9月3日

「ヒトラー〜最期の12日間〜」という映画を観ました。ヒトラー自身の話というより、ドイツが敗北するまでの12日間の帝国中枢の様子を描いたものでした。

戦争の敗戦末期というのはドイツに限らず人間の醜い部分が最も出る時と聞きますが、その末期症状を(人間の在り方を中心に)良く描いていると思いました。

私が第一に思ったのは、「日本では、戦争末期の参謀本部を描いた映画をつくることなんて(賛否両論が渦巻いて)できないだろうな」ということでした。

その意味でも、戦争の総括としての責任の所在について実態を直視しているドイツの在り方に対し、日本の態度との違いは明らかだと思います。