(2003.12.15更新)
フルメカニカル機だと思ったからこそ、ツアイスレンズの保険として入手したのだが、電気カメラでは意味はない。フルメカニカルだからこそ故障が少なく、故障しても半永久的に修理可能だと思っていたのに。
しかし、それは二重の意味で思い違いだった。入手当初から巻き上げロックやミラー・ストップが頻発して調子が良くなかったのだが、これらはすべてメカニカル部の不調。電子系は至って元気だった。しかし、メカニカル部の不調であれば、メンテナンスも可能だと思って、下手に手を付けたのがいけなかった。実は、フラッシュのシンクロ以外は、ほぼ完全な状態になったのだが、シンクロ制御部の組み立てでドジって、無理矢理巻き上げたら、リボンが切れてしまったようだ。ご臨終。完全にご臨終になってしまった。
ちなみに、レンズは開放F値をボディに伝えることができるようになっている。
2003.11.23/ML50/1.7付きで6000円で落札。コミコミ7100円。で一応、ジャンク動作品。まあまあ、そんな感じだよね。これならばけっこう納得できます。
2003.11.29/メンテに挑戦し、かなりよい所まで復活したのだが、シンクロの制御部の組み立てに失敗し、力任せに巻き上げたらシャッター幕のリボンが切れたようだ。あ〜あ……。またも老後の楽しみが増えてしまった。
'87年のカタログに掲載されている。今ひとつよくわからない廉価機。レンズは35mm/F5.6、1/125"単速、パンフォーカス(1.2m〜)。当然オモカメもどきのフルメカ機と思うのだが、F8/F13自動切り替えらしい。自動切り替えなら電子制御?……単にASA感度(手動)で切り替えられるだけような気もするが。他のスペックから見て、とてもじゃないけど電子制御とは思えない。なんざんしょ?
最短1.2mってことはピン位置は約2mで、被写界は1.2〜5.5m。F13ならば1m〜∞で、後方は無限遠まで被写界に入る(また、入るようにF13にしたんだろう、ほぼピッタリ無限遠が出るから)。ストロボ時にはF5.6開放になるとして、1.4〜3.6mかあ…。う〜ん、ビミョ〜だ。
私の環境では暗室は作れない。キクチなんとかいう所からカラーのダークレスが出てるそうだが…ダークレスでカラーを現像するという方法あるがかなりテクニックがいる。
ただ、いずれにしろ、ネガからのスキャンは考え直した方がいいな。画質の劣化はかなり酷いレベル。しかも、EPSONのソフトは使い勝手が悪い。
今回はOM-2とC-2100UZで臨んだのだが、銀塩&デジカメは欲張りすぎだったようだ。機材の運搬・設定・片付け全てに倍の手間が掛かる。ライティングの練習が主な目的だから、その場である程度結果のわかるデジカメ一本に絞るべきだっただろう。何て言っても後の祭りだが。ともかく、慌ただしい撮影になってしまったのは残念。
ただ、技術的には先回よりも確実に上になっている…と思う。まだ、はっきり結果を見てないけど。しかし、つくづくライティングは難しいなあと実感。もちろん、ちゃんとした照明を使えば水準までは行くのだろうが、あくまでもテーマは「鞄一つでお手軽撮影」だからね、ストロボ一本、天井バウンスで勝負。
私には「外光オートでもストロボとカメラを離して構わない」という勝手な理論(信念?)がある。要するに問題は被写体の明るさであって、被写体・ストロボ・カメラの距離は露出には無関係だと思っている(もちろん方向は重要だけど)。この理論は光が広範囲に均等に当たる条件下では正しい。簡単な思考実験をしてみる。太陽光の下で単色の大きな壁を撮影する場合を考える。この場合、どの距離から撮っても露出は全く変わらない。だから、露出を決定する位置(センサー位置)と、撮影をする位置(カメラ位置)が違っても構わないはずだ。
もちろん、ストロボ撮影でそんな条件が満たされることは希で、TTLオート調光という仕組が開発されたのも、まさにそれゆえだと言ってもいい。センサーがレンズ内にあるかストロボの付け根にあるか、わずか数cmの差で露出が全く異なってしまうことがあるからこそ、TTLオート調光の存在意義がある。だが、狭くて白い室内でバウンス撮影をする場合には、近似的にせよこの理論は成り立つのではないか?
