(2003.05.10/2004.09.01upd)

OLYMPUS P-330

昇華型熱転写プリンタ。はがきサイズ専用。A6プリンタを謳っているが、専用のA6用紙はハガキよりも小さく(140×100mm)、正A6用紙は使用不可。解像度は306dpi、最大画素数は約140万(1376×1024dots)。L判プリントは不可能な上、L判にカットする手間も軽減できないのが欠点。

●解像度

解像度は306dpiと小さめだが、1ドットで1670万色表現可能なので、インクジェット・プリンタの解像度に換算すれば数千dpiに相当する。計算の仕方にもよるが、昇華型は1ピクセルごとに24ビットの表現力があるのに対して、インクジェットだと通常1ビット(有/無)、フォトインクでも約1.5ビット(濃/淡/無)なので、フォトインクと比較しても約16倍の表現力がある。すなわち、300dpiの昇華型はインクジェット換算で300dpi×16=4800dpiの解像度に相当する。もっとも、フォトインク(6色など)を使用した場合、24ビットカラーを前提に計算するのはちょっと無理があるような気もする。印刷方式が根本的に異なるのだから「何dpi相当」という言い方にはあまり意味を持たないかも知れない。むしろ、「ざらつきが皆無に近い」、あるいは銀塩で言う所の「粒状性が優れている」という表現の方が適切だろう。

 そうそう、以前、富士フィルムの144dpiの感熱プリンタを買ったんだった。この計算だと、それでも2000dpiクラスのインクジェットに相当する事になる。でも、すごく眠い描写で使うの止めちゃったんだが、もう一度試してみようかなあ。今考えたら、むしろ画像のサイズが小さすぎたんじゃないのかな?いや、フルサイズでVGAくらいの画素数か…ま、用紙の選択肢を広げられるのは嬉しけど。

ということで、解像度は高いのだが、実は仕上がりはそんなにびっくりするほど鮮やかではない。特に、このP-330は地味目の発色なので、肌色や緑が蛍光色に映える「ぬり絵」写真が好きなユーザーには物足りない感じがするかもしれない。ちなみに、C-2100UZで撮影した写真の場合、シャープネスは+1、色補正は赤+2%くらいでかなり綺麗になる。印刷濃度は通常の場合+1、明るめの絵なら+2、暗めなら0くらいかな?

●用紙とインク

昇華型プリンタの問題点はランニング・コスト。基本的に専用の用紙しか使えない。用紙とインクがセットで60枚で4500円。売価で3000円弱のところもあるが、それでも1枚50円。0円プリントの銀塩写真と比べるとかなりの割高だ(現像代600円+フィルム代200円で36枚撮れるから22円/枚)。

インクジェットと比較してもランニングコストはかなり高い。しかし、インクジェットにはヘッドの目詰まりと機械的な故障と言う致命的な弱点がある。毎日印刷するならいざしらず、年に数回しか印刷しないのであれば、昇華型のメンテナンス性の良さは、コストの欠点を充分補うと言えるだろう。

ただし、コストの問題はひとまず置くとしても、用紙が選択肢が狭いのは痛い。たとえば、写真として整理するにはどうしてもL判にしたい。インクジェットならA6判用紙のフチを切り取ってL判にできる用紙もあるが、このP-330ではそれも使えない。

官製ハガキが使えるくらいだから、実はインクジェット用紙でも印刷可能かもしれないが、そもそもP-330には正A6用紙は入らない。A6→L判のカットができる用紙はあるが、ハガキ→L判という用紙は市販されていないようだ。仕方ないので、専用のA6判用紙に印刷後、カッターナイフでL判に切っている。非常に面倒くさい。L判専用のP-200の用紙は使えないのかなあ…

●操作性

実はあんまり良くない。基本的に、パソコンに接続せずに単体で使用したいと思っているのだが、操作画面はテレビに出力されるようになっている。単体で操作できないのはかなり大きなデメリット。PCで画像を編集してSmartMediaにコピーし、全コマ印刷で出力するのが実際的かも。γはやや暗めに、カラーバランスは赤を若干(2%くらい)強くすると良好な結果が得られる。

なお、SmartMediaは裏返しに差すこと! 物凄く間違えやすいので注意。

現時点ではPCで編集したファイルをスマメにコピーしても認識されない。Kodakのデジカメの画像もダメ。何か引っ掛かっている感じ。ヘッダかな?あ、Exif仕様の問題かもしれないが……Kodakでも駄目だから違うかな? KodakもExif仕様だから。

●その他

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