出発に備えて

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いよいよ出発ということになると、思いもしなかったようなことも含め、準備に忙しくなります。ただでさえ、面倒なことは後回しにしがちなのが、普通の人。留学先でのことは不安なのでとりあえず先に出来ることは、やってしまうと安心。でも、日本でのことは・・・？例えば、現在学校に通っている場合には、退学手続、休学手続、または留学手続きなどが必要になりますし、会社に勤務している人であれば退社の際の引き継ぎ(退社自体の手続きはもちろんです)など、時間や業務の調整が必要になることもあると思います。こういった種々の手続きは、思った通りにスムーズに行けば問題がなくても、急いでる時に限って問題が発生したりします。結局時間がなくて中途半端なまま留学などしては、担任の先生や周りの人達に多大な迷惑をかけてしまいます。

「わが子かわいさ」で親が助け船をだしてくれることも多いかもしれません。特に若くして留学する場合、「日本に居るうちにできるだけ助けてあげたい」というのが親や周りの大人の心情だと思いますが、基本は「自分の事は自分で」そして「たつ鳥あとを濁さず」です。時間に余裕をもって自分自身できちんと対処しましょう。

留学したら、最後に頼れるのは自分の実行力だけです。その予行演習という意味でも、日本に居るうちから自分のことは自分でやるようにするのが大事です。そして、すべての手続きが終わったら、担任の先生やお世話になった先生、上司や同僚、部下などに、きちんと決定した進路の説明を含めて、お礼をしておくのが礼儀です。