8.5.1 施工管理
施工を管理すること。
そのために、次の管理を行うこと。
a) 1) 現場で、施工計画書、工程表などが(必要な範囲で)使えるようにすること。これに
従って、仕事をすること。
2) 現場で、図面や設計図書が使えるようにすること。これに従って、仕事をすること。
b) 測量器、測定機器を正しく使うこと(7.1.5で決めたことを正しく行う)。
c) 決められた検査や、品質のチェックなどを行うこと。
d) 仮説設備、重機、機械などを使えるようにすること。作業場所の環境にも気をつける(7.1.3、
7.1.4で決めたことを正しく行う)。
e) 十分な知識を持った人や、資格を持った人に仕事をさせること(7.2で決めたことを正しく行う)。
f) (下記に記載)
g) ヒューマンエラーの対策をすること。
h) 引渡しの手続きを決めたとおりに行うこと。決まっているアフターサービスがある場合は、
ちゃんと行うこと。
◆検査できない工程の管理 【プロセスの妥当性確認】
f) 検査で確かめられない工種は、あらかじめ確認された方法で行うこと。条件が変った時は、
再確認をすること。
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@ 建設業で、このような工種には、溶接、塗装、コンクリート打設、土盛り、土質改良剤の
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A 共通仕様書などの標準で定められた(あらかじめ確認された)工法を使用する。そのような
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工法が無ければ、自社であらかじめ試験して問題が無いかを確認する。
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B 定められた工法通りにできるよう、力量のある職員が実施する。必要な場合には、資格
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(施工管理技士、溶接技能者など)を持った職員が実施する。
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C 公共工事などで顧客の指定がある場合は、段階確認、工事写真などで、定められた工法
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