と言うか、現実問題として、C-2100UZで外付けTTLオートストロボを使うのは、コスト面・技術面のハードルが高すぎる。まず、専用の外付けのTTLオートストロボFL-40は定価5万、実売で4万近くする。また、ストロボ側にシンクロターミナルはないから、専用ブラケットと接続ケーブルが必要。これが両方で1万数千円という暴利。しかも、3〜5mのシンクロケーブルなんて存在してないので自作が必要。まあ、馬鹿らしくてやる気にならんな。それだったら、私の理論を信じて試行錯誤する方が気が利いている。
で、結果はどうだったのかと言うと、半分成功。ストロボはNational PE-28SでAUTO F4に設定、カメラはM-1/125"-F2.8の設定でほぼ満足できる結果が得られた。逆に言うと、ストロボのAUTO設定がF2.8ではアンダーになってしまう。なぜ?と思ったら、実はストロボ本体を1.8mの高さで水平に付けてしまい、センサーが被写体を向いていなかった。完全なケアレスミス。モデルさんの頭の上の壁の明るさ測っていたわけだ。ただ、それでもこの程度の結果が得られたというのは成功と呼んでよいだろう。
なぜこんなミスをしたのかと言うと、その前にOM-2+T32でTTLオートストロボ撮影をしていたから。こちらはカメラ自体がセンサーになるから、ストロボがどこを向いていても構わない。デジカメに交換するときに慌てて付け替えたので、うっかり水平のままにしちゃったんだね。ヤレヤレ。やっぱり混ぜて使うのはいけませんぜ。
それ以前の問題として、バウンスで自然な影を付けようと思ったら、距離と角度はけっこう試行錯誤が必要だ。デジカメでないと恐い。少なくとも私のウデでは。
ハナから実用目的ではないから、露出計不動も大して気にならない。ASA 400入れて、F4.5開放、1/500"で撮っておけば、まあ問題はないでしょう(ちょっとオーバー目かな?)。しかし、想像以上の威圧感で、これを人目のあるところで使うのは流石に気がひける。写真で見た感じでは、もっと小さいものかと思っていたんだが…。重さも凄いし、車がないと持ち運びにも困ってしまう。通常の一眼レフ+300/5.6の比ではない。多分、倍以上の重さだろう。いくら実用目的ではないとは言え、試写くらいしてみたいのだが…。
さて、今さらながら、基本的な事項の確認。ソ連KMZ製の一眼レフで、1965年ころに軍の要請で開発されたらしい。独自のライフル状の形態は手ブレを最少にするため。ボディはZENIT ES、レンズはTAIR-3AS(300/4.5)。ZENIT ESはB,1/30-1/500"しかなく、露出計は外部セレンメーター。絞りは半自動絞り。
基本的にM42マウントのカメラだから、他のカメラやレンズと互換性がないわけではないが、トリガーのレリーズの機構が独自だから、ライフル形態で使用できるのは、純正の組み合わせだけ。たとえば、ボディをZENIT ESからPENTAX SVに替えても、くっつけることは可能かもしれないが、トリガではレリーズできない。ZENIT ESは、底面にもレリーズボタンがあって、これでレリーズしている。また、レンズも、独自のピント機構を持っていて、レンズ下部に付けられたダイヤルでピント合わせをする。
ホント言うと、ライフル台座だけ流用して、他のカメラやレンズ乗っけられないかと思っていたんだが、どうも望み薄。これはこれとして楽しむ方が良さそうだ。特に、FS-3はけっこうレア品みたいなので、変な改造をするのは惜しい。汎用のフォトスナイパーもどきを自作するのも面白いかもね。
そうそう、気をつけなきゃいけないのは絞り。まず、絞りを変更するときは、絞り環の向こう側にある赤いネジを矢印方向に回すこと。こうしないと絞り環の回りが非常に固い。また、カメラ自体は実絞りなので、基本的には絞りを絞ればファインダーは暗くなる。しかし、レンズ側の機構によって、半自動絞りになっている。シャッターを切る前に前述の赤いネジを矢印方向に回し、カチっと言ったら、また元の位置に戻す。これで絞り開放でピント合わせができる。赤いネジを元に戻さないと、開放のままシャッターが切れてしまうので注意(絞りは非常にゆっくり絞られる)。
また、ボディとレンズがライフル台座に上手くはまらないときは、ボディとレンズの位置関係(きっちりねじ込んだ状態より気持ち手前)と、ボディのレリーズを受ける口の調整ネジの位置を確認するとよい。
で、この間ようやく気が付いた。私は、テーブルの対面に座った人が物を食べているところを撮影するのが好きなのだ(^^ゞ これ、変な趣味というわけではなく、たとえば、旅行に行ったり、結婚記念日でおいしい物を食べに行ったりしたときに、記念に一枚パチリということになると、どうしても相手(嫁さん)との距離は1mを切ることが多い。これがスムーズに撮れないとやなんだな……
ま、今日びは非球面レンズの技術が長足の進歩を遂げて、28-200でも50cmまで寄れる御時世になったけれど、私が愛用している時期のレンズはマクロ・モードに切り替えないと寄れないものが多くて困ってしまう。
