†PCうそつき講座†

我が家のPCスピーカー −個人的な感想と留意点−

作成開始日 2022.06.08
最終更新日 2023.04.18

Logitec LBT-AVSP7000【ACアダプタ】 (2023.04.15)

据え置型のBluetoothスピーカー。けっこう大型で、電源はACアダプタのみ。USBスピーカーにもなるのが、その場合も給電はACアダプタ。要するに、ACアダプタがないと全く使えない紐付きBluetoothスピーカー。立ち位置的にどうなんだろう…?

ガタイがでかいだけあって流石に音質は良い。スピーカーは54mmで20Hz〜20KHz。直径は意外に小さい気がするが、低音の20Hzはけっこう凄い。ただ、音量が足りない。ボリュームを最大に上げても、あまり大きな音にならない。出力先としてこのスピーカーを指定する場合は、PC側のボリュームを上げないといけない。私は出力先を頻繁に切り替えるので、けっこうネックになる。

もう一つの問題はBluetooth接続。例によって、Win7では問題なく使用できたが、Debian 8ではペアリングはできても接続でハネられる。プロファイルの問題か、pulseaudio側の問題か…

また、UI周りもあまり感心しない。上面黒一色の同サイズボタンが並んでいるだけで、非常に紛らわしい。音量も現在値を表示する機能がないので、どの程度の音量設定になっているのか判らない。音が小さいので一生懸命[+]ボタンを押したが、実は既に最大音量だった、という悲しい思いをした。と言うことで、ちょっと持て余しているのが正直なところ。

JVC SP-A55【UM3x4】 (2023.03.25)

本来はテレビ用手元スピーカーだが、PCにも使用可能。スピーカーは50mmで、音質はそこそこ。radikoを聞く程度ならば全く問題はない。変に高音を強調していない分、落語や講義などのトーク系番組は聞きやすい印象。まあ、高音が通らないので音楽向きではないかな。

単三電池駆動が大きな特長で、公称で40時間使用可能(アルカリ電池)。信号ケーブルのみの接続で使用できるので取り回しに便利。しかも、オートパワーオフ/オートパワーオン機能まである。オートオフはメディアプレイヤーをポーズした状態でも機能する。PCやプレイヤーを明示的に落とす必要がない。また、オートオンも即座に反応する。まさしく、使うときしか電気を食わない。これならば、単三電池でもつけっぱなし運用が可能になる。……何か凄いな。

なお、ケーブルは5mもあり本体背面に巻き取れる構造。これだけ長いと雑音を拾ったり、音量が落ちたりしないか心配だったが、特に問題は起きていない。これと言った欠点が見当たらず、総じて「完成形だな〜」感が強い。オクで500円(コミコミ¥1157)だったが、これならばもう一台新品で入手しても後悔しないな。
⇒その後、黒(SP-A55-B)を新品購入;ヨドバシにて¥2240 (2023.03.30)

JVC SP-A230【UM3x2】 (2023.04.18)

イメージ的にはSP-A55のポータブル版。全体に小型軽量化され、ケーブル長も短くなっている。基本的にスマホなどで音楽鑑賞するためのスピーカーのようだ。ただし、小型化の弊害も目立つ。特に、スピーカー径が30mmしかないため、SP-A55と比べるとかなりショボい音になる。また、ボリュームも省略されており、音量調節はプレイヤー(PCやスマホ)側でしか行えない。

電源が単三2本になったため電池寿命が短くなったが、連続使用で25時間持つ。また、オートオン/オフ機能が搭載されているので、電池寿命で困ることはないと思う。さらに、パッシブモードでは電池なしでも音が出る−−まあ、ごく小さな音だが、PC側の音量が最大なら使えるかも。と言うことで、ポータブル用途ではけっこう便利そうだが、据え置スピーカーとして常用する物ではない。

SANWA 400-SP089【USB DAC】 (2022.10.18)

USBケーブル1本で接続可能な、DAC内蔵タイプのバー型スピーカー。2022年10月現在、SANWAの直販サイトにて3980円で販売中。在宅勤務を想定した製品ようで、クリップでノートPCの液晶上部に固定できる。ただし、意外に重量があって、軽いノートPCだと不安定になったり、蝶番が痛んだりしないか、ちと心配になる。なお、通常の自立設置も可能。Debian 8で動作確認。バータイプでUSBケーブル1本で済むので、取り回しが非常に便利。

