フリマの輪
なぜフリマがブームなのか?
フリマブームの背景には、「近代的」システムの行き詰まりがあるのではないでしょうか。
「近代」は、物の流れも情報の流れも合理化され、一極集中が進んだ時代だと思います。
多くの作る人の代わりに、巨大メーカーが現れました。
多くの売る人の代わりに、巨大小売企業が現れました。
日常会話的な情報伝達に代わり、マスコミが現れました。
その結果、多くの人々は物の買い手・情報の受け手の立場に置かれました。
一方的に受け身の立場に置かれていた人々がインターネットという道具を手にしたとき、
「近代」的システムが揺らぎ始めます。
情報の受け手であったテレビを見ていた人々が、情報の発信者に変わります。
誰もが作り手・売り手・送り手になれるのです。
フリマは単なるブームではないと、私は考えます。
相互的なシステムが出来上がる前兆だと思います。
Not Major But Niceなものの復権が始まろうとしているように思うのです。
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