何で失敗したのか、業界はよく考えてほしいな。元々がデジカメへのつなぎ的な存在で、デジカメの普及速度が予想を遥かに上回った…というのは、一見説得力のある言い訳だが、実際はデジカメの普及がどうであろうと、つなぎにすら全然なってなかったという事実をどう考えるか? ユーザーを舐めたとしか思えない。
で、問題はカメラ。今回もLumix LC5とC-2100UZの二台のデジカメで撮影したんだが、結論から言えばC-2100UZの圧倒的な勝利。Lumixは外部ストロボの使用に制限が多すぎる。撮影後にいろいろテストして、実用的な使い方を発見したが後の祭り。
まず、室内ポートレートはバウンス撮影が絶対に必要。内蔵ストロボ直接では強い影とテカリが出て、とてもじゃないけどダメ。今回も内蔵ストロボで撮影したものは、はっきりとそういう結果になっている。で、両機種とも内蔵ストロボでバウンスなんてできないので、外付けストロボを使う事になるのだが…。
LC5で外部ストロボを使用する際にはマニュアルモードか絞り優先AEモードに設定する。と言っても日中シンクロなどの特別な場合を除き、絞り優先AE+外部ストロボでは1/30"固定と言ってもよい設定なので、実質的にAEの意味はない。なお、当然のことながら、プログラムや速度優先AEモードで外部ストロボを使うと全部オーバーになる。
LC5では外部ストロボ使用時の標準設定がF2.8-1/60"となっているが、この設定では液晶モニタが暗くなりAF性能も落ちる。実用上かなり大きな支障が出ると言ってよいだろう。ファインダーの明るさの問題だけなら透視ファインダーを使うという選択肢もあるが、室内撮影ではパララックスが大きすぎるし、何より合焦性能が落ちるのは防げない。
しかし、これらの問題は露出設定をF2.8-1/30"にすればかなり改善され、実用レベルに達する。だが、シャッター速度を遅くすると今度は手ブレの心配が出てくる。ストロボ撮影で手ブレというのは奇異な感じがするが、少なくとも内蔵ストロボだとはっきり手ブレの症状が出る。最初は、中途半端に明るい室内では室内灯の影響が出るので手ブレになるのかと思っていたが、その後の実験で、どうも違うのではないかという気がしてきた。
というのは、外部ストロボならば、100mm時に1/30"で切ってもほとんど手ブレの影響は出ないのだ。ではなぜ内蔵ストロボのときには手ブレが出たのか? まさかFP発光をしているのでもあるまいし……。ひょっとして二度発光している?(赤目軽減はオフ)。ちょっと理解に苦しむ。ともかく、今回の撮影に関しては、外部ストロボ使用では「高速だと合焦しない、低速だと手ブレをする」という先入観から内蔵ストロボを中心に撮影してしまったため結果が酷かった。オートストロボも意外なほど低速でないと発光しないため、(今度は正真正銘の)手ブレが頻発したし…。
これに対してC-2100UZでは、マニュアルモードでいかなる設定にしてもモニタにもAFにも影響はない。したがって、F2.8で任意の速度に設定して撮影できる。基本的に全速同調、AFなどへの副作用なし。これはLC5に対して圧倒的に有利な点だ。
ただし、今回の撮影ではこうした「まともな」設定にしなかった。たまたまテスト撮影で 外部ストロボ+プログラムモードで上手く撮れたので、これにしてしまった。今回の試した方法は、外部ストロボをライトスタンドに付けてオートモードに設定。発光部は天井に向け、受光部は「あらぬ方」を向いている。また、カメラ側はプログラムモードである。通常ならば、こんな目茶苦茶な設定でちゃんと写るわけがない。ところがけっこうまともに写る。ストロボをかなり変な方向に向けても、意外なほど適正な露出が得られるので驚いてしまった。偶然とは思えない。「ひょっとしてダイレクト測光」と思ったりしたが…もひとつはっきりしない。
少なくとも撮影データを調べてみると、かなりのスローシャッターになっている。概ね1/15"〜1/8"くらいだが、信じられないくらい手ブレが少ない。この速度は、ストロボなしのときに適正になるように算出されたものだから、ストロボが光ろうが光るまいが露出不足にはならず、手ブレは絶対に避けられない。むしろ、ストロボが光ればオーバーにならなくてはならない(実際、Lumix LC5はそうなる)。ところが、実際には露出は適正、手ブレはわずか、という結果になった。いくらIS機能があってもこれはデキすぎ。やはり、ダイレクト測光で、撮影データは撮影直前の露出値が記録されているだけ、と考える方が自然のような気がする。……ま、現時点では結論保留。
画質や発色云々より、こういうストロボワークのしやすさの方が実用面では大きいと思う。なんか、銀塩を作り込んで来たオリンパスと、せいぜいコンパクトしか設計した事のないPanasonicの違いを実感してしまった。発想も技術力も悪くないのだが、ユーザーニーズを掴んでいない。画質に関してはLC5の方が上なだけに何とも惜しい。
