「見(観)て描く」スケッチの魅力は、 「知ろうとする」好奇心と結びついてこそ 深くなる、という思いが強まっています。 「描く」技術は経験によって上達しますが、 いつしか「知る」好奇心を失った「見る」に 堕ちてしまうと、いかに描く技術が高くても 絵の魅力は失われてしまう気がするのです。
「うまくなる」という言葉の評判が 現代において芳しくないのは、この、本来 心技ともに「うまくなる」べきはずのものが、 (手技に偏り)知的好奇心の失われた作品が 多いためではないでしょうか。 「うまさ」という言葉は(小手先の技ではなく) もっと奥の深いものではないかと思うのです。 (カンムリシロムク : 絶滅危惧IA類≒深刻) |
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