SCUBA DIVING を始めたら…

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Blue Water Diving 戻る 2005/9/18up
 Diving との出会い 


  
  地球の中に宇宙はあった…


  私は東南アジアをよく旅行していました。
   
ある年に、マレーシアの『コタキナバル』というビーチリゾートでのこと、
  
このビーチから数分の所には、いくつかの島があり、 そこで初めてシュノーケリングをしました。
  伊豆や沖縄の海とは違ったBlueな海に、初めて見るFishに、それまでにない気持ちをもった時間でした。
  でも、まだダイビングをしようという思いはなかったと思います。

   
 
    次に、『パラオ』に訪れます。
  パラオはダイビングのメッカですが、このときは、まだそのようなことを知りませんでした。
  ここでも、シュノーケリングに出かけました。
  コタキナバルより、魚影もこく、多くの種類のお魚さん達がいたように思います。


     泳いでいると、いつのまにか随分、端の方に来てしまい、
  そこは、周りよりもずっと冷たく、底が見えない紺青の海、吸い込まれそうな暗黒の世界でありました。
  「怖い!…」 死んでしまうのでないかという恐怖です。
  逃げるように、暖かい明るい海に戻るのですが、何度も何度もそこに舞い戻ってきてしまうのでした。
  もし、ダイビングライセンスをもち、ダイビングができるのならば、
   この漆黒の海の底に何があるか、知ることができるのだろうかと思いました。


    このとき初めてライセンスを取ってみたいと思ったわけですが、まだ腰は重かったです。
  

    次に再び『コタキナバル』に訪れました。
  このとき、意を決して体験ダイビングにトライしてみたのでした。
  イントラさんは、とてもいい感じのマレー人(多分)の方なのですが、
  日本語は全然通じませんので、お互いに、片言の英語と、身振り手振りでのレクチャーです。
  水に対する恐怖などはまったくなく、新しい世界に飛び込む嬉しさでいっぱいでした。


    エントリー。
  潜った瞬間に、目の前に広がる光景は、
  透明な水の世界に、赤や黄色や青や、色とりどりの魚たちが泳ぎまわり、
  サンゴや何やらの造形物が一面になしている。
  この光景をうまく言葉で表せないのですが、
  別世界、いや別の次元の世界、いやここも地球、
   でもそれ以上に無限に遠く広がる彼方が収束した世界のようで、
   
  『地球の中にも宇宙はあった…』
  と思ったのでした。
  (キザなセリフだなと、ダンナに言われましたが、ホントにそう思ったんだも〜ん!)

     
エキジット。
  興奮冷めやらぬ私は、少ないボキャブラリの中から、
  ビューティフル! エクセレント! ベリベリーハッピィ! 
  ワン・モア・トライ!
  など連呼しその感動を伝えようとしていたと思います。
  マレー人のイントラさんは、貴方の耳が痛くなかったら、
  もっと深く潜れたのにね。とか、
   海の本を見せてくれ、ライセンスをとれば、
   こんなところもいけるよなど言ってくれたと思います。
  

  
 そしてこの後9月、
   ついに私は、重い重いダイビングショップのドアを押して、
  1992年10月に、ライセンス『Cカード』を取得し、
   Diverとなったのでした。                              Saipan「タナパグビーチ」2000/3    
                    
                          


  体験ダイビングだけで十分さ…! 

  オーストラリアGBR「ケアンズ」に、ダンナさんと旅行しました。
  私は勿論、ダイビングに参加します。
  ノンダイバーのダンナさんは、体験ダイビングということで一緒に潜れることになりました。
  何の知識もないまま、ボートで遠い沖合までやってきました。
  簡単な説明を受けた後、器材を装着し、ボートのヘリに立ったところ、
  「ワン、ツー、スリ−、Hi〜!」とカウントダウンされるやいなや、背中を押され…ドボ〜ン!!
  なかなか荒技なエントリーでした。

  
 しかし、海の中は、カンムリブダイの群れやナポレオンやら、ウメイロモドキやら…、
  どちらかと言えば慎重派のダンナさんにとっては、超不安ながらも
  素晴らしい海の世界との出会いだっただろうと思います。

   しかし、どちらかと言うと、海より山のダンナさん、
  「体験ダイビングがあるんだから、わざわざライセンスまで取らなくてもいいんじゃないの?」
  私一人でダイビングは楽しめますので、ライセンスを取ることを特には勧めませんでした。

   

    伊豆諸島「八丈島」に、ダンナさんと旅行しました。
  私は勿論、ダイビングに参加します。
  ノンダイバーのダンナさんは、また体験ダイビングということで一緒に潜れることになりました。
  今回はビーチエントリーです。
  悪天候ながらも、2回目とあって少し余裕もできたダイビングだったようです。
  
    
GBRとは違った魚さんたち、固有のユウゼンや、ミギマキ、タカノハダイなどが伊豆らしい…
  
ガイドさん付き添いのもとのダイビング、
  自由にならないのがもどかしく思えてきたようです。
  

   
    ということで、その気がなかったダンナさんが、 
   何だかその気になってしまったようです。
  私が、海や魚の話ばかりするのもしゃくだったのかもしれません。
 
  1994年1月に、ライセンス『Cカード』を取得し、
    Diverとなったのでした。                                                                          
 
 
                                               
Saipan「オブジャンビーチ」2000/3
                     

                            
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