速く・上手く・楽しく泳ぐために

 上級者編(一般スイマーで少しでも速く泳ぎたい・・・方向け)

 ついにやってまいりました。上級者編です。
ここまで読み進めてこられた方はもう、かなりのレベルに達しているものと確信しております。そんな皆様はもはや普通に泳ぐだけではあき足らず

”どうやったら速く泳げるだろう?”

ということを日夜疑問に思われながら泳いでいることでしょう。(違っていてもそういうことにしよう)

この先はかなり技術的に難しい話になってきます。一朝一夕に身につくものではなく成果がすぐにあらわれないのでなんか面倒だと思うかもしれませんが、マスターすれば必ず今までより速く泳げるようになることは間違いないです。ぜひ、自分のものにしていただきたい!
黒鬼はそう思っております。

さて、それではいきますぜ、上級者編へれっつご〜( ̄▽ ̄)

 

その1 腕で水をしっかりつかもう〜ひじから水をかかないようにするには〜 (11月18日追加)

 ここでは腕で水をしっかりつかむ、そのために必要な動作を説明したいと思います。

はじめに、自分がクロールを泳いでいる、入水直後からの腕の動きを想像してみてください。・・・・・・・・・どうでしょうか。今まで繰り返してきたことがしっかりとできていましたか?初級者編の「その2プル」の項目で説明したことを要約すると

水を腕でしっかりつかむ

おへその下(身体の中心線)をかく

太ももの位置までまでしっかりかききる

 ということでした。上級者編まで進まれた方はだいたい、太ももの位置までかききるということは多くの人ができていて、身体の中心線をかくことは、まぁ大雑把にいえばできている人が多いと思います。

 んが、水を腕でしっかりつかむ、これがうまくできない方が多いのでは?と思います。また、難しい部分でもあります。少し言い方が抽象的ですしね(^^ゞ そこんとこを詳しく解説してみましょう。

 まず、陸上でかまいません。座ったままでも立っても良いので、片腕を前に、地面と水平に、伸ばしてみましょう。今、入水直後だと思ってください。指先は前に軽く伸ばしておいてください。その状態で

前腕部(つまり肘から先)だけを肘から折り曲げてください

・・・意味わかりますか?つまり、肩から肘までの部分は水平に保ったままで肘から先だけを下、まぁ水平にたいして45度くらいの角度になるのかな、に向かって動かすのです。つまり水をかくような動作をするのです。

・・・・・・・・・はい、できませんね(死 まず、できないと思います。こんな動き今までしたことないでしょうから。なんで、はじめは伸ばしていないもう一方の手を使って肘を押さえてみてください。で、伸ばしたほうのての肘から先だけを動かしてみましょう。さっきよりはましになったでしょうか?伸ばした手の肘が前後に動かないようにしてくださいね。

 この動作はかきの前半部分で大事になる動作です。入水後の腕の動きを、無理やり区分してみますと

手を前に伸ばしてから手のひらで水をつかむ(その3スカーリング参照)

前腕部で水をつかむ

腕全体を使って水をかく

前腕部で最後に水を押し出す 

 となり、この動作が序〜中盤にかけての動きだとわかります。このときにしっかり水がつかめないと以下の動作が非常に無駄の大きいものとなってしまい、スピードを出すことができませんので、しっかりマスターしましょう。

 多くの人が陥りやすい状態は、かきの前半で”肘からひいてしまう”ということです。つまり、入水した後は手先が一番はじめに動き、次に前腕、そして腕全体が動いて、最後また前腕を使ってでフィニッシュ、という流れになるのです。大雑把に言って、かきの動作は手の先から順番に動いていくのです。
 それが、先ほど述べた動作−肘から先だけを動かす−ができないために、入水した後に肘を先にひいてしまう人が多いのです。また、極端に肘からひいていない人であっても、腕全体がやや伸ばし目のままかいているだけで終わっていることがほとんどです。
 せっかくですので、そんな中途半端で終わってほしくない!と思いますので、ぜひぜひ”肘から先だけを動かす”という動作をマスターしてください。

