らくらくISO9001講座


  
ISO22000
2018年版

茶字は、JISが用いている用語
緑字は、本文にない、この口語訳独自の補足


6章 改善の計画
(改訂 2019.07.25)

6.1 リスクに備える/機会を生かす
6.2 品質目標とその活動の計画
6.3 仕組みの変更



 6.1 リスクに備える/機会を生かす


 6.1.1 リスクや機会を洗いだす

   食品安全を保証し、会社の課題に取組む上で、どのようなリスクがあるかを説明できるように
   して下さい。また、どのような機会があるかを説明できる容認して下さい。

   リスクや機会に取組むことで、
a) 食品安全を確かなものとします。会社の方針を実現します。 
b) そのための、機会を生かします
c) 問題の発生を防止し、または被害を小さくします
d) 仕事のやり方や、会社の仕組みを改善します

  <補足説明> 
ここで取り上げるリスクや機会は、食品の安全に関わるもの、及びISO22000の仕組みに
関係する問題に限定して考える。社会問題や政策等については、行政が取り組む問題で
あるので、ここでは取り上げない。
食品のハザード(事故の原因となる物)に関するリスクや機会の管理は、8章で管理する。



 6.1.2 リスクへの対策/機会を生かす活動

   a) 「リスクへの対策」と「機会を生かす活動」を、計画的に行うこと。
   b) 1)  このような対策や活動を、通常の仕事の中に組入れて行うこと。
      2)  対策や活動の結果(うまく行ったか)を確かめて下さい。



 6.1.3 リスクへの対策/機会を生かす活動

   リスクへの対策や機会を生かす活動は、予想される問題の大きさや、得られるメリットに見合った
   レベルで行って下さい。特に、次の点を考慮して下さい。

   a) 食品の安全にどこまで影響するか
   b) 顧客のために何が必要か
   c) その他の関係者との約束を守り、その期待に応えるためにどこまで必要か

  <補足説明1> 
リスクへの取組み方には、次のような種類がある。
@ リスクを避ける(方法を変える、その仕事を止める)
A メリットを得るためにリスクを受け入れる  B リスクの発生源をなくす  
C リスクを小さくする  D リスクをいくつかの会社で分担する。
E データをもとに判断した結果として、リスクをそのままにする

  <補足説明2> 
機会は、次のような活動の中で行われる。
@ 新製品を作る  A 新しい仕事の方法を考える
B 食品安全のための新たな技術を取り入れる
C 自社や顧客の期待を実現する  D その他の活動





 6.2 食品安全目標とその活動の計画


 6.2.1 食品安全目標の決定

   食品安全のための目標を決めて下さい。この目標は、会社の中で、活動に適したグループ
   ごとに決めて下さい(部門ごと、階層ごと、特定の仕事に関わる人、プロジェクトに関わる人など)

   ◆食品安全目標の内容
a)  食品安全目標は、食品安全方針の実現手段になるようにして下さい。
b)  目標の進み具合や結果が、数値やその他の方法で判かるようにして下さい。
c)  目標には、必要な食品安全のレベル、法律、顧客との約束を反映させて下さい。

   ◆食品安全目標の実施
d)  目標の進み具合をチェックして下さい。
e)  目標を関係者に伝えて下さい。
f)  状況が変わった時には、目標の内容を変えて下さい。

   ◆食品安全の目標を文書で決めて下さい。                         <文書>



 6.2.2 食品安全目標を達成するための計画

   食品安全の目標を達成するための、活動の計画(実行計画・具体策)を作って下さい。
   計画として、次の内容を決めて下さい。
a)  実施する内容
b)  必要なスタッフ、使用する設備、ソフトウェア、サポート体制など
c)  責任者
d)  それぞれの項目の完了予定時期
e)  実施した結果を評価する方法





 6.3 仕組みの変更

   仕組みやルールを変える時には、その段取りや、確認の方法を計画して行って下さい。

a) 変更の目的を明らかにして下さい。
   変更によって、どのような影響があるかを考えて下さい。
b) 仕組みの一部を変えることで、他と矛盾が起こらないようにして下さい.。
c) 変更を管理する責任・権限を明らかにして下さい。
   必要ならば、変更した仕事の責任・権限を決め直して下さい。

   人(責任者、担当者、作業者など)が変わる時も対象です。
   変えることを、関係者に伝えて下さい。



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