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本来は、経営方針の実現手段であるISOですが、実際に取組みを始めると、審査に対する
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不安や、もっともらしい参考書の影響や、テストの答案を作るような意識が働いて、経営方針
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よりも審査合格が目的になってゆきます。これは人間心理としてやむを得ない面はあるので
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すが、そのままでは、無駄な文書や記録に追われる仕組みにな ってしまいます。
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ISOを経営に生かすためには、会社にとって本来何が必要なのか、優先順位を間違えない
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ことが大切です。特に、管理責任者やISO事務局は、ハッキリとした目的意識を持って、腹を
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くくって臨まなければいけません(どのように、腹をくくるかを、本項で述べています)。
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また、経営者も、進むべき方向を明確に示し、目的がそれないようにリードする必要があり
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ます。時には、担当者の不安をなくすために「審査員が認めないのならば、私から説明する
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から思うようにやれ」くらいのことは言ってほしいものです。
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ISO規格や審査員に振り回されることなく,ISO導入の目的を見失わないための考え方を
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「10の視点」としてまとめました。記事の主体はQMSですが、考え方はEMSやISMSなどにも
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共通するものです。ISO審査の呪縛を振り払い、真の経営管理システムとしてISOを使ってゆ
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※ 本項は、月刊「アイソス」2008年3月号 特集「ISOは経営の役に立っていますか」に
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