 さて、陸上で先の動作ができるようになったら今度は水中です。普通にクロールを泳いでみましょう。動作をばらばらにします。

入水−水をかき始める−

前腕部だけ(実際には腕全体が動きますよ、当然)を少し外側に膨らんだ曲線を描くようにかく

手先が真下を向いたあたりから腕全体を動かし始める

おへその下にむかって水をかく

おへそを通過したら太ももに向かって水をかく

 

 この項で強調したかったのは色を変えた行。3行目はちと説明し損ねましたが、いったいいつまで前腕部だけを動かすつもりでいればいいのか?という当然の疑問に答えたものです。手の先が一番下を向いたときにできる、手〜肘と肘〜肩で作られる長方形の面積が進行方向に対して最も大きくなりますから一番水をつかめる、つまり速く泳げるってことですね。

 いかがでしょうか?実に難しい話になってしまいました。言葉での説明は難しいものです(^^ゞ
実際に、これはやってみせてもすぐにできるものではないと思います。とりあえず陸上で前腕だけ動かす動作ってのがどういうものかをつかんでから、練習してみてください。

 

その2−1 ローリングをマスターしよう

 はじめにたとえ話をします。串に刺さった焼き鳥を思い浮かべてみてください。炭火で焼かれているところを想像すると尚よいです。
 あれ、焼くときって串をくるくると回転させますよね。串はまっすぐですね。そんな状態を頭に少しとどめておいてください。

 で・・・・・・・・・

 速く泳ぐためには大きく二つ考え方があります。

・今までよりも水をかくスピードを上げる

・今までよりも水をかく量を増やす(水をかく距離を伸ばす)

というものです。そして、ローリングという技術は”水をより多くかくことを効率的に(スピーディーに)行うため”の技術の一つ、つまりどちらの要素も入っているの、だと理解してください。

 まずクロールで普通に泳いでいるところを想像してみてください。右手が入水するときに、左手はフィニッシュつまり水をかき終わってリカバリーの動作をしようとしている状態になりますね。このときに右手を前方へ大きく伸ばしてください。つまり、水をより多くつかむために手をより前に入水させ水をかく距離を長くしよう、という作戦です。
 すると当然、今までよりも前に手を伸ばそうとしているわけですから少し不自然な感じがしますよね。そして、がんばって手を伸ばしすぎると右手が沈んでいってしまうと思います。更に、身体がねじれる感じもするでしょう。これでは泳ぎがばらばらになって、速く泳ぐどころか遅くなってしまいます。

 だけど手は前にできれば大きく伸ばしたいのです。・・・どうするか?

想像力を働かせてください。今、右手が前、左手が後ろ、水の上であなたは浮いています。その態勢を頭のてっぺんの方向から、つまりこれから自分が進む方向から自分の泳ぎを見るように視点のみ移動させてください。わかりますか?

 /\○/\ (←バタフライを泳いでいる人を正面から見たところ。○が頭)

こういう風に見える方向、と言えばわかっていただけるでしょうか?今、便宜上この方向から見たときを正面、背中方向から見たときを上、と呼ぶことにしましょう。

 そこで、先ほどの焼き鳥の話を思い出してください。今、焼き鳥が火にあぶられています。それを串が点に見える方向から見るように視点を頭の中で動かしてください。つまり、上で言ったのと同じ方向から見ることになります。そして、

焼き鳥の肉=人の身体
焼き鳥の串=人の背骨

と考えてください。焼き鳥は今、串をねじって片面しかあぶらないものとしましょう。すると、元の状態から、どんなにひっくり返しても左に90度、右に90度までしか回転させませんね。普通は左右とも30度くらいまでかな?

