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6月8日

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ちいさな幸せを求めて、味噌汁の味噌に少しこだわっている話を去年の秋の絵日記に書きました。

ワカメと豆腐の味噌汁については、白味噌と赤味噌の品質とブレンド具合に一定の目途がつき、まずまずの味になっている気がします。

しかし、八丁味噌を使って「なめこの味噌汁」を美味しく作る、という目標のハードルは高くて、まだ満足いく味噌汁は出来ておらず

試行錯誤が続いています。

一つヒントになったのは、八丁味噌は他の味噌と違って煮込み料理などにもよく使われるので、

ほとんどの味噌の鉄則である「煮立ててはいけない」という決まりは、八丁味噌では守らなくてもよい、というとある料理本からの情報でした。

その言葉をキッカケに、まず出汁と八丁味噌だけを溶いた鍋を5〜10分くらいコトコト煮るようにしました。

気のせいかもしれませんが、少し煮立てることで八丁味噌の苦みが消え、まろやかな香りがたってきます。

カクキューの八丁味噌は色は濃いですが、塩気は少ないため、塩味はむしろ後から入れる白味噌や赤味噌で調整するようにしてみたところ、

八丁味噌のコクと、白味噌や赤味噌の(煮立てない)香りと塩気でまずまずの味になった気がします。

味噌の濃度にも変化をつけるようにしています。八丁味噌を加える「なめこの味噌汁」は、

小松菜やホウレンソウなど菜っ葉系の具で作る味噌汁よりも味噌の濃度も濃い目。

そのため、最後にトッピングするネギも多めで濃い味噌味をしつこくないように工夫しています。

 

この試行錯誤は、安めの袋入り味噌ラーメンを作って食べる時にも応用していて、安物のスープに煮たてた八丁味噌を加えると

上質なスープぽっくなったので、ちょっとお得な感じがしています。

 

やや買い込む味噌の値段が予定を越えているのが悩みの種ですが、ある段階までいったら、美味しいままでコストダウンも考える

方向性に進みたいなと思っています。