ながやま的 釣りのはなし

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雪が降ってきました。
釣りをするにも、ある程度の覚悟が必要な時期です。
なかなか実践的な話ができませんので、今回は サカナの名前の由来についてお話しようとおもいます。

サカナの名前は、地方によって呼び方が違うと聞きます。
それは、土地土地の「なまり」に左右されるものだと思うので、一種類に何個も呼び名があります。
一般名「アイナメ」とよばれるサカナがありますが・・
アイナメ釣りをしている人の獲物を見て 「おお 大きいアイナメですねえ」と話した処
「なに? アイナメでねえ ネウだ」 と叱られた事があります。
この辺りでは アイナメの事を「ネウ」とか「ネウっこ」などと呼ぶのです。 にしても、何もそんなにムキに
なって怒らなくても良いじゃないか という気もしますがー

しかし、それぞれに一応の理屈はあるようで、「ネウ」は「根魚(ねうお)」から来たもの。「アイナメ」は
「鮎並(あゆなみ)」が語源なんて話もあります。 初めて食べた人が「鮎のように美味い」と思ったんじゃなかろうかと、想像がふくらみます。
ほぼ全てのサカナがこういった当て字がついていますので、きりがありませんが、おもしろい所をいくつか
紹介すると・・
「メバル」は 目がでっかくて、光に敏感なことから「目 張る」とか
眉間の所に「八の字」の模様が出来ることから 「カンパチ(間八)」だとか
食べるときに、皮をむいて食べた方が美味しいから「カワハギ(皮剥ぎ)」など
なるほど 納得するものが多いのです。

他にも、フグの中でいちばん毒性が強いとされる「センニンフグ」などは、一匹で千人は死ぬ位の毒がある という言い伝えがあったり、カタナの形にそっくりな事から「タチウオ(太刀魚)」なんてのもあります。

実際にその姿をみると、実にわかりやすいので、この度はフエフキダイ(笛吹鯛)をご紹介しようかと思います。
口笛をふいているように見えます。 なるほどなのです


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             笛吹鯛    〜〜

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