1月21日

例年1月の太平洋側は、北からの冷たい空っ風が吹き、澄んだ空気の中に山がよく見えるのですが、今年はなぜか雲がよくでて隠れることが多いのです。

水分を多く含んだ空気が上昇気流にのって冷やされると雲ができるので、富士山の場合は南西からの海風が吹くときは雲に隠れ易い、と推測しながら

取材に行く《時と場所》に狙いをつけるのですが、にわか仕込みの観天望気では予想がはずれることも多く、幾度も無駄足を踏まされています。

調べてみると、高度二千メートル以下にできる“山かつら”という帯状層雲にも天気と関係のあるのと無いのがあるそうで、判別は難しそうです。