サンドイッチ工法によるウッドデッキの作り方の流れです。
私は自分で作ったことがないので頭で考えただけです。
cadで図面作成のマクロを使ってsketchupで3Dのウッドデッキを作りました。
最初に基礎を作ります。
根太材で高さを調整できるのでそこそこ水平を確保できていればよいと思います。
この図では基礎の上に束柱を一度に作っていますが、4隅の束柱を立ててから、水平をとって根太を張り、
その根太の高さに合わせて中央の束柱を立ててもよいかと思います。
高さ方向は、根太材を貼る位置で調整できます。
しかし、束柱の左右や前後の位置はきちんと決めないと根太材や大引き材を張るときに困りそうです。
根太を張ります。
図では根太の上端と束柱の上端が揃っていますが、きれいに揃えることは困難かと思います。
束柱の上端から10mmほど上に根太の上端がくるようにするとよいです。
束柱の高さが違っていても、この根太張りで水平が確保できればいいからです。
また、気安めかもしれませんが、束柱の木口面の通気がよくなりそうです。
サンドイッチ工法なので束柱を両側から根太でサンドイッチしています。
根太の間隔を狭くしている場合などは片側だけでもよいかと思います。
ただし、デッキ上の重みをコーススレッドで支える形になるので、それなりの本数を使用した方がいいと思います。
緩んだコーススレッドの隙間から木材内部に雨水が侵入して乾きにくくなり、材が腐りやすくなる恐れもあるようです。
根太の下で根太を支えるように大引き材を張ります。
別に省略してもよいかと思いますが、コーススレッドのみで床の重みを支えるので補強のためと、
水平方向の揺れ防止のためにあったほうがよいのでしょう。
デッキ材を上から貼っていきます。
束柱をサンドイッチしている片方の根太にコーススレッドや釘で打ちとめるようです。
根太材は2×4材を縦に使うことが多いと思います。
2×材の幅が38mmしかないので左右にあまりぶれたり斜めに釘を打つと横からはみだします。
目印の線をつけておくとか、冶具を工夫した方がよさそうです。
根太に1×材だと幅が19mmしかないので私のような適当な性格の人には無理でしょう。
うまく打てても、左右の揺れで板が割れそうですし。
なお、ウッドデッキ作成キット(商品)で30mm厚の根太の商品もあるので、30mm厚ぐらいは平気のようです。
全てのデッキ材が張り終わったら終了です。
見た目を良くするために幕板を張るとよいと思います。
下からみた構造です。しっかりしてそうです。