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9月17日
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私が絵の道を進むにあたって注意しているのは、自らの先入観念と感覚認識の関係をハッキリさせて世界を捉えるよう心がけることです。
それほどに人の感覚とは「思い込み」に左右され、認知を歪め易いものだと思います。
「コスモス?ああ、知ってるよ。○○な花だろ」と決め付けたが最後、もう実際がどのようであるかに関わらず、そういう風にしか見ることができなくなります。
それは視覚から新鮮な感動を受けることを阻害し、豊かな世界観を育むことも阻害します。絵描きにとっては死に等しいといえます。
そのため私は、実際に自分で出会って確かめてみるまでは、「○○とは××だ」という決め付け(先入観念)を持たないよう常に心がけています。