『“汁かけ飯”を作っていたら、簡単と簡素の違いがなんとなしに気になってきた。
簡素の中にはやはり美があり、思索の裏づけ、または思い入れの跡が認められる。簡単はどうも、それから先は無いもののようだ。』
(「手からこころへ」 辰巳芳子:著)