(2005.03.11)

BelOMO AGAT 18K

主要諸元
発売年月不明
型式[ピント目測式][プログラム手動露出][フルメカニカル]
レンズINDUSTAR-104 28mm/F2.8
絞りF2.8〜F16(お天気マーク)
シャッター1/65"〜1/540"(絞りと連動)
連動範囲EV9〜17(F2.8・1/65"〜F16・1/540")
ピント目測式(メートル表示のみ)
最短撮影距離0.9m
ストロボ内蔵ストロボはなし、ホットシューあり
ファインダーアルバダ式、近接補正マーク付き
電池不要
外観95×60×45/120g
仕様出典取扱説明書
その他 ◎絞りと速度が連動するタイプなので、個別に設定することはできない。

おされなベラルーシ製ハーフサイズ・コンパクトカメラ。デザインが秀逸でレンズもシャープなため「史上最強(笑)のハーフカメラ」と呼ばれている。フルメカニカル機でピントは目測式、露出はF2.8〜F16/1/60"〜1/500"のマニュアル設定(詳しくは後述)。レンズはIndustar 104 28mm/F2.8で、フルサイズ換算で約40mm。

●質感・操作感

も〜最低っ! チャチだとは聞いていたが、まさかここまでとは思っていなかった。プラスチックの素材も粗悪な感じだし、工作精度も低いし、表面処理もいい加減。新古品を二台同時に買ったが、一台は雨水あと?のようなシミが付いているし、絞りの設定ダイヤルがすごく重い。ファインダーは両方ともホコリが入っているし……もちろん、そんなことで文句言うヤツはロシカメ(正確には旧ソ連カメラ)を使う資格はない。が、ZORKI-1はおろかZenit 412DXと比べても、ちょっと…というレベル。ホントは女の子に一台プレゼントするつもりだったが止めにした。人様に贈れるレベルの品物ではない。また、殻割り、フィルム装填、レリーズなど、操作性に関してもかなり問題がある感じ。このレリーズは手ブレ起こすんじゃないかな?

●プログラム・マニュアル露出!?

フルメカニカル機なので絞りも速度も手動設定。で、絞り値の設定ダイヤルはすぐにわかるのだが、速度設定ダイヤルが見当たらない。スペック表を見ると1/65"〜1/540"とあり、間違いなく速度も可変なのだが…。まさかAEかとも思ったけど、やっぱり電池不要だし、セレンが付いているわけでもない。

何なんだ?……と思ったら、実は絞りの設定に速度が勝手に連動するんだね(^_^; F16のときは1/540"固定、F8のときは1/362"固定、F4のときは1/169"固定、F2.8のときだけ条件によって1/65"か1/130"のいずれか。つまり、プログラム・オートならぬ「プログラム・マニュアル露出」なのだ。これは凄い発明だ(逆に言うとF16法や人間露出計はちょっと難しくなるが:お天気マーク露出計がついている)。

で、どの程度まで撮影可能なのかと言うと…F2.8-1/65"〜F16-1/540"なので、だいたいEV9〜17くらい。お天気マーク露出計で言えば「室内の窓辺〜真夏の海岸」。夜間の室内灯撮影はEV6くらいだから、ISO400(EV7〜15)もしくはISO800(EV6〜14)を使えば何とかなる感じ。ISO800だと高輝度側が「薄曇り」までしか行かなくなるのがちと弱い(ま、晴天でもラチチュードの中には収まると思うが)。いずれにしろ夜景(EV3程度)は無理。

●ファインダー

ファインダーはアルバダ式。アルバダ式が悪いわけではないが、何でこんな豪華な仕様なのか理解に苦しむ。フレーム以外の情報は表示しないし、ズームがあるわけでもない。素通しのファインダーで十分だと思うのだが…。しかもメッキ時にホコリが混入したようで、それがハーフミラーのキズになっていてかなり気になる。思わず、身の程知らず!と叫びたくなる(^_^;

  【アルバダ式】ブライトフレーム式ファインダーの一種。ファインダーの対物レンズをハーフミラーの凹面鏡にして、対物レンズと接眼レンズの間にフレームなどを入れておく。ユーザーはこのフレームを直接見るのではなく、フレームが凸面鏡に反射してできる虚像を見る。こうすると、遠くを見てもフレームがぼやけないし、フレーム以外の情報(各種の警告ランプ、距離指標など)をファインダー内に浮き上がらせることが可能。ただし、ハーフミラーを通す分だけファインダーは暗くなる。

(2003.11.18)

Longrun Report

2003.11.17/S商店で新古品を二個購入(@\7000×2)。赤箱と取扱説明書が付いている。程度が随分違うのに驚く(^_^; 今更ながら品質管理がい〜かげん。

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