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フィンランド・スウェーデン旅行記 第2日目 −3/19(月)−
朝食を食べに本館へ移動。
朝ご飯を食べるためにも完全防備をしなくてはならない。
私は寒いの大好きなのでご機嫌で外に出る。
「あれ?雪が降ってる??」「こんなに空が青いのに??」えりんちゃんと不思議がってて気が付いた。「あーーーーー ダイヤモンドダストだ!!」

影の部分にある白い点々がそれ!
朝ご飯はなかなか種類が多くて楽しめた。ワッフル焼いたりも出来たし。
さて、出発の準備をしてロビー集合。今日は楽しみにしていたサンタクロース学校だ。
まずは防寒用のウェアを借りてスノーモービルに乗って森へ行く!
スノーモービルは2人乗りで、行きと帰りで運転を交代することができたのだが、
「車の免許を持っていることが望ましい」ということで、無免許の私は危ないのでやめておいた。
本当に申し訳なかったのだけど行きも帰りもえりんちゃんの運転となった。
雪原を走っていく。天気も良くて本当に素晴らしいドライブだった。
えりんちゃんありがとーーー。

スノーモービルが森に到着したところ。
そうそう、ちなみにこの時−12℃だった。
さて、森に到着。ツリーにふさわしい木を探すためカンジキを履いて新雪の森の中へ突入!!
カンジキはすごく歩きにくい。
スキーも履いたことが無い私は、普通に足を上げて向きを変えようとしてカンジキの方向転換が出来ずひっくり返った。しかも雪に埋まると自力では起き上がれないのだ・・・。
結局3回くらい人に助けを求めた。皆様ご迷惑おかけしました。
さて、この写真。右側の白い帽子、青いウェアががえりんちゃん。
カンジキを履いているのでこの位の高さに立っている。
左側の赤い帽子、黒いウェアがガイドさん。
何故かカンジキを履かずに動き回っていた!歩き方のコツを心得ているのだろう。
でもこの写真でもわかるように腰まで埋まっている。
う〜ん、なのにどうしてあんなに自由に動き回ってたんだろう?

ところでクリスマスツリーに使う木は「もみの木」ではないそうだ。
現地語でクーシ、日本語では「とうひ(唐檜)」という種類の木だと言うこと。
これをイブの朝に切る物らしい。
さて、よい木が見つかったら味見をする。私たちにしてみれば味のよしあしはわからないけど・・・。
いわゆる「葉っぱ」の味だった。
また、この唐檜にはとろろみたいなふわふわの寄生植物が生えていた。
フィンランド語でナーヴァ、ラップランド地方はルッポと呼ばれていてトナカイや鳥達の好物だそうだ。

味見中
よいツリーを見つけ、のこぎりで切る。そしてスノーモービルまで運んだ。
戻る前に近くの小屋で休憩。
ホットのベリージュースがあったので頼んでみた。
すっごく甘かったけど、おいしかった。

ホットのベリージュース見えるかな?
暖まったところで再びスノーモービルでドライブ。
サンタ学校の教室(ホテルの食堂?みたいなところ)へ移動。
まずはクリスマスメニューよる昼食。
この後の室内写真は全滅!!!(かなりダメージは大きかった)
ひどいけど、載せてみます。様子が少しでも伝わるといいんだけど・・・

ビュッフェ形式のクリスマスランチ。色んな種類の食べ物がたくさん!
さて、昼食後は切ってきたクリスマスツリーの飾りを作成!
藁を使った「ヒンメリ」、毛糸の人形、紙の鳥、松ぼっくりの飾り、そしてジンジャークッキーを作った。
毛糸の人形は結構頑張って、三つ編みの髪をつけたり、帽子にボンボンをつけたりした。
教えてくれた先輩トントゥ(名前忘れちゃった〜)の方にも誉められた!
ヒンメリは実りを祝う意味があり、クリスマスはその年の収穫を祝う感謝祭が始まりだったそうだ。


作った飾り。なかなかかわいいでしょう?
さて飾りを作り終わった後はサンタの奥さんからクリスマスのお話を聞いた。
そしていよいよテスト!全部で10問の質問に5問以上答えたらめでたくトントゥとして認められる。
結果。めでたく、添乗員さんを含めて全員合格したのだった。
ここでようやくサンタクロース登場!!
サンタさんがその場でトントゥの合格証にサインして渡してくれた。
で、サンタさんと奥さんとえりんちゃんと記念撮影!で、サンタクロース学校はお終い


