1月28日

「見(観)て描く」スケッチの魅力は、

「知ろうとする」好奇心と結びついてこそ

深くなる、という思いが強まっています。

「描く」技術は経験によって上達しますが、

いつしか「知る」好奇心を失った「見る」に

堕ちてしまうと、いかに描く技術が高くても

絵の魅力は失われてしまう気がするのです。

 

「うまくなる」という言葉の評判が

現代において芳しくないのは、この、本来

心技ともに「うまくなる」べきはずのものが、

(手技に偏り)知的好奇心の失われた作品が

多いためではないでしょうか。

「うまさ」という言葉は(小手先の技ではなく)

もっと奥の深いものではないかと思うのです。

(カンムリシロムク : 絶滅危惧IA類≒深刻)