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9月4日

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小さな幸せを求めて、ここ数か月はいろいろな味噌を買ってきて、どうすればおいしい味噌汁ができるか、を試みています。

といっても、食文化の貧しい我家では、(外食などが殆どなく)味覚の鍛錬の基本となる経験値が圧倒的に不足しているので、たいした話ではありません。

今まで我家の味噌汁といえば、安売りの味噌を1種類買ってきて顆粒状のだしの素を入れ、適当に具を煮て、ただ何となく作っていました。

それを、ちょっと味噌にこだわって違う味もためしてみよう、という程度の話です。

そもそも、私は味噌がどのように作られているかも曖昧にしか知らず、「大豆に麹菌をつけて発酵させて作っているのだろう」くらいの知識だったため、

味噌というものの原材料は9割方大豆だと思っていました。

ところが、西京味噌の「白みそ」のパッケージには「本品は大豆の2倍の米麹が使われています」と書いてあるじゃないですか。

「いったいどういうこと?」大豆の2倍の米麹が原材料なら、大豆入り米麹じゃないの?などと阿保なことを思ったくらいです。

しかし舐めてみると味噌とは思えないくらい甘い。これが米麹の甘さなのだと初めて知りました。麻婆豆腐などに使う八丁味噌の対極の味に思えます。

いやぁ味噌の個性というのはかなり奥深いんだな、と興味は深まっていきました。

 

我家の味噌汁の具材もまたかなり固定的で、豆腐・わかめ・なめこ・油揚げ・ネギ・季節の野菜(ナス・カブ・ダイコン・ほうれんそう・小松菜)くらいの

繰り返しです。

また、我が家はやや甘めの味噌汁が好きなようで、合わせ味噌でもやや「白みそ」が多めのほうが味がしっくりくることが多いです。

例えば、なめこと豆腐の味噌汁では、どうも甘めの味噌ではピンとこない味だったので、ネットで調べてみたところ、「赤だしみそ」を使う、という書き込みを

よく見たので八丁味噌メインの味噌汁を試してみましたが、これはまったく口に合わず、汁を捨てて別な味噌で作り直してしまいました。

 

また、本当に味噌汁に凝るなら、出汁に凝るべきでしょう、というのはおそらく最もな話なのだと思いますが、

味の素製の「だしの素」に口が慣れているせいか、他の方法でとった出汁(多分うまく抽出できていない)では物足りない感じがしてしまいます。

 

話にオチもなく、そのレベルの話ゆえ聞き流してくださればいいと思っていますが、いろいろな味噌を試してみることはもう少し続けたいと思っています。