1999年 11月

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この月の初日

本日の日記

玉石楼

1999/11/30 どこから読んでも同じ処へ辿り着く

村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』２巻を読んだ。
読み始めて早々にページをめくってしまって、物語が大きく展開していることを知る。 その後も好き勝手にあちこちを読んだが、最終的には1.5冊分くらいの分量を読んだ気がする。

そしてわかったこと。この本、どこから読んでも同じ処へ辿り着く。

なんにせよ、かなり気に入っている。

1999/11/29 愛しのSCHOKOLADE、ふたたび

近所のスーパーに忽然と”あれ”が現れた。 そう、ご記憶の方もいらっしゃると思うが、私のこよなく愛するWEINRICH社のトリュフチョコレートである。 （嘆きの日記を読んで同社の姉妹品を発見し送ってくださったＳさん、その節は、ありがとうございました。）

このチョコレートは、かなりのボリュームがあり美味しくてしかも100円。 しかもサケサケ党の私向き。 あまりにもお買い得である。 前回は５種類あったのだが、残念ながら今回は３種類で、しかも私が買ったことのあるブランデートリュフとラムトリュフがちょうど無かった。 なかでもラムトリュフはものすごく愛していたのだが……。

でも、負けない！

さっそく、ウイスキートリュフ・クリームトリュフ・モカトリュフ（要するに売場の全種類である）を１枚ずつ買った。 ウイスキーはお酒としては飲まないからどうかと思っていたが問題なく美味しい。 これからあのスーパーをぴったりマークし、イザとなったら１０枚くらいは買い占めよう、と心に誓ったことは、言うまでもない。

1999/11/28 うはうはボウリング

来週末の社内ボウリング大会に備えて、昨日、再びボウリングの練習に行った。 そうしたらなんと、全員、この前よりも断然ブレイク！

私は169,161,158の好スコア。アベレージ160を越えて大満足である。 本番でもこれくらい出てくれたら、何か誕生日プレゼントをゲットして帰れそうだ。

ちなみに相棒がスプリット（小）を取ったので私は餃子をおごるハメになった。恐るべし、餃子パワー！
Ｙ君がスプリット（大）を取ったので相棒が唐揚げをおごるハメになった。恐るべし、唐揚げパワー！
私は……調子良すぎて、スプリットが出なかった。ちょっと、つまらないかも...

1999/11/25 下弦の月

矢沢あいの『下弦の月』３巻を買った。 全編にわたってムードの良い作品だ。 完結だと思うのだがどこにも完の文字がないのが気がかり。 でも終わりとしか考えられない。

遠藤淑子の『狼には気をつけて』１巻も買った。 遠藤淑子はいつも安定して面白いのでとても好きだ。

きのうは、半年ぶりくらいにボウリングに行ったら不調だった。 不調でもアベレージ120以上なのは嬉しいが、徐々に調子をあげていくタイプの私が右下がりのスコアとは！ 12/4（ちなみに私の誕生日）の社内ボウリング大会までに、もっと練習しておかなくてはならない。

きょうは待ちこがれた給料日。 何を買う予定があるわけではないが、楽しみだ。

1999/11/22 いつのまにか

昨日は昼に起きて、酒場の改修をし、情報処理関係の本を読みながら自宅マシンの2000年問題対処をしていた。 そしてふと思ったのだ。

「……わたしって、こんな人間だったっけ！？」

これでは生活の90%がコンピュータ関連である。しかし私は国文出身！ 趣味は文芸（無期限休止中）！ 昔からゲーマーではあったが、文系っぽくプリンセス・メーカーや歴史シミュレーションをこよなく愛してきたのだ。 マシンなんてワープロとゲームがあればそれでよかったのだ。趣味でちょっとプログラムを作れればさらによくて。

しかし日曜日にまでこんなふうに過ごすようになっては、もはや立派な「そっちの人」。 もしかして、自己認識が一番遅れていたのだろうか？

1999/11/19 おのれ抹茶オーレ

残業を決めた私はちょっと贅沢をしようと決意した。 すなわち、50円払って、ココア・トッピングを飲もうと思ったのである。 いつもは倹約のため無料の紅茶やコーヒーを飲むようにしているのだが、残業するのだし、たまにはいっかと勇んで行ったのである。
自販機に行ってボタンを押す。待つ。扉が開く。

ん？　なんか、緑色……なんすけど？？

コップの中に渦まいているのは、不透明な緑色をした液体。口をつけてみると抹茶の味！

とっさにボタンを押し間違えたと思い、もういちど50円を使い、ココア・トッピングのボタンを押す。
扉が開く。やっぱり緑色である。どうやら、私の押し間違いではなく、業者の入れ間違いのようだ。