DLシリーズは廉価機という印象が強いが、このDL-20に関してはそれはあてはまらない。基本的に金属ボディみたいだし、仕上げもけっこうコストを掛けている感じ。でも、高級機かと言われると首を傾げたくなる。スローシャッターが切れなかったり、ASA感度が速度で切り替わってしまうのは、手を抜いた…というのとは違うけれど、かなり外していると思うし。何ともへんてこな印象のカメラ。でも、安かろう悪かろうで量産された後期のDLシリーズやSmartshotよりは遥かに好ましい。的を射ているかどうかは別として、物を考えて作っているんだ、という感じがひしひしと伝わってくる。
2002.12.10/ビックカメラのジャンクワゴンから500円で救出。不動品であったが、電池質の掃除で復活。ただし、外観は悪いし、光学系のダメージも大きい。後玉にかなり大きなカビがガッシリと根を張っている。う〜ん、機能的にはほぼ完動みたいなのに…。
2002.11.17/まず、入手時点では全然シャッターが切れないことが判明。でも、その後いろいろ弄りまわしていたら、とりあえずシャッターは切れるようになった。多分、接点がサビて接触不良を起こしていたと思われる。で、動くようにはなったが、AEが物凄く不安定。OM-2と同じような症状なので、同じように注油したらかなり改善された。完治とは言わないまでも、8割がた復活。
で、復活してみると、なるほど名機と呼ばれる由縁が判るような気がする。スムーズな巻上感、電子シャッターの感触、縦走り金属シャッターとしては異例の静かさ、ミラーショックの小ささなど、ほ〜と感心してしまう。ファインダーは明るいんだろうけど、モルトのカスがいっぱい付いてしまって、ちょっと…。スクリーンの交換ができないと知って、あれま…。質感は非常に上品な感じがする。女性的とでも言おうか、独特な雰囲気があるな。ただ、XDはLeicaのベースになった黒(XD-S)を触ってみないことには、あれこれ言ってはいけませんなあ。
ただ、世界初の両優先機というのは、歴史的意義はともかく、実際にはどうなのかなとも思う。ジャンクカメラを山のように集めてしまったからかも知れないが、状況に応じてカメラを使い分けりゃいいじゃない、とも思ってしまう。確かに、速度優先時には擬似プログラム・モードになるという優れものではあるけれど、誰がどんなふうに使い分けるのか、ちょっと考えてしまう。
ともかくCHINONにしては「まとも」に作っている。かなり気に入っている。これで電池なしでもシャッターが切れたら言うことなしなんだが。ただ、レンズの写りは心配。AUTO 3001と同じレンズだとしたら周辺光量不足が…(でも、あれは本当に周辺光量不足なのかなあ? シャッターの異常という線も捨てきれない)。
2001.06.17にビッグカメラのジャンクワゴンから500円で救出。電池室が液漏れでやられていたが、掃除をして接点を磨いたら完全動作。外観良でモルトも大丈夫。儲けもの! 同じカメラがオークションで1500円で出ていたので、買おうかどうしようか迷っていたところだった。
2002.12.11/あ〜、裏蓋を止めるツメが折れてる! 整理のためにあっちこっち動かしていたときに、何度か落っことしたから、多分その時にやっちまったな…痛恨(T_T)
初代Manbowは手動巻き上げのメカニカル機だが、このManbow Wooとjump AUTOはモーター巻き上げのEE機。基本的に同じボディをベースにしているが、手動のManbowの方が融通が効いて便利そうだ。ところで、手持ちの資料でこのシリーズを追いかけて見ると以下のようになる。
掲載年 | 機種名 | 特 徴 |
---|---|---|
'87-'89 | Manbow | メカニカル機 |
'90-'91 | jump AUTO | EE機 |
'93 | jump Shot | jump AUTOの廉価板 |
Manbow Wooは『カメラ総合カタログ』に掲載されていないんでやんの。どういう経緯で異名同機種を出したのか、多少興味のあるところ。あ、ちなにみ、Manbow Wooというのは「マンボ!ウー!」のシャレらしい。何のことやら…。
2002.10.23/ビッグミニ・マーメイドカップリングで3500円で入手。コミコミで4000円ちょい。う〜ん、まさかjump AUTOと同じ機種とは思ってなかったなあ。初代Manbowのバリエーション機だとばかり思っていたので、実際に手にしてみて少々唖然…。初代が欲しいよお…。
◎白 \3500/2 02.10.23 ○実動並品、マーメイドとカップリング
下位モデルにAUTO 2001Jr.というのがあり、基本的にAUTO 2001のレンズをF3.5に落としたもの。デザインコンセプトも踏襲しているが、細部が異なる。こちらは最短撮影距離も1.2m。
それはそうと、CHINONのカメラってダブルネームのものが多いよね。たとえば、AUTO 3001はMULTI AF3001とも言うし、ターボテレはAUTO GXとか…何でだろう? こいつは、AUTO 2001 DATEとしか書いてないけど、カタログ写真見ると、別の型番の印刷されたものがあるような、ないような…。
2002.09.24/9台2000円のジャンクの中の一台。メインスイッチのロック不良。ストロボを左に引っ張り続けていれば使用できる(^_^; ま、これは何とか直るんじゃない?
