1章 ISO22000の目的
ISO22000は、直接、食品や食材を扱う会社に加えて、間接的に食品に関わっている会社も対象とし
ています。
ISO22000を取り入れると,次の効果があります。
a) FSMSを使うことで、安全な食品の提供ができます。
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あるいは、安全な食品を提供するために、食品に関わる仕事を正しく実施できます。
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b) 法律上の決まりを守れます
c) 顧客が言ってくる、食品安全に関する注文が、正しいかどうか判断できます。
d) 原料から最終顧客まで、自社の製品に関係する人々との間で、食品安全に関する問題を共有
e) 自社の食品安全方針にしたかって会社を運営できます。
f) 自社の製品が安全であることを世の中に示せます
g) 外部の機関の認証が取れます。認証を取らずに、自己宣言することもできます。
ISO22000は,食品に関わる、あらゆる業種や規模の会社や組織で使えるように作ってあります。
食品に関わる会社には、次のような会社を含んでいます。
・家畜の飼料やえさの生産
・山菜や野草の採取 ・猟師、漁師 ・農家
・食材の製造業者 ・食品の製造業者
・小売業者 ・飲食店 ・ケータリング
・清掃、消毒や防虫 ・輸送、保管、配送サービス
・装置の生産や販売 ・洗浄剤・消毒剤の生産や販売
・包装材料や食品と接触する材料の生産や販売
小さな会社や、仕組み的なことが苦手な組織(例えば,小規模な農家、包装業者、配送業者、
小売店、飲食店など)は、他社のFSMSをそのまま写して行っても良いです。
外部から、様々な応援をもらっても良いです(知識、技術、人、作業、施設など)。
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