難くせをつけて他人を誹謗中傷することに多くの時間とエネルギーを注いでいられる人の心理が全く理解できませんでした。
そのため、この心理を理解するための本を何冊か買って読んでいます。
「呪いの時代」 内田樹 著 新潮社
「他人を非難してばかりいる人たち」 岩波明 著 幻冬舎新書
「平気でうそをつく人たち」 M スコット・ベック 著 草思社文庫
「コフート心理学入門」 「この国の冷たさの正体」 和田秀樹 著
とりあえず、自分のもつ閉塞感を、(どんなに小さなことであれボロをだした・あるいは叩き易い)誰かを徹底的に誹謗中傷することで
自分の存在を正当化し、自分のプライドを維持し、先の見えない己の閉塞感を一時的に忘れようとしている人間がいる、ということは理解できたと思います。
(そんなことやっても、その人自身にとっても社会にとっても何のプラスにもなりはしないと思うのにね・・・)
しかし、いざ自分が攻撃されてみて、今の日本社会を見回してみると、(自分を磨くための行動を全くせずに)
他人を攻撃する(スケープゴートに祭り上げる)ことで、目先の満足感を得ようとすることだけに、ほぼ全精力を注いでいる人間が
相当数存在していることを感じ、「「この国は大丈夫か?」とほんとうに思わずにはいられません。
余談:1月はこのことで頭が一杯で、チケットを買ってあったラフマニノフのコンサートに行くのを忘れてしまい・・ほんとうにうんざりしてしまいました
それだけに2月の猫の闘病では、クレーマーとほぼ同じ世代と思われる若い獣医さんの(自分を磨こうとしている)誠実さと心の温かさに救われました。