まあ、これもジャンクセットの中の一台で、動けばそれだけで儲け物ではあるが、何とも凡庸で、使い勝手もスペックも煮詰めた感じがしない。ドロップインローディングでプレワインド式というのが、当時としては目を引いたかもしれないが…。まあ、写りを見ないうちにあれこれ言うのもなんですが。
2002.09.24/9台2000円のジャンクの中の一台。フィルムの中途巻き戻しが故障しているが、それ以外は概ねOKのような感じ。これで9台のうち3台は実動品ということになる。けっこう言い買い物だったかな。
5点測距パッシブAF、全域50cmマクロ、ソフトフラッシュ、バルブ、視度補正、とかなり凝った造り。また、ボディもフラットデザインで、Pentaxにしては小じゃれている(お世辞にも優れたデザインではないが)。しかも小型で重量もわずか210g。流石に小型化の犠牲になって、開放F値は4.1〜8.7と暗めだが、トータルに見るとけっこうリキを入れて作ったのがわかる。全体的な印象は、良く言えば繊細、悪く言えば頼んない。女性向けだな。肝腎の描写を確認するまでは評価は避ける。
2002.09.24/9台2000円のジャンクの中の一台。動作が多少不安定な感じはするが、何とか写真は撮れそうだ。近々チェックのこと。まともに使えればやはり大儲けだろうな。気軽に使える実用標準ズーム機を探しているところなので、有力な候補になるかもね。
言わずと知れた初代RTS、Yashica/Contaxでは最も美しいカメラ。よく知らなかったんだが、CONTAXカメラ復活第一弾ということらしい。つまり、旧CONTAXは一旦ボディ製造から撤退し、レンズ専業メーカーになったんだが、このRTSからYashicaと組んで逆襲を掛けたということだそうだ。「それにしては」と言うべきか、「それなればこそ」と言うべきか、日本のカメラとは一味も二味違った仕上がりになっている。
2002.09.15/ワインダー付きで1万1550円で落札。ペンタ部にアタリのあるB級品だが、この価格ならば文句は言えない。
200.09.19/届いた。確かに程度は良くないが、動作に関しては問題はなさそう。ワインダーもOK。かなり御買得だったのでは? 第一印象は、やはり風格と存在感だな、確かに魅力的。ただ、噂のフェザータッチ電磁レリーズはちょっと?。多分、程度が悪いせいだと思うが、わりとフツーのボタン式シャッターみたいに感触。ま、それはそれとして、レンズなしでは使いようがない。でも、こいつにレンズを付けるのはいつの日か…。こいつだけは、Adaptall-2は避けたい(^_^; Planer 85/1.4を買うまでは使わない、とでもしとこうか。ワインダーの貼革補修。
基本スペックは、B〜1/1000"のAE&マニュアル機、機械シャッターは備えていないようだ。全体的にチープな感覚が漂うが、そもそもあまり高級感のないX-700の廉価版だから、これはいたしかたないところ。そこが気に入らなければ、そもそも手を出すべき機種ではない。ただ、シャッターの感触が悪いなあ。恐らく電子シャッターなのだと思うが、けっこうストロークがある感じ。良し悪しと言うより、「異和感」と言う方が正しいか。
えーとね、巻上中にシャッター押すと切れるよ。ということは、簡単な故障なんだなきっと。
「固定焦点・単速・オートストロボのみ・オートローディング」というのはコンパクトカメラの中でも最も中途半端で使い難いスペック。融通が効かないという意味ではで写ルンですにも劣るのだが、流石にこいつはあまり悪く言う気にはならんな。そうしたオモチャスペックがびったりの製品コンセプトだから。これをまともなカメラだと思うから腹が立つんであって、スキー場および海水浴場での記念撮影専用機械だと思えば納得できる。
スタイリング、カラーリングはなかなか秀逸。デザインコンセプトはManbowを踏襲しているようだ。ファインダーも大きいし操作性もよい――って、シャッターを押す以外の操作はほとんどないんだが…。な〜んか、コニカってこの手のカメラ作らせると巧いよな〜。面白さでは明らかにFujiより上。
なお、この機体固有の問題かもしれんが、デート用電池がなくなると、ストロボの発光タイミングがおかしくなるので注意。ひょっとしたら、デート用電池がなくなると故障と思わせて買い替えさせる魂胆かも。卑劣な…(^_^;。
2002.06.07/ビックカメラのジャンクワゴンから300円で救出。しかもポイントカードを使ったので実質タダ。ジャンクの理由はシャッター半押しでストロボが発光してしまうこと。外観は美品と呼んでも良いレベルだし、シャッター自体は正常に切れるようだ。