合格証をもらう私、と記念撮影。えりんちゃんはサンタさんのひざの上に乗っているんだよ
終わったのが4時くらいだったかな。バスに乗ってホテルへ戻った。
えりんちゃんが寒さのせいで頭痛がすると言う。
一人のほうがゆっくり休めるだろうと思って、お土産屋の下見を兼ねて散歩に出かけることにした。
やっぱり自分は寒いところにいると幸せなんだと実感する。
−15℃位のキンっと冷えた空気の中をてくてく歩いているだけでご機嫌だった。
(旅行中、やたらと走り回っていたような気がする。日本ではあまり無いことだ・・・)
2軒のお土産屋とスーパーで、葉書の値段などを比べて一番安かったところで購入。
また、フィンランドは世界一ロウソクの消費量が多いということで、お土産も多い。
これも購入。下見と言いながら色々買い込んでしまった。
その後近くの湖まで歩いてみた。そろそろ夕暮れ時、日の光が赤くなってきて素敵。

湖に向かう道。ほーんと気持ちいい!
夕飯の時間が決まっていたので、ホテルへ戻ることにした。
戻るとき、行きにすれ違った犬のお散歩ともう一度すれ違ったのがなんか嬉しかった。
黒くて毛足の長い犬で、鼻の周りの毛が白く凍っててかわいかった!
そしてトナカイが!!行きには柵のむこーーーーーーうの方に固まっていたトナカイ達の1頭がこっちに移動してきていた。嬉しくて柵に駆け寄ったら背中を向けて歩き始めてしまった。
が、ちょっと歩いたところで立ち止まり、くるりと振り返ってくれたのだ。
なんだかすごく嬉しくてシャッター押しまくりでした。
それにしても、こんなに普通にトナカイがたくさんいるって考えてみるとすごい。

振り返ったトナカイ
夕食後、まだ西の方が少し明るかった。
が、空を見上げると既にオーロラらしきものが見えていた。
今日も見えそう!!ということで一度部屋に戻って、完全防備をしてカメラ2台抱えて外へ出た。
この日、魚眼レンズを使ってみた。が、フードカバーを取り忘れて丸い写真になってしまった。
は〜またしても失敗写真の嵐。


魚眼レンズで撮影。本当は丸く撮れるレンズではない
本当に色んな色や形のオーロラが見えた。
1回全体に弱くなったので「そろそろ帰ろうかな」と思ったところで・・・
空から大きな大きなカーテンが降りてきてどんどん明るくなっていった。
それは、今まで見た物とは比較にならない強い、赤い光を放っていた。
なんと言ってもその大きさがすごい!っていってもそのときそんなに色んなことは考えてなかった。
とにかく感動!!! で、思った。「えりんちゃんは、これを見ているだろうか??」
部屋をちょっと出れば見える気軽さもあって、前日から私とえりんちゃんはそれぞれ思い思いに観測していた。
もしかしたら、寒くて部屋に戻っちゃったかもしれない。
しかし、写真も撮りたい。「ぎゃーーーーーっどうしてトランシーバー持ってないんだろう??」と私は一人で本当にそう思ってパニックになっていた。
何枚か写真も撮れたので、三脚2台抱えて部屋に猛ダッシュ!
やっぱりえりんちゃんは部屋に戻っていた。「すごいのすごいの」って全然説明になってない説明をして、もう一度2人で外に出て、オーロラを見た。

旅行中一番強く出たオーロラ

上の写真部分拡大。こんな星が一緒に写っていた
この赤いオーロラが消えた後も、緑の綺麗なオーロラをたくさん見ることが出来た。
オーロラのカーテンって思ってたよりずっとずっと速く動くのに驚いた。
本当に短い時間でどんどん形が変わって消えていく。
また違う方向からゆらゆら現れてくる。

こんな光のカーテンがゆらゆら・・・って動きは予想以上に速かった
「もうおなかいっぱい!」って思うくらいたくさんのオーロラを堪能することができた。
大満足でおやすみなさい・・・
おまけ この日オーロラ観測中−22℃を観測した。ツアー中の温度計チェックで一番低かった。
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