(2003.12.15)
原因はOMのフランジバックの長さ。NikonやM42と並んで最も長い部類。こればっかりはどうしようもない。KenkoのPマウントでM42レンズをくっつけたらマクロ専用になっちゃったし、M42レンズを手で直接OMのマウントにくっつけてみたら、何かが干渉しているようで、正常にレリーズできなかったし…。まあ、無理だわな。メインシステムをOMにしちゃったのが運の尽き……というか、OM好きだからしょうがないけどね〜。
ともかく、前向きに考える。OMをメインに考える以上は、他マウントのレンズを流用することは無理。ここが凄いディレンマなんだけど…OMのレンズは他マウントのボディで使える。しかし、OMのレンズの数や種類は少ない。だからOM用レンズが他のボディで使えても余り意味はないし、他のマウントのレンズがOMボディで使えないのはとても痛い。まあ、例外的にアダプトール・マウントによる共有という手はあるが、これも超広角となるとSP 17mmのみで相場はなんと3万円以上。2万円を切る価格で新品のZENITAR 16mmが買えることを考えると、あまり賢い選択とは言えない。
さて、そうなると《OM専用の超広角を探す》しか方法はなさそうだ。もちろん、純製はあるけど高い。サードパーティー製は…シグマにあったはずだが、これまた結構な値段が付いてしまう。ジタバタせずに、Tamron SP 17mmを買った方が利口かも知れないと思えてきた。
関連知識
フランジバック | M42=45.46mm、OM=46mm、Nikon=46.5mm。 |
ZUIKO 18mm | 中古で5〜6万 |
Tamron SP 17mm | 中古で3万以上 |
Tokina 17mm | 中古で1.5万くらいであるけどOMマウントはなさそう |
SIGMA 18mm | OMマウントの存在を確認したが2万は超えるだろう |
ZENITAR 16mm | 対角線魚眼、M42およびPKマウントで新品が1.9万くらい、Nikonは2.5万、OMなし。 |
Kenko Pマウント | M42→各マウント。ピンホールレンズ用として2000円くらいで売っている。厚さは8mmくらい。フツーにM42マウントアダプタのつもりで使うとマクロ専用にしかならん。 |
ボーグ | M42ヘリコイドを出しているメーカー。使えそうな使えなさそうな… |
Tマウント | 42mmφだがM42とはピッチが異なるらしい…ふ〜ん。 |
最後に一つ、究極の方法がある。Tokina のニコンマウントを買って、OM用のマウントと換装すること。不可能ではないが、リスクが大きい。もう一つ屈辱的な方法としては、メインシステムをPKに移すこと…PKは簡単にM42に変換できるし…。