トワイライトエクスプレス
2002/08 B個室寝台ツイン・シングルツイン乗車体験記

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■ 予約の裏ばなし
予約は1ヶ月前からといわれているが、実際に1ヶ月前の午前10時に予約をしても個室が取れるのは希である。このトワイライトエクスプレスはJR西日本の目玉であり、以前はJR西日本の旅行代理店「Tis」が個室とセットで北海道ツアーを募集していた。他の旅行社でもこのような企画があり新聞広告などでも時折見かける。
平成5年に、A個室「ロイヤル」を利用して新婚旅行に行った。その時は、出発数ヶ月前に「Tis」パンフレットにあったツアーで予約をしたが、日程、宿泊ホテル、観光タクシーなどが指定で、かなりの金額になったのを覚えている。特に「スイート」利用は、一週間の旅行で高級ホテル宿泊付きが100万円近かった記憶がある。しかも、その時の「スイート」の予約はそれでもさらに1ヶ月先まで予約済みであった。また、一般の旅行社などでもB個室利用のツアーが数ヶ月先の日程で募集されていたりするから、個人でトワイライトエクスプレスの特急寝台券を購入することは無理に近い。
今回乗車した時に、ツアー同行中の某社女性添乗員と話をする機会があった。そのツアーはB個室とコンパートメント利用で30名の参加であったそうだ。しかし、そのツアーとは別に、違う旅行社もツアーを組んで乗車していたのを見ている。こうなると、ほとんどの部屋はこのようなツアーのために最初から押さえられているのではないか、と思えてくる。
この夏の家族旅行は近くの大手旅行社にお願いしたが、トワイライトエクスプレスの予約を取るために1ヶ月前の午前10時、3台のパソコンから一斉に接続したそうだ。偶然にもトワイライトエクスプレスのB個室「ツイン」が一室押さえられた。旅行社の方が、「滅多に取れませんよ!」と驚き喜んで電話をくれたのを覚えている。しかし旅行は3人、あと一人分の部屋が取れない。キャンセル待ちを入れておいたものの、半ば諦めてかけていた2週間前、今度はB個室「シングルツイン」がとれたと連絡があった。非常に嬉しかった。新婚旅行のA個室「ロイヤル」、そして今度はB個室「ツイン」とB個室「シングルツイン」。これであと「スイート」が体験できればなぁ。
しかし、いざトワイライトエクスプレスに乗車してみると個室でも空いている部屋がある!きっと、ツアーで確保しておいた部屋が埋まっていないのだ。
突然の平日旅行で高額な寝台個室を使う人は少ないだろう。ビジネスなら、時間と経費を考えて飛行機を使う。となると、予定した日の直前なら空個室が取れる確率が大きいのでは・・・今回乗車した後、改札で回ってきた乗務員にコッソリ聞いてみた。そしたら、「個室を望まれるならとりあえず別の部屋を予約しておいて、1週間前くらいから空きを確認した方がいいですよ。直前になって出ることありますから。」とのこと。やはり!しかし、これは平日のことでしょうね。週末や子供たちが休みの時ではどうかと思う。 |

B個室「ツイン」 特急券・寝台券 |

B個室「シングルツイン」 特急券・寝台券 |
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■ 大阪駅のホームで (2002/08 撮影)
大阪を12:00に出発するトワイライトエクスプレスは、約20分前にホームに到着し、北の大地北海道への出発準備を整える。ホームではレストランカーの乗務員が積み込み作業の準備を終え、整列して到着する列車を待っていた。 |
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■ いよいよ乗車 (2002/08 撮影)
「札幌」行きの案内に、これから始まる旅の長さを感じる。乗車口ではエンブレムの入ったマットに出迎えられ、思わず立ち止まってしまった。まるでホテルの一室に入るようだ。 |
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■ そして出発 (2002/08 撮影)
列車が動き出し、トワイライトエクスプレスの車内には「いい日旅立ちの」BGMとともに、乗務員の挨拶と車両案内のアナウンスがはじまる。その後、車掌さんが乗車券の点検をしながら各部屋の説明をしてくれる。車内は冷房が効いているとはいえ、全部屋同じ説明をするのは大変なことだ。この日も暑く、汗びっしょり。大阪からの乗務員は青森で交代する。通路は広いとはいえず、おとな2人のすれ違いは気を使う。 |
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■ ツインとシングルツイン (2002/08 撮影)
使った部屋はどちらも6号車。妻と子供は「ツイン」で私が「シングルツイン」、部屋のキーはカード式。部屋のようすがうまく写真に撮れなかった。写真は「シングルツイン」で上部が寝台、下がソファーになっている。 |
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■ ダイナープレヤデスとサロンデュノール (2002/08 撮影)
レストランカーの雰囲気は最高。フランス料理フルコースの夕食は事前予約が必要で12,000円、17:30と19:30からの時間が選べる。食事時間や営業の案内はアナウンスで知らせてくれるのであわてなくてよい。私たちは日本海会席御膳(6,000円)を希望して、部屋まで届けてもらい食事をとった。
サロンは昼も夜もどの時間に行っても人がいっぱいで、車窓から見える風景をゆっくり楽しめる時間がなかった。
フランス料理フルコースディナーのようすは、こちら(フランス料理フルコース体験記)をご覧ください。 |

レストランカー 「ダイナープレヤデス」 |

サロンカー 「サロンデュノール」 |
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■ 車内の夕食と朝食 (2002/08 撮影)
部屋でとった夜の日本海会席御膳、あたたかいお吸い物とお茶も付いてきた。夏の献立らしく、ご飯は鮎飯。山海里の幸がバランスよく取り合わされている。朝はレストランカー「ダイナープレヤデス」で、和食と洋食をそれぞれに。どちらも1,500円。 |
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■ 共用シャワーとミニサロン (2002/08 撮影)
トワイライトエクスプレスの場合、サロンカーの5号車寄りにシャワーが2室ある。レストランカーでシャワーカード(310円)を買って、夕食後に入る。タオルは持参しなければならないが、ボディーソープは置いてあった。お湯の出る時間が6分と短いので不安だったものの、一時停止のボタンが付いていてむだ遣いがなく利用できた。詳しい様子はこちら(コンパートメント体験記2)をご覧下さい。
ミニサロンには自動販売機と公衆電話、新聞の販売機がある。雑誌もおいてあって、サロンカーとは違ったオープンな雰囲気がよい。ツアー添乗員がホッと一息ついていた、そんな感じのスペース。長時間の旅の中で、ほかの人と気軽に話ができるのはこの場所かな。 |
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■ パンフレット (2002/08 撮影)
車内で手に入れたパンフレット色々。 |

車内営業案内 |

日本海会席御膳 献立 |

車内のパンフレット |
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