もし、“模倣”(コピー)の地味な価値を 再評価すると仮定したなら、次の課題は、 「では何を模倣するか」ということでしょう。 現代は情報媒体が発達しているので、 時は過去から現在まで数千年の中から、 場所は世界中からお手本を探せます。 生れ落ちた環境には、(現代日本とか) その時代の流行のものが情報の大部分を 占め、その情報は安易に得られますが、 その中から価値をみいだし、自分のものとして 活用できるものは、それほど多くありません。 18歳以上の人なら、何を手本として どう進むかは、各個人の責任でしょうが、 まだ自分で発掘・選択できない子供達に、 豊かで深みのある内容の多彩な選択肢を どのように提示してあげられるか、 大人には問われているような気がします。 |
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