◆契約・受注の確認
会社は、顧客と約束する前に、その内容を確認すること(ルールを決めて内容を点検すること)。ここで言う
約束とは、見積書の提出、契約、受注、入札、それらの変更などを指す。約束の確認では、次の点を確か
めること。
a) サービスの実施内容について、必要なことが決まっている。
b) 以前に交わした約束(以前に出した見積書や、以前にした同等の仕事)と内容が変わっている場合に、
変わることについて合意されている。
c) 会社が、依頼を受けたサービスを実行する能力(技術、要員、納期、金額)を持っている。
◆契約・受注の記録
顧客と約束したら、その記録を残すこと。また、内容確認の結果として約束の変更した場合は、変更の記録
も残すこと(4.2.4の対象)。
顧客が注文内容を口頭で伝えた場合にも、内容を確認し、何らかの記録を残すこと。
◆契約・注文の変更
契約や注文内容の変更があった場合には、会社は、計画表、作業マニュアル、検査基準書などの関連す
る文書を修正すること。また、変更の内容を関係者に理解させること。
参考 インターネット販売などでは、個別の注文に対する確認は難しい。このような場合のレビューでは、カ
タログや宣伝広告資料などの製品情報を、公表前に確認すること。
|