 さて、正面からの視点でいる限り、このとき焼き鳥の串は常に”点”の状態でくるくる回っているだけですね。上から見たときに串は一本の線のまま、左右にぶれたりはほとんどしません。だけど、肉は正面から見ていると左や右に傾いていますね。
 実はこれが”ローリング”なのです。

つまり

身体の中心線をぶれることなく左右に身体を傾けることにより
水を長く深いところまでかき、リカバリー動作をよりスムースに行う

ことがローリングなのです。

 右手を前に伸ばします。より前に伸ばそうとすると身体がねじれてしまいます。このとき、身体を左側に傾ける、左側を開きます。すると自然に身体の左側が水の上に出ますのでリカバリー動作が楽になるのです。また、右側は水の中に沈みますから、より水を深いところまでかけるのです。

 気をつけなければいけないのは”前後”に身体が開いてはいけないのです。あくまでも身体の中心線はまっすぐ進行方向へ向かい、しっかり左右に身体を傾けます。

 これがマスターできますと、当然水の上にでる部分が多くなる、つまり水の抵抗が少し減ることになりますので、より速く楽に泳げるようになると言うわけです。

 しかし、ローリングは実はこれだけではマスターできません。次の1−2で書くことを同時に行わないと必ず身体がぶれたりねじれたりしてきます。続けて1−2をお読みください。

 

その2−2 プルとキックのタイミングをマスターしよう

 自分がクロールを泳いでいるところを想像してください。キックとプルってどういうタイミングで動いていますか?例えば1−1と同じように左手が水をかききって右手が前に伸びているところにしましょうか。このとき足はどういう状態になっていますか?

1.左足はキックを打ち終わり(つまり下側にある)、右足がこれからキックをうとうとしている(つまり上側にある)

2.右足はキックを打ち終わり(つまり下側にある)、左足がこれからキックをうとうとしている(つまり上側にある)

3.左右の足とも同じ高さにあり、右足がキックの途中、左足がキックを打つ準備のために上へ移動中

4.左右の足とも同じ高さにあり、左足がキックの途中、右足がキックを打つ準備のために上へ移動中

 

 どの状態が一番自分の想像に近いでしょうか?
正しい(というか最も理屈上理想に近い)のは1番です。

 それはなぜか?説明してみたいと思います。

 1−1でローリングの説明をしました。一言でいうと身体の中心線がぶれたりねじれたりすることなく左右に身体を傾ける技術でした。
 これ、やってみればわかりますが、単純に傾けているだけですと泳ぎがしっちゃかめっちゃかになってきます。どんなにがんばっても身体がねじれて、まっすぐ泳げなくなります。

 じゃあローリングって何か意味あるの?と思うかもしれませんが、ローリングを完璧に行うためには下半身、キックの協力が必要不可欠なのです。

 まずキックだけ考えてみましょう。左足が打ち下ろされています。右足は上にあります。このとき身体はどちらにねじれるか?当然打ち下ろしている左側が下向きに、つまり右側に体が傾きます。右足を打ち下ろせば左に傾きます。

 こう考えるとクロールは常に左右に身体がぶれる動きをしているわけです。当然ですよね、右左右左と交互に力を入れているのですから。
 だけど身体がぶれるとまっすぐ泳げないし、速く前に進まないのです。

 で、どうするか。お気づきになった方はいらっしゃるでしょうか。

 上半身と下半身は別の動きをしています。上半身は手をかいていますし、下半身はキックを打っています。そして、それぞれが左右へねじる力を生じさせています。だけど、速く泳ぐためにはねじれの力は極力なくしたいのです。

・・・そうです。上半身と下半身が逆の方向へねじれの力を生じさせれば身体全体としてはプラスマイナス0、ねじれはなくなりますね。

 つまり

   上半身          下半身        全身
左手のフィニッシュ    左足のうちおろし
  (左へ傾く力)   +   (右へ傾く力)   =ねじれの力相殺

右手のフィニッシュ    右足のうちおろし
  (右へ傾く力)   +   (左へ傾く力)   =ねじれの力相殺

 

 という組み合わせであればよいわけです。

 ですので、左手がかき終わったときには左足が打ち下ろされているように、右手がかき終わったときには右足が打ち下ろされているようにタイミングを取ればよいのです。

 と、理屈はこうなのですが、当然、手をかいている途中にもキックは打たれているわけですから、6ビートでキックを打っているさなかこれを行うのは至難の技であるという事は想像できるでしょう。最初はかなり難しいと思います。そこで、これを練習する一つの方法として2ビートでこのタイミングを意識して泳いでみるとよいかと思います。
 つまり、手をひとかきする間にキックは一回しか打たないのです。右手をかききったら右足を打つ、左手をかききったら左足を打つ・・・これをゆっくりと繰り返します。
 とはいえ、2ビート泳法は慣れないと難しいと思うのでできそうになければ無理してこんなことをする必要はありません。その場合はいつもよりもゆっくりと泳ぎながらタイミングを意識して泳いでみるとよいでしょう。

