(2010.07.22)
「パンフレット印刷」というのは、1枚の用紙を半分に折って、4ページのパンフレットを作成するための機能。表面に1、4ページが印刷され、裏面に2、3ページが印刷される。表面が外側になるように折ればできあがり。両面印刷をサポートしていないプリンタでは、一度印刷した用紙を裏返して再度印刷すればよい。 |
じゃあ、OOo側の設定は諦めて、プリンタ側の設定の変更で見開き印刷ができないかと言うと…これもうまく対応できない。 1枚の用紙に複数のページを印刷する機能はあるが、複数ページ印刷というのは、あくまでも縮小印刷の一種で、 半分の大きさの用紙2枚分という発想ではないんだよね。確かに、2ページ分を1枚の用紙に収めることはできるが、大きさがおかしくなる。 しかも、用紙サイズ設定が、アプリケーション優先みたいで、 プリンタ側でA4にしても、OOo側の用紙設定がA5なら、A5になってしまう。 つまり、A4用紙を「A5×2」に使いたいのに、A4用紙上のA5サイズのエリアに「A6×2」が出力されてしまう(;_;) う〜む、どうなってんだか…
結局、PDF出力して、AdobeReaderで印刷。 ARには見開き印刷機能があるので、これを使えば簡単。 ただし、見開き印刷の場合、余白が余分に必要で、1割くらい縮小されてしまう。 これはけっこう気になる。 余白を小さくして、サイズ調整ができればよいのだが、不可能のようだ。
……そこで、裏技(^^ゞ
プリンタを2p印刷設定にして、AdobeReaderで「用紙に合わせる」で拡大印刷すると、 縮小・拡大が相殺されて、ほぼイメージ通りの大きさで印刷できる。 って、随分トリッキーで遠回りだけど、結果は満足できるレベル。 この方法のポイントは、「見開き」機能を荷っているのはプリンタの方で、ARは「拡大印刷」をするためのツールとして使用している点。ARの見開き印刷機能は使っていない。 逆に言えば、PDF化しなくても、OOoで拡大印刷オプションがあれば同じ事ができるわけだ。ないけど…。ま、あらかじめ文書を1.4倍サイズで作るという方法はあるが、流石にそれはイヤでしょう。
具体的には、たとえば、A5判/10ptの文書を見開きで作りたいとすると、文書自体はA4判/14ptの設定で作成する。これを、A4用紙に2ページ印刷すれば、A5×2になる。まあ、編集しにくいし、汎用性がなくなるのがなんとも…だけど。 |