もし、“模倣”(コピー)の地味な価値を

再評価すると仮定したなら、次の課題は、

「では何を模倣するか」ということでしょう。

現代は情報媒体が発達しているので、

時は過去から現在まで数千年の中から、

場所は世界中からお手本を探せます。

生れ落ちた環境には、(現代日本とか)

その時代の流行のものが情報の大部分を

占め、その情報は安易に得られますが、

その中から価値をみいだし、自分のものとして

活用できるものは、それほど多くありません。

18歳以上の人なら、何を手本として

どう進むかは、各個人の責任でしょうが、

まだ自分で発掘・選択できない子供達に、

豊かで深みのある内容の多彩な選択肢を

どのように提示してあげられるか、

大人には問われているような気がします。

4月15日