードが付いていたのは大きい。今年の春は、こいつでお花見を撮ってこよう。
2003.03.31/【二番玉修理】詳しくはカメラ修理記を参照。ともかく、正常に使えるようになった。
2003.04.01/【二番玉試写】小石川植物園で桜と子供を撮る。ちょうど一年前、同じ場所で一番玉を試写している。あのときに比べて、このレンズに大分慣れた感じはあるが、それでも取り回しは不便だと実感した。なお、去年はボディがAE-1Pの故障品で、ボディ側の問題にけっこう悩まされたが、今年はOM-1にしたからボディは問題なし。また、今回は専用フードも使用した。
で、結果は極めて良好。このレンズはいいわ。再認識。今回はカビも中程度だし、専用フードも付けたしで、先回の一番玉の試写結果よりも一段と良い。解像度、コントラスト、発色、ボケ味、マクロ性能、どれも良い。悪いのはウデだけ(^_^;…あ、重いことかな。クズ玉しか持っていないせいかもしれないが、このクラスでも大満足してしまうのであった。
ちょっと面白いなと思ったのが、このレンズ、絞りF5.6開放でも真円を描かない。まるで回転ノコギリのような絞りになる。でも、測光時(つまり通常の装着時)には真円になっている。つまり、元々はF5.6よりも若干明るいレンズなのに、少し絞って使っているわけだ。描写を気にしたのか、測光時のファインダーの明るさを稼ぐためかよくわからんが、何となく面白いものだ。
…なんて思っていたら、実は絞り調節機構が壊れていたのだった(^_^; 正常品はちゃんとF5.6解放で真円を描く。修理に関しては「カメラ修理記」参照。
で、マウントを外してAUTO TAMRON 28mmに付けてNikon EMに装着。もちろん、メカニカル1/90"はまったく問題なし。ただ、うっかりしてたんだが、アダプトマチックはAEはおろかTTL開放測光にも対応していないんだね(カニ爪方式のF2などはOKだが)。そもそも、絞りをボディ側に伝える機構は絞り環だけだからね。しかも、マニュアルモードにも固定できないので、実絞りでも使えない。まあ、ネガならフルマニュアル+人間露出計で十分実用になると思うけど。
肝腎のレンズの方だが、300mm/F5.6で600g弱、4群4枚で9枚羽根。BBARコーティング。最短2.5m。まあ、スペック的にはそんなもんなか。最短撮影距離が厳しいか。正直な所、造りはチャチな感じがする。各部の質感とかガタとかが少々気になる。羽根もそんなに奇麗に9角形を作らない感じで…あ、CHINONの300/5.6よりは大分マシだけど。使い勝手も少々問題ありかな。ピン合わせがスムーズにいかない感じ。試写してないから何とも言えんが、写りも多少心配になってくる。
2002.07.29/川越百万灯夏まつりで試写、悪くない。ズーム比と軽さを考えるとかなり良い部類。ボケもそこそこ綺麗。常用300mmズームとしてはかなり高い評価。勝負玉ではないけどね。
2002.12.26/二本目を入手。もちろんOMマウント。ジャンク扱いで3500円。問題は中玉にある線状のカビ? 出品者は「傷」と表記していたが、どうもカビの菌糸のような気がする。通常使用で中玉に傷が付く可能性は低いし、近くに明らかにカビと思われる目立つ白点が三つある。白点があるんじゃ傷かどうかなんて考えても意味ないかもしれんが(^_^; で、暫く我が家の居間に置いて蛍光灯の紫外線を当てておいたら、白線も白点も若干目立たなくなった。これはほかのレンズでも経験済みなんだが、もともとの保管状態が極端に悪くてカビがはえた場合は、通常の場所においておくだけで(蛍光灯の紫外線云々は別としても)、けっこうカビが目立たなくなるんだよね。もちろん奇麗に取れるわけじゃないけど。実写への影響はほとんどないと思われる。このレンズの清掃代の目安は7000円くらい。微妙だな〜。
2003.04.05/二番玉試写。登呂遺跡で撮ってきた。とりあえず正常に使える。性能も悪くない。Tamron SP 60-300と比べちゃうと落ちるのは事実だが、なにせ軽いから。コントラストもそこそこあるし、旅行に持って行く超望遠ズームとしては非常に重宝。ただ、ちゃんとしたフードがほしいね。
28mmでF3.5ではなくF2.8(約半絞り明るい)ということと、22cm近接撮影ができることがウリだったようだ。しかし、その程度のスペックにしてはガタイがでかく、フィルター径もφ58mm。もちろん、マウント込みで245gとそれほど重くはないが少々嵩張る。SVに付けたときは、それが却ってカッコイイ感じもする。ただし、絞り羽根は5枚、ボケは期待できないなあ…。流石に古いレンズだけあって、タムロンと言えどもちょっと手を抜いている感じはするな。レンズ構成は7群7枚と標準的なんだけど。
試写結果は……実用には問題のないレベル。普段使いの超広角としては破綻のない写りですよ。近接撮影とかボケのチェックはしていないけど、スナップには十分使える描写力。
試写結果は「悪くないなあ、けっこう使えるよ」という印象。案の定、この日も非常に悪い撮影環境ではあったし、私のウデもウデだからちゃんとした評価にはならんが、3000円のジャンク品という写りではない。開放は無茶としても、一絞り絞ればかなりコントラストもしっかりしてるし、ボケ味も悪くはない。惜しいかな若干崩れぎみだけど、9枚羽根で円に近い。どうも300mmの被写界深度がピンとこなくて、うまくボケをコントロールできてはいないが、慣れればけっこういい写真が撮れるんじゃない?と思わせてくれるレンズ。今度はちゃんと三脚使って試してみよう。
問題は暗さ。今更だけど、安い標準ズームはどのメーカーも3.5-4.5くらいが多く、暗くてピン合せが難しい。こいつは望遠端で4.8とさらに若干くらい。FEのスプリット・プリズムで試写してみたが、すぐに陰って非常に使いにくかった。しかし、EMだと意外なくらい合せやすい。おそらく、プリズムの角度の問題だろうな。陰らない=シビアなピンは出せない、だからね、あくまでもそういう目的のレンズなんだ。
試写結果は悪くなかった。EMで試写したときはあまり良い描写ではなかったが、FEに付けたらかなり良い結果が得られた。ボディの差というよりも、ラボの問題のような気がするが。
オークションで4500円で落札。競争者なし。つまり、かなり不人気なわけだ。セット販売のみなので、単体の標準価格は不明だが、1万3000円くらいと思われる(ニッコールが定価でこの値段!)。外観は並で光学系は綺麗、で定価の1/3。安いと思うのだが…中古屋なら6000円くらいかな。送料入れれば大差なしか。むしろ、単体入手が困難だから、あるときにゲットしないとね。