マザーボード在庫表 (2014.11.23upd)

Baby AT form factor

我が家には、Baby AT専用でATX系が乗せられない古いマイクロタワーが3台ある(selene、nyx、hekate)。Baby ATのマザーはこの3台のケースのためのもの。一応、Coppermine対応のSocket 370とSlot 1が1枚ずつキープできたので、ファンレスで800MHzくらいまではメドが立った。ただし、Baby ATは原則的にソケ7系のプラットフォームだと考えているので、それ以外はコレクションに近い。に、しても枚数多すぎ。実用本位ならP5A-BとTX97-Lで十分だもんねえ(優等生すぎてツマラナイが)。ドライブベイとヒートシンクが干渉するタイプは処分してもいいかなあ…

Baby AT form factor
makersocketchipsetMT*1tempCPUusenotes
Socket 7 (2.5v/75MHz/x3.5)
GigabyteGA-586SSiS5571〜Pent-233【selene】隠し設定でSuper7-化?
ASUSTX97430TX×〜Pent-233[ロフト]BIOS updでSuper7-化? WinChip2不可?
TX97-E430TX×〜Pent-233[実家予備]2.2v化可能 SIMM/DIMM両対応(排他使用)
P/I-P55T2P4430HX×〜Pent-233【hekate】K6-2動作
P/I-P55T2P4430HX×〜Pent-233[ロフト]ん〜?上記とは別の個体???
??????SiS5598××〜Pent-233[???]Super7-化可能? 詳細不明 VGA on chip
Super 7- (K6-2/400 new core) *2
GigabyteGA-586TX430TX〜K6-2/400▲故障?2.0v/66MHz/x5.5、動作確認できず、故障か?
GigabyteGA-586HX2430HX×〜K6-2/400--2.0v/66MHz/x5.5、SIMM×6
ASUSTX97-E/200430TX×〜K6-2/500[ロフト]2.1v/83MHz/x4.5
TX97-L430TX〜K6-2/500[書斎]2.1v/83MHz/x4.5
SP97-VSiS5598×〜K6-2/300[ロフト]2.1v/83MHz/x4.5、実は温度計なし
Super 7 (FSB 100MHz)
SOYO5EHMVIA MVP3?[???]▲故障?キーボード周り、電源のせいか?
DCSS7AX Aladdin V××all[???]100MHz可能
ASUSP5A-B@Aladdin Vall【nyx】2.0v/120MHz/AGP 動作確認済
P5A-BA[書斎]06.03.03/111(741)
Socket 370
SOLTEKSL-63AV+ Apo.Pro133FC-PGA/PPGA[書斎]Copp.150MHz×8 06.04.04/1400(2080)
EPoXEP-V370B Apollo ProPPGA[書斎]PPGA&Samuel1専用 66/100MHz, x3〜x6.5(x7.5)
Slot 1
ASUSP2B-B 440BX[書斎]Copp.OK 06.03.16/2980(3570)
*1)Micro Towerに装着してもヒートシンクとシャドウベイが干渉しない。
*2)Super 7-:FSBは100MHz未満だが、低電圧/高クロックCPUに対応しているもの。目安はK6-2/400(66MHzx6)。

Micro ATX form factor

非常にビミョー。ここに来て、mATXというファクター自体にイロイロ不便を感じるようになってきていて、ど〜しよ〜かな〜的な状態。スロットの数が少なくて拡張性に乏しいし、筐体内部が狭いから熱が籠りやすいし、しかも、主力のソケ370だとチップセットがi810系かPLE133系にほぼ限定されてしまう。i810系だとISAが使えず、PLE133系だとC3で問題が発生する。かと言って、Celeronを狭い箱に押し込めておくと夏場に熱暴走するんだよ! もちろん、mATXのマザーをATXのケースに入れて使うのも悪くはないが、チップセットやISAの問題は残る。積極的な意味がない。やはり、メイン機/サブ機ともfull ATXに完全移行して、mATXは特殊用途とすべきか? いっぱい集めたのに(^_^;

