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9月24日
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新規に神奈川文化センターで開設しようとしている、「水彩で描く植物画」という絵画教室の説明会(ガイダンス)に
充分教室が成立するだけの皆さんにお集まりいただき、ありがとうございました。今後は活性化した教室になるようがんばらせていただきます。
こうした営業的なことや絵を販売する以上、あまり政治的な立場をハッキリ表明しないほうがいいのではないか、という忠告をくださる方もおります。
確かにお金を得ることが第一目的ならば、私もその忠告に従うでしょう。
しかし、私は少ないながらも外国を旅したり、国籍を超えた人との交流の経験などから、日本人が自国の都合を他国におしつけたあの戦争を教訓として
同じ過ちを繰り返すことなく、国際社会との豊かな関係を築いてゆきたいと考えているのです。
「人間は同じことを繰り返すしかないのでしょうか?」前の過ちを正面から受け止められれば阻止できないはずはありません。しかしそれが難しいのです。
先日お亡くなりになられた後藤田正晴氏は、次のようにおっしゃっていました。
『(日本人は)小さな島国の中で、聖徳太子の「和をもって貴しとなす」のままに、常に衆を頼み、
個人の意見をはっきり言わないという精神性が身についてしまっているのである。
しかし、「和をもって貴し」としてはいけないときと場合もある。
周りが間違った方向に進んでいると思ったときには、たとえそれが少数意見として退けられることになっても、
自分の考えや判断をきちんと言えるようでなければならない。
それが言えない社会だったというところに、日本があの戦争に進み、そしてああいう悲惨な負け方をしたという大きな原因があるのではないか。
私は本当にそう思う。』
私は自分の意見が絶対正しいと主張するつもりはありません。
しかし、あの戦争の始まりにおいて、「この政治の方向性はおかしい」と発言できなかったことが、戦争へひた走る陸軍の動きを止められなかったという
反省を生かさなければならないと思うのです。ヒトラーも最初は国民に選挙で選ばれたのです。そうした歴史を忘れてはいけないと思っています。