むきー……しょうがない、事故報告をして損金は返してもらおう。 とあきらめて、じゃあ、コーヒーでいいやとまた別のボタンを押そうとした。ところが！ 自販機は「ぺっ」とばかりにプリペイドカードを吐き出したではないか。 そう、なかったのである。プリペイドカードの残高が……。

1999/11/18 浮沈

昨日はなんとなく気分が沈んでしまって、食器も洗わず、せっかく自炊用の材料も買ってきたのに相棒の買ってきたお弁当を食べて寝てしまった。 せっかく順調に食費節約ができていたのに……。

私は変化が大好きだ。感情や気分もコロコロ変わるのが好きだ。 しかるに、なんだか最近、自分の感情がだんだんあまり変わらなくなってきている気がする。 物事が動いても、気持ちが激しく動かなかったり、動いても長続きしなかったりする。 たとえば嬉しいことがあったとき、昔の自分を扱い慣れている自分自身が、”どうした？　もっと喜べ！”とばかりにせき立てるのだがこうなると私は喜んでいるというより喜びたい人間なのである。 そのギャップを見つめていたら淋しくなってしまった。 昔の自分の特徴としていたサインが弱くなってしまったら、自分が自分の人生を生きているという確証をどうやって持てばいいのか？

冷静に考えれば年齢も上がってきているし、生活環境も激変しているのだから、情緒の優先度が内外ともに低くなったとしても当然なのだが、受け入れがたい。

などと、内向的になりまくってる私を寝かせて、相棒は食器を洗ってくれたのであった。今日こそ自炊を...

1999/11/17 圧力鍋の悲劇

相棒が、昨日の日記の幻のネタを思い出してくれた。

ことの発端は、相棒が、食器を洗うハメになったことから始まる。
「食器洗ったのエライでしょ」
「エライ！！　ありがとう〜〜」
「本当は、全然洗いたくないんだけど、中華鍋を使ってしまったから洗わざるを得なくなったのよ」
そう、我が家の中華鍋はいまのところ相棒専門の道具である。
使った後の中華鍋を一晩放置しておくなんてことは相棒には許し難いのである。

料理人として専門道具を持たない私はなんだか悔しくなり、そして思いついた。
「そうだ！　私には対抗兵器、圧力鍋があるぞ！」

しかし我が家の圧力鍋は、とっても気の毒である。閑職もいいところである。
「……でも、一度も使ってないか……」と力無くうなだれる私に相棒は言った。
「いや！　一度だけ使ったことがある！」

これで大受けしたのである。思い出してすっきりした。
で、圧力鍋の次の予定だが……実家の母に教えてもらうまで、もうちょっと待ってもらおう。

1999/11/16 幻の日記ネタ

昨日の夜、確かに日記に書こうと思ったネタがあったのだが綺麗さっぱり忘れてしまった。 せっかく面白いネタだった（はず）なのに……。 どうやら、ネタは思い浮かんだときにメモらないと駄目であるらしい。

昨日は友人のオンライン小説を読んで久々に書きたくなったものの、麻雀の相棒を待ちながら結局は半徹夜のCGI作業に突入した。 気がかりだったドライドン酒場のプレイルームを移行し終わった。 残るCGIはあとわずかである。 たまにはもうちょっと文学的なこともやりたいのだが、どうも目に見える作業を優先してしまう。

月曜にこんな無理をしてしまったので先が不安だ。 今日は絶対に早く眠ろう。しかしご飯は作る！

1999/11/15 寝坊！

昨日はドライドン酒場のデータを移植して信長をやってごはんをつくって録画した『新・刑事コロンボ』を観たら寝坊してしまった。 夢で初めて自動車事故を起こす夢を見た。夢でよかったぁぁぁ！

1999/11/12 遠き都へかへらばや

来年３月頃に東京に戻る話が具体化してきた。 東京へ帰ること自体はめちゃめちゃ楽しみで、浮き浮きする。 徳島を離れるのはとても淋しいのだが、実家が近くなるのはやはり嬉しい。 実家の家族も歓迎してくれている。正月はその話題で華やかになりそうだ。

しかし、それで会社をどうするかどうなるかを調整中なのだが、なんだか精神的に疲れてしまった。 その件では、もう少し気のもめる日々が続きそうだ。

きょうはひさびさの会社の宴会。明日はかるたの宴会（なんと私の予選４位のお祝い）。 明後日にはドライドン酒場の引っ越しも控えているし、がんばらねば。

1999/11/10 真面目に改装中

珍しく友人とご飯をたべて帰って来てから、予定通り、ドライドン酒場の改装をした。 予定通り、相棒は麻雀。（ふるわなかったようだ。これも予定通り...？）

予約機能がみかけだけはできた。 いつまでも試験運営というのも落ち着かないので、やはり、全機能がつかなくてもとりあえず引っ越すべきかなと思う。 アイディアが全部実現するのを待っていたらキリがなさそうだ。