Micro ATX form factor
makertype formchipsettempCPUusenotes
Socket 7 / Super 7
AOpenMX59 ProU mATXVIA MVP4ALL[ロフト]2.2v/x5.5/124MHz, ISAx1, (*2)
Socket 370 (Celeron/CyrixV/C3)
DFICW35-S@mATXi810PPGA/FC-PGA【so-kai】〜850EMHz、1枚1000円で入手
CW35-SA[書斎]
JETWAY603TCFLmATXPLE133TFC-PGA【xenouva】 
MSI MS-6368 mATXPLE133TFC-PGA[書斎]大型ヒートシンク可 ISAアリ
SOYO SY-7VEM mATXPLE133PPGA/FC-PGA[ロフト]いつ買ったんだっけ?
Socket 478 (Pentium4)
ECSP4M800PRO-M478mATXP4M800ProNorth/Pres[ロフト] S478はTDPデカ過ぎ junkset110623
Socket A (Athlon/Duron)
FICAM37mATXKM266〜AthlonXP 2600+[書斎棚]AGP4x? 09.03.02 イロイロset
MSIKM2M Combo-LmATXKM266A○?〜AthlonXP 2600+[???]AGP4x 09.08.08 GeodeNX1250 set \2000[2850]
Socket 754 (Athlon64/Sempron)
BIOSTARK8M800-M7AmATXK8M800○?[ロフト]AGP8x 09.11.06 w/mSemp3000+ \3000[3400]

Full ATX form factor

フォームファクターとしては主力なのだが…実は、通常のフルATX板って、あまり持っていない。ソケ7は論外だし、WS440BXは大馬鹿者で使う気が失せた。結局、まともに使えるのはCB61とCUV4Xだけ。まあ、この2枚はかなりタチが良い板なので、特に不満はないけどね。特に、440BXが使えるのはありがたい(C3乗っけてもポインタずれが起きないし、ISAのSound Blasterも使える)。ただし、主力は次項のサイレント板に移りつつあるので、今後は活躍の場はあまりないかもしれない。

Full ATX form factor
makertype chipsettempCPUusenotes
Socket 7 / Super 7
CHAINTECH 5TTL (CT-5TTL)i430TX〜K6-2/400?[ロフト]BIOS updで2.1v/83MHz可 ISA 4本 (*1)
Socket 370 (Celeron/CyrixIII/C3)
DFI CB61 Rev.A+440BXPPGA/FC-PGA[書斎]FSB=66/100/133MHz(/150MHz) 〜x8
ASUS CUV4XApolloPro133Z PPGA/FC-PGA【zugock】大型HS-OK 〜1.2GHz? ブート時間長
ASUS CUV4X-EApolloPro133APPGA/FC-PGA[ロフト]大型HS-OK ATA100 junkset110623
Socket 370 & SLOT 1
DCSP3APAApolloPro133APGA/FC/SLOT1[ロフト]FSB=133MHz Slot故障!? 河童OK
SLOT 1
A-TrendATC6240V-01ApolloPro133SLOT1[書斎]AGP2x, 倍率DIP-SW, 河童OK, ISAx2
ASUSP2B REV.1.02440BX--SLOT1 Katmai[???]河童不可(1.8v〜) junkset110623
IntelWS440BX440BX (*3)--SLOT1 Katmai[???]×河童NG 100MHz 05.12.28 \1100 [2180]

Silent Type

ファンレス運用可能もしくはファン自動停止機能を搭載した静音マザー。具体的には、C3、PenM、GeodeNXの使用を前提にしたマザーで、AOpen製(SilentTek搭載)が多い。今後はこのタイプの板を主力にする。UniAudioドライバのおかげで漸くSoundBlaster 16(ISA)の呪縛から逃れられたが、今度はWinMe切り捨てがけっこう深刻な問題になっている。もちろん、PCIカードを使えばビデオもサウンドも問題なく動くが、それでは省電力機の意味がない。i915でWinMeを動かすのはあきらめる方が賢明、VGA/AUD/LANのすべてをPCIカードにする必要がある。K7Mのオンチップ・ペリフェラルはWinMeでも何とか動くが、正式サポート外なので少々苦労する。