 

その3 スカーリングを覚えてみよう

 スカーリング、なにやらよくわからん単語が出てきました。これを口で説明するのは非常に難しいのですが、あえて言葉にすると

手のひらで水をつかむ技術

とでもなるかと思います。

この技術が役に立つのはどのような状況かといいますと、主に

入水直後

であると言えます。つまり、水を一番はじめにかくときですね。

では入水するところを考えてみましょう。リカバリーをした後、指先から水面に向かって入水をします。そのときに最近では

人差し指と親指の間

から入水するのが流行、というか泳ぎとして良い、と言われているようです。確かにこの後の動作を考えると、言われてみれば理にかなっています。

実は手が入水してからかくその瞬間、そのまま手のひらを後ろに向けてまっすぐ腕をかくだけではなくてその前に非常に細かい動作をしているのです。それは入水直後に、

手首から先だけを少し外側に向けてかき
水をつかんですぐに手のひらを内側に向けてかき
その後後ろに手をかく

という、文章にするとえらいややこしい動作、です。この、「手首から先だけで水をかく」と言う動作。言うなればここがスカーリング技術が用いられる部分であります。

 どうもこれだけでは何のことやらわかりづらいので、実際にどんな練習をしてスカーリングを身につけるのか、そいつを紹介します。

 まず、地面にお尻をつけて足を前にまっすぐ伸ばして座る体勢、を思い浮かべてください。よく柔軟体操なんかで背中を押される体勢です。それを水の中で、その状態のまま水に浮く、ということをやってみます。このばやい足は少しくらい曲がっても良いです。
 腕はからだの横に、ぴったりでなくて良いので軽くつけておくくらいにして、手はお尻の横かやや斜め下あたりにくるようにします。
 で、さっきの状態を作ります。そのままほっておくと間違いなく沈みます(コラ ではどうするか?お尻の横あたりにある手、それだけを使って、腕はあまり動かさないようにして、浮力を作ります。

 あえて言うならば、

手先だけを使って∞(無限大)の字を描くように動かす

といえばあたらずとも遠からずです。後は身体で覚えてください。とにかく水をつかむ感覚を覚えてください。これで30秒間くらい浮いていられるようになれば第一段階終了です。
 最初は少し足も使ってとにかく浮いてみてください。できるようになったら足を伸ばしたままやってみてください。

さぁ、やってみよう!!(ぉ

(11月23日追加)

 さて、次はスカーリングだけを使って進んでみましょう。
ちなみに、これはひっじょ〜に難しいです。最初は10mも進めれば十分です。そのくらいの気持ちでやってください。

 まず、水の上に天井を向いて浮かびます。このとき腕は身体につけて、手のひらはお尻の下くらい。足はまっすぐ伸ばしてあごを少し引き、自分の脚の指先を見るような感じです。
言うなれば直立不動の体勢で天井を向いて浮きます。

 そこで、先ほど行ったスカーリングをします。すると身体を浮かしつづけられますね。そして、更に頭の方向に向かって進むように手を、やはり先ほど同様手首から先だけを使って、動かします。少しづつ少しづつですが、進むと思います。

 この方向に進むことができたら次は足の方向に向かっても進んでみてください。

 繰り返しますがこれは非常に難しく、とんでもなく疲れます。
なので、できなきゃできないでとりあえずほっぽっといても良いかと思います。そして、他のことをマスターしてからまた戻ってきてください(^^)

 

その4 壁を蹴ったスピードを殺さずに泳ごう!

