渡英の際のプランニング

       

ここまでで、大体自分がどのようなチケットを買えば良いのかが分かってきたことと思います。でも、ここまで「チケット」と言ってきたのは、当然のように例えば成田空港や関西空港などの日本の最寄りの国際空港から、ヒースロー空港までの「航空券」のことです。でもよく考えてみて下さい。みなさんの最終目的地はヒースロー空港ではないですよね?では最終目的地とは・・・?そう、学校の寮、またはホストファミリーのいる家です。そして出発地はあなたの自宅です。

なにが言いたいのかというと、ようするに、出発地である自宅の玄関から、本当の最終目的地である寮の玄関、またはステイする家の玄関までの全行程をしっかりとプランニングする必要がある、ということです。例えば、東京、大阪またはその近郊に住んでいる人が、ロンドン市内へ行く場合は比較的簡単です。それでも、ちょっとしたことで計画が狂い、大幅に到着時間が遅れたり、余計な出費が必要になってしまうかも知れません。ですから、日本で自宅が東京、大阪まで距離のある地域に住んでいる人が、イギリスの「地方」に行こうとすると結構大変なことになるかもしれません。まず、日本国内の、出発国際空港までの道のり、そしてヒースロー空港から、英国国内の各地域への道のり。それぞれ、飛行機の乗り継ぎであったり、電車であったり、バスであったり、タクシーであったり・・・。言葉が通じ、行き先の地をよく知っていて、かつ荷物が全くなかったとしても、楽なみちのりではないかもしれない長距離移動、それを荷物を抱え、言葉の不安も抱え、そしてほとんど(もしくは)全く知らない場所へ長時間かけて移動するわけです。具体的なシュミレーションをまじえたプランニングがいかに大事かお判りでしょう。勿論、考えすぎる必要もなく、どうにかなる!という姿勢も大事ですが、まるで何もせずに赴くというのは「無謀」というものだと思います。

人それぞれ、状況や目的地、荷物の量や、経済的な余裕など違ってくると思うので、一概には言えませんが、プランニングする際、大切なのは、「もし~だったら」という不測の事態を考慮に入れて、余裕のある計画を立てることです。別の項目で触れていますが、筆者は一番初めに留学先に赴いた時に、言葉もほとんどしゃべれない中、乗っている電車が土砂崩れで不通になり、重たい荷物を抱えて、バスに乗り換えたりと大変な思いをしてステイ先にたどり着いた、という経験があります。

注:留学当時の情報も多分に含まれており、実際の状況は変わっていることがあります。手配業者、大使館、旅行業者、留学先の学校窓口等に確認をしてください。

イギリス留学

表記について

英国は、正式にはグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国といい、英語表記では"United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland"となります。他にもイギリス、イングランド(・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド)などの呼称がありますが、便宜上、当ホームページでは、「英国」または「イギリス」を使用しています。

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