Silent Type
makertype formchipsettempCPUusenotes
Socket 370 (Celeron/CyrixIII/C3)
AOpenMX36CEmATXCLE266FC-PGAノミ?[ロフト]DDR, SilentTek, USB2.0, 09.08.13
Socket 479 (Dothan/Banias)
AOpeni855GMEm-LFSmATXi855GMEDothan/Banias【kurohime】AGP 4x 09.06.
AOpeni855GMEm-LFSmATXi855GMEDothan/Banias[書斎]AGP 4x 11.04.25 1800[2700] w/PenmM1.3, SCSI
AOpeni915Ga-HFSATXi915Dothan/Banias[書斎]PCI-E 06.06.10 \1.0062
Socket A (Athlon/GeodeNX)
AOpenAK77-600NATXKT600Athlon/GeodeNX[書斎]08.10.27 \3500[4070]
ESC741GX-MmATX741GX Athlon/GeodeNX[ロフト]12.09.17 \610[1262] w/GeodeNX1750+256MB
TyanTomcat K7MFlexATXKN400AGeodeNX【sirohime】08.08.12 \10500[11260] w/GeodeNX1500+HS+DDR1GB
Tomcat K7MAFlexATXKN400AGeodeNX[書斎]11.01.27 \1690[2528] Gigabit
Tomcat K7MBFlexATXKN400AGeodeNX(故障?)12.08.01 \1000[1780] Gigabit
w/GeodeNX1500+HS+512MB+20GB(2.5")

(*1)2003年1月9日にMMX Pentium 166(2.8v)+RIVA 128(ASUS 3DP-V3000)付きで220円(コミコミ1200円)で入手。Ctrl+Alt+[+]/Ctrl+Alt+[-]でCPUセッティングをon the flyで変えられるらしい。
(*2)MU-433 & 64MB DIMMと一緒に保管。クロックダウン/降圧などでファンレス化可能。
(*3)Intelの440BXは、Socket370/SLOT1系の定番チップセットだが、FSBは100MHzまでしか正式サポートしていない。MBメーカーによっては隠し設定などで133MHzや150MHzをサポートしていることもあるが(DFI CB61も?)、正式サポートはあくまでも100MHzまで。中には、66MHz/100MHz以外は設定不能なものもある。ソケ370やスロ1のCPUはFSB=133MHzのものも多く、これはけっこう不便である。FSBが低い分、倍率を上げてクロック稼ぐという逃げ道もあるが、中にはジャンパレスでそれすらできないようにしているMBもある(Intel WS440BXとか)。ま、WS440BXに関してはOEMのGatewayのBIOSを入れると133対応になるとかならないとか……


■マザボードひとくち評価

私の評価基準は「OS/2で静音環境が構築できるか」がすべて。パフォーマンスは一切気にしていない。と言うよりも、より遅く、より静かに設定できる板こそ優れた板ということになる。オーバークロックなどもっての他、発熱の多い高速メモリ、高速HDDのサポートなど一切いらない!チップセットにファンがついているだけでも大減点。VIAのCPUやOS/2が必須条件である段階で、通常の意味での安定性からもかなり遠くにいる。無論、OS/2で使用できない機能がいくら付いていても、全く評価の対象にならない。一般ユーザーとは根本的に違う目で見ているので注意。

●ASUS TX97(-E) ( Socket7 / BabyAT / 430TX ) 【CPUソケットの位置が致命的】★★☆
○ISA(3)
×AGP slot
×Audio
×LAN
○temp.mon.
−fan speed
○jumper SW
430TX搭載のソケ7時代の定番板。性能的には高い評価を得ているが、困ったことにCPUソケットの位置が非常に悪く、内部ベイとヒートシンクが干渉してしまう。小型ヒートシンク&薄型ファンしか使用できず、ファンレス運用は絶望的。また、正式にサポートしているのはPentium 233MHzまでで、いわゆるSuper7のCPUには対応してない。静音性も速度も満足できるレベルになく、少なくとも私にとっては用途がない板。ただし、新コアのK6-2と隠し設定を使えば、400MHz超での使用も不可能ではない。なお、後継のTX97-LではCPUソケットのレイアウトを変更し、高クロック&低電圧も正式にサポートした。こちらの方が実用性は遥かに高い。

●ASUS P/I-P55T2P4 ( Socket7 / BabyAT / 430HX ) 【ソケ7時代の超鉄板】★★★★
○ISA(3)
×AGP slot
×Audio
×LAN
×temp.mon.
−fan speed
○jumper SW
TX97とほぼ同時期のソケ7定番マザー。TX97がデスクトップPC用だったのに対して、このP/I-P55T2P4は主にサーバー向け。430HXはメモリ512MBまでサポート可能なはずだが、こいつは256MBまで(SIMMスロット4本)。また、電源管理機能はない(らしい)。安定性は折り紙付き。もちろん隠し設定で2.2vが出せるので、新コアのK6-2を使えば400MHzくらいは楽勝。ひょっとすると2.0vくらいまでは出せるかも(レギュレーター大丈夫か?)。また、TX97とは異なり、CPUソケットの位置が良いので、大型ヒートシンクが利用できる。K6-2を2.0v/200MHzで動かせば、ファンレスも十分可能。パフォーマンスも良好で、Warp 3.5を使用する限り、ブラウザ以外大きなストレスを感じない。