 なんのことかと申しますと、壁を蹴った瞬間のスピード、これが一番速度が出る(飛び込みのぞく)ってことはわかって頂けると思います。普通に泳ぐときより水の抵抗を大きく感じることが何よりの証拠ですね。

 さて、ということは、そのスピードを殺さずに泳ぎ始められれば、あるいは壁を蹴った勢いを少しでも長く持続できればその分速く泳げるようになる、ってことは自明ですな。そのためには何に気をつけたらいいのか?どうしたら壁を蹴ったときの勢いを殺さないで泳げるか、そんな技術と練習法をここではお伝えしようと思います。

 壁を蹴ったときの勢いを殺さないためには、なによりもまず”ストリームライン”。これが一番大事であることは理解頂けると思います。壁から脚が離れるときにはもうこの姿勢になっていなければいけません。スタートするとき、ターンの後。そして大切なのは、手をかき始める直前までストリームラインを崩してはいけない、ということです。ストリームラインが崩れれば崩れただけ、壁を蹴った勢いは殺されてしまいますから。

 では、どのタイミングで泳ぎ始めたらいいのでしょうか?理屈だけを言えば

自分が泳ぐスピードと同じスピードになった瞬間

 ということになります。つまり、その寸前までは壁を蹴ったスピードから徐々に遅くなっているとはいえ、自分が泳ぐスピードより速いのですから。このタイミングを説明の都合上「移行点」と名付けておきます。
 しかし、そんなタイミング、どうやって知ったらよいのでしょうか?これは、ひじょ〜にアバウトで、僕自身もこんな言い方でいいのかはなはだ疑問に思ってしまうような言い方なので申し訳ないのですが・・・。つまりですね、壁を思いっきり蹴ってけのびしてください。すすんでますよね?水中を、いい感じのスピードで。泳ぐ自分より圧倒的に速いスピードで。んでだんだん遅くなっていって・・・ほら、なんか進んでいても気持ちよくないスピードになってきたでしょ?も〜そろそろ動き始めないとだめなんじゃないの?っておもっちゃうところ。・・・あ〜、だからね、

 

進んでいて気持ちよくなくなったら泳ぎはじめ

 

ってことを言いたかったわけ。・・・ね?なんだかわけわかんないじゃないですか。けど、ほんとそんな感じで、後は感覚でしかないのですよ。こんなかきかたをしたのは、自分の泳げるスピードってのはいつも自分でおよいでわかりますでしょ?そのスピードって自分にとって普通なのです。で、それより遅ければなんか損した気分になるし、それより速ければなんかいつもより抵抗多いな、スピード感あるな、っていう状態になるってことなのです、結構泳いでいると。

 それで、泳ぎ始めるタイミングはこれでいいとして(いいのかほんとに?)。実際にけのびをするときは水中をほぼ水平かすこーしだけ上向きに進んでいると思います。で、ここが大事なところですが、移行点に達する少し前にバタ足を始め、同時にそれまでよりもより上へ進もうとする力を作ってください。壁蹴った瞬間からバタ足しちゃ駄目ですよ。そして、手が水面に出る直前くらいから、通常呼吸する方と反対側の手からかき始めましょう。呼吸と逆がわからかきはじめる、というのも速く泳ぐためのもので、呼吸をするとどうしてもスピードが落ちちゃうのですね。それを、まだ壁を蹴った勢いが残っているときにやらない方がいい、ということなのです。

さて、まとめましょう。

 

けのびから泳ぎに移行するのは自分が泳ぐスピードになった点が理想

理想の点になるまえに、バタ足を始め水面に出る準備をする(実際に水面に向かう)。

最初の一かき目は呼吸と逆側(右を向く人は左からかきはじめる)

 

といったところでしょうか。実際にやるとなると、結構苦しい点も多いのですが、速く泳ぐため!と思って、頑張ってみてください。

 

・・・思いついたら随時付け足しますです(__)

 

 入門者編(まったく泳げない〜25Mなんて絶対無理!・・・、という方向け)

 初級者編(25Mは厳しい・・・〜一応進むけどちゃんと泳げるようになりたい・・・、という方向け)

 中級者編(頑張れば50Mくらい泳げるけど、長く続けて泳げない・・・方向け)