チケット(航空会社の国籍)について 3

       

航空会社の国籍なんて結構関係ない、なんて思いがちですが、色々なところで関係があります。例えば、機内食。JALではおそばがでたり、インド系の飛行機ではカレーがでたり、宗教的に牛肉/豚肉が全くなかったりなど違いがあります。出発時にもイスラム系の航空会社ではコーランが流れたりもします。それらは色々な国や文化、宗教の違いを体験するという意味でも、一つの楽しみにもなり得るでしょう。また時間に比較的ルーズな国、なぜか太った人が多い国、やたら大人数のグループが多い国(日本の集団旅行以外でも、です)、独特の体臭が強い人の多い国などなど、それぞれの国民性をかいまみることも多いです。

もう少し、現実的に問題になりうるような点では、利用する航空会社によっては(航空会社の国籍、または最終寄港地によって)、ヒースロー空港での入国審査官の態度が大きく異なる場合があります。例えば日系の航空会社や英国航空などの直行便を使うと、たとえ一時(ひととき)に複数の便が到着して、イミグレーションのホールに長い列ができていても待ち時間は比較的短くて済む場合が多いです。これは、通常、こういった会社(比較的運賃の高い会社)の到着する時間は昼間などの通常勤務時間(若しくは観光客にとって都合のいい時間--日本からの便であれば普通は夕方)であるため、イミグレーションで対応する審査官の数も多く、また乗客のほとんどが入国に何も問題のない観光客であるために一人一人の審査時間が短かいため、または審査官も比較的余裕があってやさしい場合が多いためだと思われます。

ところが、値段の安いアジア系の航空会社を使ったりすると、ただでさえ、到着時間が深夜(空港使用料が安いから)だったりするために、審査官の数が少なく、観光客というより移住など(実際のところはよくわかりませんが)の人が多いため(更には、英語がまるで通じず、ただわめいているだけの人もいたりして)一人一人に対する審査の時間が長くなり、列は短くてもなかなか自分の番が来なかったりします。更には、こんな調子ですから審査官も段々疲れてきますし(時間も遅いときが多いですし)、疑り深くなっている審査官ややたらとぶっきらぼうな審査官がいたりします。

ですから、本来なにも問題がない日本からの留学生に対する審査もなかなかスムーズにいかず、時には審査の基準がきついんではないか?と思われるような時もあったような気がします。(もちろん審査自体はいつでも公平なはずですが)こうすると、入国に思ったより時間がかかり、また精神的にも疲労がたまります、更には、預け荷物が出てくるのにやたらと時間がかかったりします。そんなことをしていると、いつの間にか時間が過ぎて、その後の移動予定に大きなくるいが生じたりすることもあるのです。

こう考えると、ちょっとぐらいの出費であれば日系またはヨーロッパ系の航空会社を使うのがいい、と思うのは私だけでしょうか?

注:留学当時の情報も多分に含まれており、実際の状況は変わっていることがあります。手配業者、大使館、旅行業者、留学先の学校窓口等に確認をしてください。また上記航空会社について、国や地域や人に対する他意は全くありません。

イギリス留学

表記について

英国は、正式にはグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国といい、英語表記では"United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland"となります。他にもイギリス、イングランド(・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド)などの呼称がありますが、便宜上、当ホームページでは、「英国」または「イギリス」を使用しています。

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