(2002.12.27/2006.07.29upd)

nyx ● [ニュクス] -- K6-2 サブマシン

ATフォームファクターのSocket 7の準サイレント・サブマシン。K6-2/500MHzを300MHzにクロックダウンしてファンレス化している(高負荷時はファンコン併用)。電源ファンも静音ファンを5v化して使用しているが、私のマシンとしてはやや騒い部類。音楽CDのリッピングや、CD-R焼き、さらにmp3ジュークボックスが主な用途。このマシンはマイクロタワーATであるため、ZIFソケットの位置によってはCPUクーラーとシャドウベイが干渉することがある。また、フレームがおそろしくヤワで、僅かな荷重で簡単に曲がってしまうため、マザーが傾いたり、拡張カードの脱着が困難なことがある。

なお、このマシンではWarp 4.52ではなく、Warp 3.5を使用している。これは、必ずしもWapr 4.52を動かすのに力不足だということではない。研究目的で意図的にWarp 3.5を選んだ。その甲斐あって(?)インストールから運用まで、実にドツボにはめてくれた(^_^; 猛烈に勉強になったマシンであった。この程度のスペックのマシンを完成させるのに実に三ヵ月掛かったからね(不良HDDの換装に伴うシステム変更と再構築を入れれば半年以上だ!)。ポイントは以下の通り。

ハードウェア・スペック
Mother ASUS P5A-B / baby-AT
Chip setAlladin V
BIOS AWARD
CPU AMD K6-2/500AFX を 300MHz/2.0v で使用[fan-less / fan-con]
RAM DIMM 128MB/PC100
VGA Matrox Millenium G200/8MB (AGP/x2)
HDD Pri-Mst: Quantum Fireball EX64A013/6.4GB
CD-ROM Sec-Mst: MATSUSHITA CR-561M (x4/ATAPI) (*1)
USB 2 slots (on board)
SOUND SoundBlaster 16 PnP
SCSI Adaptec AHA-2940J
NIC RealTeck RTL 8139B 10/100M PCI Fast Ethernet Adapter
PwrFan 5v fan

*1) QuantumのHDDを接続する場合、CD-ROMドライブは必ずSecondry-Masterに接続する必要がある。これ以外の場所に接続すると、BIOSでは認識できても、OS(DOS/Warp/Win)で認識できない。

HDD構成
--BM7MB--Boot Manager
C:DOS/V15MBFATDOS 6.3/V
C:WIN98SE1.8GBFATWindows 98SE
D:WARP351.0GBFATOS/2 Warp 3.5
E:WORK1.0GBFATWork area
F:BANK1.0GBFATArchive area
G:HPFS1.3GBHPFSLong file-name area

■ファンレス化とCPU温度

K6-2/500AFXを300MHz/2.0vでファンレス使用しているが、CPU温度は通常時44℃、高負荷時60℃くらい(室温約18℃)。真夏になると確実に5℃は上がるから、高負荷時はCPU温度耐性(65℃)を超えてしまう。やはり、Socket 7でのファンレス化はかなり厳しい。なお、ここに示した温度はすべてBIOS表示。PC AlertVでは、ここで示した温度よりも8℃低く表示されるが、恐らくBIOS表示の方が正しい。

なお、別項で、K6-2は通常時も高負荷時も温度差がほとんどない、と書いたが、今回の計測では約15℃の温度差が出た。はっきりしないが、篋体をクローズしたことが原因ではないかと思われる。

■CPUソケットの位置

このケースはシャドウベイがCPUソケットの上部を覆い、ヒートシンクやクーラーと干渉してしまうことがある。その場合、CPUとシャドウベイの間隔は2.5cmしかなく、薄型のヒートシンクやファンしか使用できない。そのため、ファンレス化・静音化は極めて困難。大型のヒートシンクを使用するには、CPUソケットがシャドウベイに干渉しない位置にあるマザーを使う必要がある。すなわち、以下のいずれかの条件を満たす必要がある(一方だけで良い)。 で、手許にあるマザーを実測してチェックしてみた。Gigabyteは比較的早くからこの点を考慮しているが、ASUSは当初は無頓着だったような印象を受ける。TX97/TX97-Eがダメなのはけっこう痛い。

◎シャドウベイと干渉しないマザー
ASUS: SP97-V, P/I-TP55T2P4, P5A-B
Gigabyte: GA-586TX(故障?), GA-586S(多分), GA-586HX2
SOYO: SY-5EHM(故障)

◎シャドウベイと干渉するマザー
ASUS: TX97, TX97-E
DCS: S7AX
型番不明(SiS5598)

■システムの不安定化とFDD

このマシンは非常に縁起の悪いマシンで、何度も深刻なトラブルを起こしている。最初のトラブルはメモリがイカれていて、システムが非常に不安定になった。この時はAOpenのMX59 ProUを使っていたのだが、BIOSのメモリテストを素通りしてしまい、原因が特定できなくて大ハマリをした。

また、2004年6月には電源ユニットがイカれて、HDDがすっ飛ぶと言うとんでもない事故も起きた。ときどきFDDを認識しなくなるので、FDDの調子が悪いのかな、と思っていたんだが、どうもこれが前兆現象だったようだ。その後、HDDを換装しても動作が不安定で、しばしばHDDの認識自体に失敗する。そして、とうとう全く起動しなくなった。これらの症状は電源ユニットの交換で基本的に解決された。

電源ユニット故障の原因は恐らく電解コンデンサのパンクだろう。電解コンデンサには寿命があるし、製造から10年も経っていれば、こういうことが起きても不思議ではない。しかし、静音化のためにファンの電圧を下げたのが影響していた可能性も否定できない。10年間、平均3〜4台のPCを常時稼動させていて、電源ユニットの故障は4件目。まあ、取り立てて多い頻度とは言えないかも知れないが……。しかし、HDDクラッシュと言うのは最悪。必要なデータはバックアップを取ってあるが、必要でないないデータの中にも惜しいものが随分あったから…

また、次に述べるように、PnPによるリソース管理にもかなり大きな問題がある。電源ユニット交換後も画面がまったく表示されないことがあったが、VGAカードの差し直しで解決した。単なる接触不良か、リソース競合か判然とはしないが、PCIとレガシーISA混在環境であるので、PnPに相当大きな問題があるのは確か。

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