音質は少し物足りない。低音が弱く、中高音が妙にメリハリが効いているので、変に主張の強い安っぽい音になっている。一応、パッシブラジエーターが付いてはいるようだが、スピーカーが4cmでは如何ともし難いか。高音も抜けるような感じはしないもんなぁ…そもそも音質を云々する製品ではないのだけれど、判っていてもちょっと戸惑う、クセのある音だとは思う。もちろん、Web会議用と割り切れば、十分実用レベル−−と言うより、Web会議に最適化した音設定か?

2022年10月、USB DACタイプの廉価スピーカー(ELECOM MS-P08USBWH等)が必要になったのだが、端境期なのか、どこを探しても在庫払底状態。言わば、その代用品としてオークションで本機を入手。指向性マイクとセットでコミコミ1500円は、それなりにお買得だったとは思うのだが…入手直後に、ヨドバシでMS-P08USBWHが突如再入荷orz 即座に注文、中古品より遥かに安い!けれど、賢い買い物なのか?これは…

AIWA SC-M28【LINE/UM3x4】 (2022.07.04)

ある意味貴重な単三駆動のPC用ステレオスピーカー。オーディオケーブル1本で接続でき、PCもOSも選ばないのが魅力的。今日び単三タイプは絶滅危惧種で、TV用手元スピーカーとして生き残っている程度。それがまた、私の偏愛を刺激するのだが…単三だと使用時間が短くて不便なのは確か。仕様ではアルカリで25時間;私は古いニッ水を使っているが、やはり二日に1度くらいは交換が必要になる(原則点けっぱなし)。なお、ACアダプでの使用も可。

66mmフルレンジスピーカー搭載で、クラス相応の音質だが悪くはない;十分実用レベル。小さい割には頑張っている印象。電源をオフにするとパッシブスピーカーとしても機能する。ただし、PC側の音量をフルにして、何とか聞き取れるレベル。

最大の問題点は、かなりの頻度で左スピーカーが鳴らなくなること。これ、ちょっと原因が判らないのだが、物理的接触不良の類ではなく、何等かの回路的な問題が隠れているような気がする。Windows 7のサウンド設定でスピーカーのテストを実行すると、左スピーカーも鳴るようになるのだが、電源を落としたりすると、また鳴らなくなったりする。ただ、電源を落とすと必ず鳴らなくなるわけでもなく再現性に乏しい。このあたりも原因特定を難しくしている。

【追記】流石に単三電池での運用は厳しいと痛感。古い(20年くらい前の)ニッケル水素充電池を使用しているのだが、こまめに消しても三日に一度は交換が必要。2組をローテートして使っているが、9時間充電を2〜3回繰り返さないと満タンにならない。まあ、過放電で転極現象が起きたりして、面白いことは面白いのだが、いくら何でも煩わしい。てんで、ACアダプタを使用することにした。Fujiのデジカメ用ACアダプタが(5v/1.5A)がそのまま使用できた。(2022.07.18)

Fujitsu CA02951-5961 (2022.07.19)

ACアダプタ駆動の骨董品PC用スピーカー。入手経緯は不明(失念)、随分昔から使っていた。いつ頃の製品か良く判らないが、基板に98とか96とか書いてあったので、たぶん、20世紀末のシロモノだと思う。性能的に特筆すべき点はない。BASS(低音強調)スイッチがある程度。まあ、可もなく不可もなく、普通にPCスピーカーとして優秀である。低音はAIWA SC-M28よりも大分上。

と言うことで、長年愛用していたのだが、流石に経年劣化でガリオーム状態になってしまった。しかも、ボリュームに手を触れていないのに、盛んにガリガリ言うようになった。こうなると実用は無理;てんで、修理ということになったのだが…交換パーツが入手できるわけでもなし、せいぜいがボリュームにCRC556を掛けてぐりぐりするくらい。それでも症状はかなり改善された。ボリュームを回せばまだガリガリ言うが、手を触れなければ雑音は出なくなった。