2002.06.09/裏ブタを開けてチェックしていたら、ちゃんとしたタイミングで発光することを発見。この時点でデート用電池切れとの関係を疑う。案の定、ボタン電池を入れたら正常に発光するようになった。こういう仕様なのか?(だとすれば変な仕様だ)、この機体固有の問題なのか? 何にしろ御買得だよなあ…。
それはともかくとして、このカメラには面白い点がいろいろとある。1つはストロボが右手側に付いている事。これは、縦位置撮影がとても楽になる。しかも、ストロボカバーがメインスイッチになっていて、オフの時はスイッチレバーの端がファインダー視野に入るようになっているので、スイッチの入れ忘れが防げる。また、オリンパスお得意の生活防水・視度補正・スポット測光の三点セットも備えていて、真面目に作ってんな〜という印象。デザインはダサイが、電池ボックスの位置やグリップ大きさは良く考えられていて、安定性が非常によい印象を受ける。
ところが、撮影モード、ストロボモードの設定の操作性は問題。すべて、最低2アクション必要。これはダメ。キャノンのベストショット・ダイヤルへの対抗意識の表れだろうが失敗と言われても仕方あるまい。良く使う物はすべて1アクションで設定できなければお話にならない。この欠点さえなければ、愛すべき機種の中に入るのだが。
あと、電池交換直後は空シャッターが切れないみたい。一度裏ブタを開ければよいようだが。また、ファインダーの位置は再考してよいだろうな。右に寄りすぎ。メガネを掛けていると親指がメガネのフレームに触れて不便。
ミニサイズの二焦点コンパクト。恐らく旅行用として開発されたものと思われる。敢えてズームにしなかったことで、価格とサイズを抑えた感じ。38mm/70mm(F3.5/F6)はリーズナブルなスペック。外観は凡庸だがアキのこない無難なデザイン。同じ二焦点のAutoboy TELEと比べると両者の企画意図の違いがよくわかって面白い。
元々がLiteの系統の製品で、ベースは単焦点のAutoboy Mini。そこにテレコンを付けて二焦点にしたのがこのMiniT。Lite系統はLite2で大失敗したが、このMini/MiniTで汚名を挽回した。ちなみに、AutoboyのLiteというのは“小さい”という意味ではなく、レンズ性能が一段劣る廉価機という意味のような気もする。総じてこの直前の廉価機群(Lite2、Prisma、WT28)よりはずっと良くなっている。
しかし、望遠側が70mm/F6ではポートレートはイマイチ。70mmならF5.6は欲しい。しかも、望遠側の測光連動範囲がEV8.5(F6 1/8s)〜で、室内ノーフラッシュのポートレートはISO 400でギリギリって感じ。夜景は無理だろう。他社の同クラス機と比べて劣っているわけではないが、TELEのように目的指向型でスペックを決定したのではないことは確か。大きさと価格から、この辺りがスペックの落し所だったという感じ。望遠側は同クラスのズーム機よりは僅かながら明るいが。
ただ、面白いのは、コンシューマ向けであるにもかかわらず、ストロボ制御が機械スイッチだということ。このころなら電子スイッチの方が安くできたと思うし、電源オンで設定がリセットされる電子スイッチの方が素人には良いような気がする。そこを敢えて玄人好みの機械スイッチにしたのは……たぶん、Lite2、Prisma、WT28がよほど不評だったからだろう。あれはないよなあ。Autoboy 三バカトリオと言われても仕方ない、実にお座なりなスペックだったもんなあ。レンズはシャープなんだが。
2001.12.09/とりあえず、シャッターが切れて、フラッシュが付くところまでは直った。しかし、フィルム給送系がおかしいのと、フィルムカウンタが動かない。また、ストロボをオフ状態に止めておくストッパーが効かない。部品が残っているので、頑張って修理すれば復活も望めるが、それだけの価値があるかなあ……。まあ、オモカメよりは1ランクか2ランクくらい上で、珍品と言えば珍品だが、価値はねえ…。
2001.12.15/ストロボのポップアップ機能修復。フィルムカウンター修復。しかし、フィルム給送系がおかしいようで、巻き上げ始めると停止せずフィルムの末尾まで送ってしまう。巻き戻しは正常。また、絞り調節もきちんとは働いていない感じ。う〜ん。もう少しだが、労力を注ぎ込む価値があるかどうか…
2001.12.16/とりあえず修理を中断。昨日から特に進展があったわけではない。強いて言えば、症状を確認できたことと、やはりちゃんとしたEE機だということが判った程度。レベル的に言えばKonicaのC35EFに似たスペックで、その意味では惜しいものだが、現時点でこれ以上時間を裂く価値はないと判断。それに、中途半端に高級でフィルムの存否や裏ブタの開閉を感知しちゃうから、メンテがけっこう面倒。良心的という言い方もできるけれど。
