†REXXのどろぬま†

クラス・オブジェクトの作成

作成開始日 2022.01.24
最終更新日 2022.04.03

一般的なEXEファイルのオブジェクトを自動的に作成する方法は別項で述べた。しかし、この方法では、EXEやCMDファイルを持たないオブジェクトを作成することはできない。たとえば、[ボリューム](音量)オブジェクトがこれに当たる。別項で述べたように、オブジェクトの生成は、一般に次のようにする。
rc = SysCreateObject(WPクラス, オブジェクト名, 作成場所, <設定>, <オプション>);
一般的なプログラムではWPクラスとして「WPProgram」を指定するが、[ボリューム]オブジェクトの場合は、このクラスとして「MMVolume」を指定する。
rc = SysCreateObject("MMVolume","ボリューム","<WP_DESKTOP>",,);
また、[ライトテーブル]は「MMFolder」を指定する。
rc = SysCreateObject("MMFolder","ライトテーブル","<WP_DESKTOP>",,);
問題は、「MMVolume」や「MMFolder」と言うクラス名をどこから調べるのか、と言う点。[ボリューム]だから「MMVolume」と言うのは推測し易いが、[ライトテーブル]が「MMFolder」と言うのは、知らないと判らない。他のクラス・オブジェクトも同様で、簡単に推測できる物から、推測困難なものまであるだろう。

で、種を明かすと、これらのクラス名は「¥mmos2¥install¥instmmvw.cmd」の中で登録されていた。このように、各機能のインストール・スクリプトを解析して、必要なクラス名を取得するのが1つの方法。あとは、SysQueryClassListでクラス一覧を表示させて、その中から、それっぽい名前のクラスを見つけて、とりあえず作ってみるとかかな…?


【REXXのどろぬま目次】 【ホーム】