●DFI CB61 Rev.A+ ( Socket370 / ATX / 440BX ) 【レガシー王者】★★★★
○ISA(3)
○AGP slot
×Audio
×LAN
○temp.mon.
?fan speed
○jumper SW
貴重な440BXのソケ370マザー。流石に時代遅れの板だが、古い故のメリットも大きい。特に、ISAスロット装備、ジャンパ設定可能、440BX搭載というのは、私のようなユーザーには極めてありがたい。レガシー・コンパチブルの王者。Vcoreは1.3〜2.05vの自動検出、FSBは66/100MHzでジャンパ設定可(シルク印刷では133MHzも可)、倍率もx3〜x8でジャンパ設定可。つまり、手動で200〜800MHz(1GHz)の範囲で設定できる。しかも、PPGA/FC-PGA両対応でVIA(Cyrix)のCPUも正式サポート。割合にタチの良いマザーで、余計なものが付いていないのが好ましい。ただし、CPUソケットの周りには電解コンデンサが林立しているので、ヒートシンクはサーマルコンポーネント製のようにダイサイズと同じでないと使えない。

●ASUS CUV4X ( Socket370 / ATX / Apollo Pro 133Z ) 【練られた370】★★★★
○ISA(1)
○AGP slot
○Audio
×LAN
○temp.mon.
×fan speed
○jumper SW
PPGA(Mendocino)/FC-PGA(Coppermine)両対応だが、正式サポートは800MHzまで。CyrixVにも正式対応で、C3 Ezra 800MHz/Nehemiah 1.2AGHzでも動作を確認している。なお、ジャンパモードがあるので、手動設定で最大で1.2GHzくらいは出せそうだ。ソケット周辺に邪魔物がないので、比較的大きなヒートシンクが装着可能。一見温度センサーがないように見えるが、実は付いていてBIOS画面で確認可能。注意点は3つ。@システムのブートに10〜20秒くらい掛かることがある。Aケースの開放警告で強制的にBIOS画面に入ってしまうこともあるが、その場合はセンサーピンをショートさせること(マニュアルp.34)。B未対応のCPUを装着すると、hardware monitorのVcoreの値が引っ掛かることがあるが、その場合はIgnoreにする。

●MSI MS-6368 ( Socket370 / mATX / PLE 133T )【中途半端かな?】★★★
○ISA(1)
○Blade 2D/3D
○AC'97 Audio
×LAN
○temp.mon.
○fan speed
×jumper SW
機能は比較的多彩なのだが、どれも今ひとつの印象。BIOS v5.9Jにアップデート済み。C3 Nehemiah 1.2A GHzの動作確認。ただし、定格の133MHz×9ではなく239MHz×5で動作。完全ジャンパレス・マザーのようでFSBや倍率の手動設定は不可能。BIOSでの設定も、少なくともC3では効かない。温度センサー付きで、付属のPC Alertを使うと温度に応じてファンスピードもコントロールできるらしい(未確認)。現状ではファンレスで安定動作している。TualatinおよびC3にも正式対応、クロック上限は1.2GHz? FC-PGA対応と明記されているのでCoppermineは動作するだろうがMendocino(PPGA)は怪しい。なお、C3 Ezraでは動作を確認できなかった。BIOSアップデート後にXPがブート不能になったがBIOSをfail-safe設定にしたら直った。

●JETWAY 603TCFL ( Socket370 / mATX / PLE 133T )【ソケ370完成形】★★★☆
○ISA(1)
○Blade 2D/3D
○AC'97 Audio
○RTL8139
○temp.mon.
?fan speed
△jumper SW
最晩期のSocket 370マザーの一つ。スペック的には煮詰まっていて便利。新品を6800円で購入。メインマシンの母板としてかなり長い期間使用している。基本的にPPGAを除くすべてのSocket 370 CPUに対応しているはず。VIA C3にも正式対応で、C3でもBIOS設定によるクロック変更が有効。ただし、C3を使用するとOS/2でポインタずれが発生するため、我が家ではCeleron566河童専用。クロックは変更できるが、下限が566MHzであるため、定格よりも下げることは不可能。そのため、夏場には熱暴走が頻発していて頭を悩ませている。