2001.12.07/CHINONの35FX-Wと同じく、一番タチの悪いタイプ(^_^; ストロボ禁止の場所では使えないし、発光するとピンボケ頻発、電池なしでは動かない。廉価機で、写ルンですと多少なりとも差別化を図ろうとすると、こうなるのか。一応、トリプレットでコーティングもされてるから多少写りは良いかもしれないが、このタイプは持て余すなあ。CHINONと違ってメーカーにも思い入れがないし、いかにも大手が安く作りましたよ、という感じで。実用性が低いわけではないが私には使い途がない。34台1100円の中の一台で、完動良品なんだが。当時の定価は1万2800円、実売で7000円前後かな? でも、現在ではオリンパスの38〜120mmのAFズーム機が実売9800円で買える。もはやタダでも誰も欲しがらんだろうなあ。
で、DL-25とDL-25Nの違いは何かと言うと、外観がやや異なるだけで、スペックは完全に同じようだ。何でわざわざNを出したのかと言うと、オープン価格化のためのマイナーチェンジだな、きっと。
@2122 | 故障品。シャッター羽根が閉まらない。分解掃除で修理可? ストロボチャージせず。コンデンサ故障の可能性が高い。 外観下、目立つ傷あり。 |
AN4121 | 動作品。ただし、ストロボのチャージランプが点かない。 |
う〜んと、露出が変化するという話だが…??
しかし、使い勝手は今一つ。最大の問題は測距点が表示されないので、どこにピンが来ているのかまったくわからない事。また、中央測距に限定するスポットAF機能や、フラッシュのオフがひどく操作しにくい。ファインダーも倍率は大きいが、眼鏡を掛けるとかなり見づらい。このあたりは初期の製品だけにこなれていない感じだが、責める気にはなれない。まあ、多点測距が一般的となった現在では、(貧乏)コレクターズアイテムってところか。
肝心の描写力だが……実写テストの結果はよくなかった。ただし、これはネガプリントでの結果。とんでもない安物ラボを使ったので、一緒に撮ったNIKON EMの試写結果も散々だった。露出がおかしいのも、カメラのせいか、ラボのせいか判然としない。ということで、評価は保留。ただし、周辺光量不足が著しいのは気になった。
(2001.04.03)
最初に気になるのは音。電源を入れると鏡胴分がほぼ倍の長さに伸びるが、そのときの音がかなり騒い。電動ズームおよび合焦も同様に騒い。騒いと言う事は即消費電力が大きいと言うことではないか? また、合焦もかなり遅い(これでもよくなった方らしい)。
また、撮影情報が一切確認できない。α-3700i同様、ファインダー内には合焦情報とフラッシュ情報以外、一切表示されない。液晶部にも表示されない。しかもズームの焦点距離も確認できない。これはけっこうツライかもしれない。もちろん、露出補正もできない。撮影モードはあるが、完全オート機と考えるべきだな。AEロックか逆光補正くらいはあるのかな?
あと、ファインダーが暗く、合焦したかどうかが目で確認しにくい。これもけっこうイヤだな。やはり、これを一眼レフと考えるのはけっこう無理がある。一眼レフ画質の高倍率ズームの巨大コンパクト機と考えるべきだな。そう割り切ると、28mm〜110mmというのは、一本で何でもできる万能ズームだ。F3.5〜5.6という大口径はコンパクトじゃ真似できないし。けっこう実用的なカメラかもしれないな。
ただ、一眼レフではないブリッジカメラのIZM 300が、細部にかなり気を使って作られていたのに対して、L-10はけっこうお座なりというか、素人ナメて作っている感じが否めない。ズームレンジとか考えるとL-10の方が上だが、使い心地はIZM 300の方がよい。
オークションで故障品を4500円(商品代引き手数料込み)で入手。商品だけの価格なら3500円くらいかな。故障個所はフラッシュのみで、しかも電球を替えれば直りそうだ。その外は至って程度がよい。中古相場は1万5000円くらいだから、かなりお買い得だったと思う。
ありふれた2倍ズーム機。プログラムAEという説もあるが、何かウソ臭い。単速・単絞りみたい。その証拠に、測光範囲もシャッター速度も書いてない。実際に速度や絞りが変化する様子がない。変化する機構がないみたい。単に故障と考えられないこともないが。レンズは自社性を謳っている、逆にいうとその他のOEM製つーのを認めたか?たぶんねえ、AF-10XBとかと同じベースに自社製ズームレンズを乗っけただけ? ちなみに、これの前モデルがSUPERZOOM 700BF、スペックも外観もそっくり。本当に何か変わってんの?という感じ。ひょっとして、良くある値下げのための名称変更かな?