相棒が帰ってきてから、『生き物地球紀行』を一緒に観てしまった。 おかげでものすごく寝不足である。

ところで、『生き物地球紀行』は名作だ。
相棒が観ていても私がまったく文句をつけない唯一の番組かもしれない。 文句とは、うるさくて集中できない、という文句である。 バラエティとかドラマとかが背後に流れると気が散るからあまり歓迎しないことが多いのだが、『生き物地球紀行』はナレーションまで音楽のようなのでまったく苦にならないのだ。

1999/11/09 あこがれの冷凍

昨日はあこがれのきんぴらごぼうを作って半分冷凍した。きんぴらに憧れていたわけではない。 共働きっぽく作りおきして冷凍というのに憧れていたのである。 相棒は出すと出しただけ食べるのでなかなか冷凍する機会がないのだ。

そして信長。私が東、相棒が西へ伸びているのだがずいぶん進んだ。武田、北条と撃破してもうすぐ関東統一だ。 相棒のほうも近畿統一を果たした。浅井家が滅んだのであきらめてお市は竹中半兵衛に嫁がせた。美男美女で満足。

きょうは相棒が麻雀だという。そのために昨日は改装しないで信長デイになった。 信長の傍らでながらく読み終わらなかった文字通りの電波の本が遂に終盤にさしかかった。 どうやら延長期間内に読み終わって無事に図書館に返却できそうである。次からは３冊以内にしよう。

1999/11/08 素晴らしき土曜日、日曜はなし

土曜日、歯医者に行った。 ちょっと多く削られた気がするが、前歯はなおった。 どうやら３本削られたらしい。 日頃気になっていた、虫歯で変色していた部分が白くなったので嬉しかった。

今月は家計の食費を目標額以下にするのに燃えている。そんなわけで会社でのおやつ用にクッキーを焼いた。 ドライドン酒場の改装にも手をつけた。素晴らしい土曜日だったのだが……。夜にアクシデント！ お腹が痛くなってしまったのである。そのまま朝方まで苦しんだあげく、寝込んでしまい、次に起きたら１２時。 パンを食べたらまた気持ち悪くなって薬を飲んで寝て、次に起きたら夕方の５時。 私の日曜日はいったいどこへ……

結果的に、信長の野望ばっかりやっていた週末だった。 あわよくば酒場の正式公開を日曜にできるかと思っていたのだが、気がそがれた。 もう少し時間がかかりそうだ。

1999/11/05 頑張ったのに...

昨日はごはんもつくったし家計簿もつけたしかるたも取ったし後かたづけまでしたのに、いざCGIの改修をやろうと思ったら相棒の見ている0083がうるさくて全然無理なので寒いベッドルームでPerlの本を読んだら当然の帰結で眠ってしまった。 相棒は謝っていたし私も強く文句言えなかったのだが納得がいかない。全然行かない。それをやるためにも頑張ったというのに……。しかも、CGIやると知っててなぜ……。コウ・ウラキはもともと嫌いだがこれで一生嫌いだろう。0083も金輪際見るもんかって感じである。

朝それなりの時間に起きて出社を送らせて昨日やるはずだった作業をした。機嫌はなおらない。 作業はようやく一段落したのでいつもの更新をしてから、徒歩で出社だ。車は相棒が乗っていくので...

昨日途中まで作ったさんまの煮物がある。今日は仕上げてそれがメイン。 昨日は、頭と尾のついていないサンマ３匹が１パックだけあって通常のより安かった。ラッキー！ 以前、松茸も割ってあるやつが妙に安いのを１パックだけ見つけて今年最初で最後の松茸ご飯にしたのだがそれに似た喜びがあった。

歯医者は……明日にしようかな……

1999/11/02 肩が凝ります

昨日は帰ってからひたすら酒場の移植・改修を行った。 ようやく主なCGIがローカルで動作するようになった。 デザインは変えたが、ゲームルールの修正はここからが本番である。 正式な引っ越しはうまくいって週末になるだろう。

相棒は麻雀だった。夜中の２時まで帰って来ない。 帰ってくるまでとディスプレイにかじりついていたら肩が石になった。 会社で仕事している夢を観た。夜更かしすると夢がリアルで面白い。

今日行けば明日が休みである。当然、改装デーになるだろう。

そういえば、昨日の夜、突然歯が欠けてしまった。米粒より小さい塊が３つくらい取れた。 ショック！ そのままにしておこうかとも思ったが、妹に、「舌でいじってたらさらにモロっといった」と経験談を聞かされた。 まさに舌でいじりながら電話していた私に戦慄が走る。モロっと！ やはり、歯医者にいかねば……。