それは良いのだが、今度はときどき物凄く大きなハム音が出るようになってしまった。耳をつんざくレベル。ハウリングに近い高音も出るようになった。あ〜、これはCRC556のせいで?どっかをショートさせてしまったんだろうな…幸い、しばらく放置でこの症状も出なくなったが、さて、現役復帰が可能なレベルか?しばらくテスト運用をしてみよう。

2022.07.20:雑音再発の兆候;ときどき勝手にガリガリ言い始めた
2022.07.21:雑音頻発につき当面使用停止;対処方を少し考える
2022.07.24:ACアダプタ(9v/センターマイナス!)を交換してみたが効果なし
2022.07.24:基板清掃、電源スイッチにCRC556;改善された実感はあるが…長続きしない
2022.07.24:接続するコンセントを変更したら雑音が大量発生;やはり電源系か?

SANWA 400-SP039BK【BT/LINE/UM3x4】 (2022.06.08)

SANWAのBluetoothスピーカー。BTスピーカーとしては貴重な単三モデル。2015年9月発売、直販で6980円(発売時)〜4580円(終売時)。生活防水仕様。マイク付きで、スマホと接続して風呂場でのハンズフリー通話を想定していたようだ。一方、マイクロSDプレイヤーの機能はない。2022年6月、オークションにて600円[コミコミ1200円]で入手。

最大の難点は、スタンドを開かないと自立不可能なこと。しかも、スタンドはけっこう奥行きを食って場所を取る。まあ、間に適当な障害物(電池とか、爪楊枝とか)挟んでおけば、5〜10mm程度開いた状態で自立できるが… いっそ逆さまに置こうか?逆立ちは可能なんだよな(^_^; 何なんだ、この仕様は?逆立ちだとステレオが左右逆になるが、実害はないだろう。

もうひとつ厄介なのが、ペアリングが電源ボタンの《長長押し》という点。ただの《長押し》じゃないんだよな…最初、まったく判らなくて焦った。ネットで取扱説明書をダウンロードして判明。さらに、使用中にセンターの青色LEDがゆっくり点滅するのも少し気になる。

音質は良好−−というか、個人的に好み。防水仕様のせいか高音がキンキンしておらず、ややくぐもった、ぬくもりのある音。無論、小型スピーカーなのでダイナミックレンジが狭く、低音も貧弱ではあるが、トーク系の番組(講演会、講義、演芸、時事)の再生には好ましい。

NUET POWER BT SPEAKER L3【BT/LiBatt】 (2022.06.18)

アミューズメント景品用の球形Bluetoothスピーカー。モビルスーツ「ボールさん」を思わせるデザイン。2個接続するとステレオになる。2022年5月、嫁がアキバで2個1000円で買ってきた。箱の上蓋に「AEROBULL」と書いてあるが、たぶん本家「AeroBull」とは無関係。また「Bluetooth」のロゴがどこにもない。ライセンス取ってない可能性大。ぱちもん臭ぷんぷん(^_^;

が、性能は意外に悪くなく、使えるかどうかと言えば十分使える。音質も500円にしてはそこそこ。背面にパッシブラジエーターみたいな物も付いている。mp3プレイヤー機能あり(USB/マイクロSD対応)。充電式(連続使用時間公称5時間)。「マイク付き」とあるが本当か?

難点は何と言ってもデザイン。しかも、装飾LEDがピカピカ光るんだよね。モードスイッチでオフにできるが… また、起動時やペアリング時に女性の合成音メッセージ(英語)が流れるんだが、これが消せないし、音量大きいし、変更できないしで、実に煩わしい。2台接続時なんか、両方で同じメッセージを大声で怒鳴るからなぁ… また、取扱説明書もいい加減で、使い方がイマイチ判らない。いずれにしろ、実用品ではない。

我が家では、Debian 11、Debian 8、Windows 7、iPadで接続を確認した(ウチのDebian 8でも動作するのは珍しい)。いずれも、ときどき音が途切れるのがちと気になった。特にWindows 7はWLキーボードとの干渉でもあるのか、けっこうなノイズが乗って、ちょっと実用には厳しかった(他のBTスピーカーでも同様だが)。


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