Raynox(吉田産業)のOEMらしい。TRIP XB3も。
2001.10.08/ビックカメラのジャンクワゴン品。一応完動品? 多少動作が不安定な気がする。
何でこんなカメラを買ったかと言うと……実はオヤジがKONICA II Bを持っていた。オヤジは釣りは好きだがカメラにはまったく興味がなかったので、騙して取り上げた。ホクホク。ところがある日、釣果を撮影するのにカメラがいるから返せと言い出した。そこで私はII Bを潮風に当てる愚を説いた上で、代わりのカメラを買ってやると言って、ビックカメラに行って一番安いコンパクトを買って来た。それがチノンのAUTO GLだった。で、シメシメ儲かったと思ったのだが……
ところが実際にAUTO GLで撮った写真を見て、少々驚いた。弟の愛車のシトロエン2CVのワインレッドのボディが実に鮮やかに撮れている。この驚きはDr.Finderの時と同じだ。35mm/F4.5、固定焦点、単速、絞り2段階というスペックも似ている。で、自分でもチノンのコンパクトが欲しくなった。ただ同じAUTO GLはちょっとシャクなので少し高いFX35-IVにしたわけ。
当時、六本木に新居[廃屋寸前のボロアパート]を構えた私は、このカメラで近所の古屋や路地裏を撮ったのだが、けっこういい味が出ている。遠景もまあまあだし、逆光でも極端に悪くならないし、露出もそれなりに正確だ。見た目はダサイが、へ〜と感心してしまった(もちろん、値段と比較しての話よ)。ただ、ポートレートの描写は物足りない。スペックは、35mm/F4.5、固定焦点だが、露出はオートでデート付き。確か、このカメラはガラスモールドのレンズをセールスポイントの一つにしていたように記憶しているが、何となく納得したものだ。チノンは自社ブランド・カメラからは撤退してしまったが、ちょっと惜しい気がする。
ところで、オヤジから巻き上げたKONICA IIBだが、その後シャッターが故障して、私の故障箱の中で永眠している。悪カメラ身に付かず。
(2001.01.10)
?◎8311180 \7850 02/10/16 実動品、ホットシュー故障?
2002.10.16/オークションで入手。ホットシュー不良のジャンクということで7850円、相場の半値だね。他の部分の程度も並みで、決して悪くない。
2002.10.22/ストロボのチェックをしてみた。少なくとも、汎用ストロボ(PE-250S)は問題なく発光する。う〜ん、つまり、完動品?? それとも、TTLストロボはダメなのかな?
2003.05.14/TEFNON 28-85付きで1.1万、コミコミで1.2万。水銀電池アダプタと底ケース、ストラップも付いている。相場よりはかなり安い。OM-1NではなくOM-1として出品していたためと思われる。しかし、底ケースに覆われていない部分はサビも浮いてかなり汚い。シュー4も付いていたが破損していて使用は困難。程度は良いとは言いかねる。プリズム腐蝕もなく、メーターも動く。実用品と見ればまずまず。ただ、シャッターに指を掛けると内部でバネが戻るような感触がある。ちょっとイヤ。メンテが必要かな?
初代OM-2からの主な変更点:
◎プリズム腐蝕対策
○T32ストロボのチャージ信号に対応(shoe-4専用、ファインダー内にLED表示)
○巻き上げレバーの角が丸くなって痛くなくなった
×QA310のTTLオート調光が使えなくなった(ケーブルの改造で対応可能?)
その他にもいろいろあるけど割愛。ということで、あんまり大きな変更点はない。また、後継機のS/Pよりも優っている点は、露出計が指針式だということ。S/Pの液晶は経年変化でとても見にくくなる。
2003.06.30/ストロボチェック。あ〜、TTLオート調光が効いてない!ちなみに、ファインダー内にチャージランプなどが表示されない。原因としては、接点が錆びてるとか、そういう次元のもののような気がするのだが…何にしても、TTLオート調光が効かないとなると、OM-2Nの意味はほとんどなくなる。
2003.10.24/8000円で売却(ZUIKO 50/1.8C付き)。最初1万2000円で出品していたんだが、まさかと思った落札者が出てしまって、落札後こちらから8000円におまけした。2000円ちょいの儲けか。結局、修理に成功してもQA310が使えないということで、無印OM-2に対するアドバンテージがそれほどないんだよね。T32をメインにするなら、S/Pがあるわけで…。