8.3.2 設計計画
設計業務を計画的に行うこと。
a) 設計の計画は、設計の規模や内容に合ったものとすること
(大規模な工事の設計では、設計計画書や設計スケジュールを作る方が良い。
小規模な工事の設計では書面はなくてもよい)。
その計画では、次の内容を決めること。
◆スケジュール
b) 設計のスケジュール/レビュー(関係者との打合せ)の予定を決める
c) 検証(構造計算、図面の最終チェックなど)の予定を決める
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妥当性確認として何を行うか。その予定(完成予想図や3Dパース図による確認、施工後
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◆実施体制
d) 設計の責任者・承認者を決める
e) 設計に参加するメンバー、ソフトウェア、外注業者の使用(設計業務のアウトソース、
デザイナー、構造計算など)などを決める
f) 関係者の間で、情報の交換や情報の共有をする方法を決める
g) 設計に、顧客(発注者や建物のユーザー)に参加してもらう必要があるかを決める
(作業の分担、 設計内容のチェック=レビュー、など)。
◆管理方法
h) 後の施工のために、設計の際に用意するべきことを決める。
i) 顧客から求められている、設計の管理手法(設計業務の共通仕様書など)を使う。
j) 記録として何を残すかを決める(正しく設計をしたことを証明する)。
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