「そもそも憲法は、国民が自分の人権を
“権力”から守るためのもの」、と
憲法学者の樋口陽一氏はいいます。
憲法がその条文によって制限を加えるのは
権力者に対してなのだから、権力者が
「憲法改正」を主張するときは、
“自分〈権力者)への制限を可能な限り
無くし、思う存分権力を国民に行使したい”
と、考えているのかどうかを、よほど
注意して見張らなければならないのです。
「憲法」や「教育」の方向性を権力者に
全面的にお任せしてしまう恐ろしさに
私達はもっと敏感でなければならない
はずです。