●AOpen MX36CE ( Socket370 / mATX / CLE266 ) 【新世代(^^;ソケ370】?????
×ISA
×AGP slot
○Audio
○RTL8100BL
○temp.mon.
○fan speed
△jumper SW
なんか立ち位置の極めてビミョーなマザー。DDRメモリやUSB 2.0、さらにSilentTekなど、明らかにソケ370の次の時代の技術を満載している。ほう、凄いじゃない…と思ったんだが、ユーザーの評価は散々。特に、DDRなのにメモリ周りが全然速くなっていないとか、コンデンサがすぐにパンクするとか、AGPスロットがないとか−−パフォーマンスと信頼性にかなりの問題があるみたい。まあ、どう見ても架橋製品だからなあ…生煮えというところか。ただ、個人的にはCLE266でもポインタずれが発生するのかどうか、ちょっと興味がある。また、オンチップのUniChromeがOS/2で動くかどうか? クリアできればEdenでもOS/2が使えると言うことになるワケで…それはそれで大きなブレークスルーになる。

●Intel WS440BX ( Slot1 / ATX / 440BX ) 【大馬鹿者】★★☆
○ISA(2)
○AGP slot
×Audio
○LAN
×temp.mon.
−fan speed
×jumper SW
高い安定性を誇るSlot1の定番マザーだが、私の評価は最低レベル。440BXのくせにCoppermineには対応していない。FSBは100MHzまで、低電圧も出ない。しかも、ジャンパレスですべて自動設定のため、どうしようもない。もちろん、BIOSをアップデートすれば何とかなるはず(現状P06)。噂によれば、最初から河童対応のWS440BXも出まわっていたらしい。ところが、本家IntelのBIOSは入手不可能。で、OEMしているGatewayのBIOS(P14)を入れると河童対応になるようだが、リカバリーモードで強制適用しなければならない上に、オンボードのLANが使えなくなるらしい。BIOSアップデート自体は苦にならないが、正規ではないBIOSを無理矢理入れて、しかも成功しても機能制限が出るのでは、萎えてしまう。Intel板は二度と使わない。

●MSI KM2M Combo-L ( SocketA / mATX / KM266A ) 【用途なし】★★
×ISA
○AGP slot
○Audio
○LAN
○temp.mon.
×fan speed
△jumper SW
コア電圧は全然いじれないし、クロックもほとんど弄れない。Athlonを定格使用するだけのマザー。総じて消費電力がでかいAthlon系マザーでこれは致命的。モバアス系やGeodeNXが動かない訳じゃないけど、設定弄れないから、殆ど定格よりも高い電圧で使用する事になるだろう。ファンレス化/静音化には全く不向き。なんか、チャイムの音とか細々したところが可愛いし、取扱説明書も含めてわりと良心的に作っているんだが、私の用途には全く適していない。なんか、MSIってそんなイメージだよね、一見きちんとしていて好感が持てるんだが、一番大事なところにブロックを掛けている。実用失格。一応、GeodeNXでの動作実績はあるから、Athlon系の動作チェック用テストベッドかな……?

●AOpen i915Ga-HFS ( Socket479M / ATX / i915 ) 【使えそうで使えねぇ…】★★
×ISA
×AGP slot
○Audio
○LAN
○temp.mon.
○fan speed
×jumper SW
貴重なPentiumM用の省電力マザーだが、レガシーOSは一切顧慮されていない。外部ビデオはPCIe。Windows Meを動かそうと思ったら、VGA/AUDはPCIカードを装着しないといけない(Yukon用ドライバは別途ネットから入手可能)。Baniasは動かないし(仕様上は動くことになっているが我が家では確認できず)、CeleronMではBIOSのクロック設定が無視されるし、チップセットファンは止められないし、CPUソケットのネジ閉めの具合が凄く微妙だし、ブートまでかなり時間が掛かるから、異常かどうかすぐに判断できないし…。なまじ頭からダメなら相手にしないで済むのだが、使えそうで使えないので、変にハマってしまう。大迷惑。同じPentiumMマザーならi855GMEm-LFSの方が遥かに使いやすい。

【PCうそつき講座目次】 【ホーム】