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枠組み工法によるウッドデッキの作り方

枠組み工法によるウッドデッキの作り方の流れです。
私は自分で作ったことがないので頭で考えただけです。
cadで図面作成のマクロを使ってsketchupで3Dのウッドデッキを作りました。

作成の手順

束柱の設置

1.束柱の設置

最初に基礎を作ります。
根太材で高さを調整できるのでそこそこ水平を確保できていればよいと思います。

この図では基礎の上に束柱を一度に立てていますが、最初は4隅だけでよいです。
4隅の束柱を立てて枠組み材を張り、最後に中央付近の束柱を立てる方がよいかと思います。
高さ方向は根太材を貼る時に調整できますが、束柱の左右や前後の位置はきちんと決めないと根太材や大引き材を張るときに困りそうなので。


枠組み材の貼り付け

2.枠組み材の貼り付け

枠組み材を張ります。
図では根太の上端と束柱の上端が揃っていますが、きれいに揃えることは困難かと思います。
束柱の上端から10mmほど上に枠組み材の上端がくるようにするとよいです。
束柱の高さが若干違っていても、この枠組み材で水平が確保できればいいからです。
また、気安めかもしれませんが、束柱の木口面の通気がよくなりそうです。

建物側など枠組み材が張りにくいところは、枠組み材と束柱を連結してから、束柱を立てるなど工夫すればよいそうです。


根太材の貼り付け

3.根太材の貼り付け

根太材を張ります。
このときに、中央付近の束柱を立ててもよいかと思います。
図では束柱に根太材をつけていますが、サイズ的に強度がとれるなら束柱を一部省略して、
枠組み材にコーススレッドで根太を打ちつける方法もあるようです。

ただし、デッキ上の重みをコーススレッドで支える形になるので、あまり省略しない方がいいと思います。
緩んだコーススレッドの隙間から木材内部に雨水が侵入して乾きにくくなり、材が腐りやすくなる恐れもあるようです。
補強のために大引き材を根太材の下につけてもよいです。


デッキ材貼り付け

4.デッキ材の貼り付け

デッキ材を上から貼っていきます。
最後のデッキ材が枠組み材の上にちょうど重なるようにするため、デッキ材の間隔を調整しながら張ります。
計算上と実際は異なるので、張りながら残りのデッキ材を並べてみて微調整するとよいかと思います。
まぁ、見た目だけの問題ですし、少しぐらいずれても気にならないと思いますが。

根太材は2×4材を縦に使うことが多いと思います。
2×材の幅が38mmしかないので左右にあまりぶれたり斜めに釘を打つと横からはみだします。
目印の線をつけておくとか、冶具を工夫した方がよさそうです。
根太に1×材だと幅が19mmしかないので私のような適当な性格の人には無理でしょう。
うまく打てても、左右の揺れで板が割れそうですし。
なお、ウッドデッキ作成キット(商品)で30mm厚の根太の商品もあるので、30mm厚ぐらいは平気のようです。


ウッドデッキ完成

5.ウッドデッキの完成

全てのデッキ材が張り終わったら終了です。
デッキ材の長さを揃えるために、最後にはみだしたデッキ材を丸のこで切り落とすこともあるそうです。


下からみたウッドデッキ

下からみた構造です。大引き材がないと不安定っぽく見えますね。


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