(2010.03.03)

Linuxメモ


●Linuxの終了

 shutdown -h now	電源オフ
 shutdown -r now	リブート


●時刻合わせ (2013.08.05)

基本的にはdateコマンドを使用する。
  構文)date -s <hh:mm:ss>
  用例)date -s 12:21:30
ntpdateを使えば、ネットで時刻合わせもできるが、ウチの古いLinuxにはntpdateが入っていない。
  構文)ntpdate -s <ntp-server-url>
  用例)ntpdate -s ntp.nc.u-tokyo.ac.jp


●ディストリビューション選びの中間まとめ (2010.12.25/2014.03.14)

ま、私の環境、私の用途、主にLiveCD版での比較、という特殊事情での選択ではあるが…


●Turbo Linux (2010.12.25)

国産の商用ディストリビューション。フリーのTurbo Linux 2008 LiveCD版をチェック。第一印象は物凄く良い。一般的なコンシューマが普通に使うには、最も優れたディストリビューションではないだろうか? ともかく、ネットワークも動画も日本語も「普通」に使える。何かを設定しろとか、プラグインを入れろとか全然言われない。当たり前のことが当たり前に出来る。意見はいろいろあるだろうが、商用ディストリビューション強し!国産最高!…と言うのが率直な感想。これなら、Windowsデスクトップの代替品にもなりうる。

●Vine Linux (2010.12.25)

と言うことで、Turbo Linuxと同系統で日本語環境がさらに充実しているというVine Linuxも使ってみようと思ったのだが、LiveCD版はないようだ。まあ、世間の評判を聞いても、先細りのディストリビューションというのは否定し難いようだが、それなりに興味はある。ver.5.2のインストールCDだけはダウンロードしておいたので、年明けにでも試してみよう。

【追記】で、5.2をインストールしてまず気が付いたのは、インストーラがLASER5とほとんど同じだと言うこと。元は同じRed Hat系だからなのだろう。操作が簡単かどうかは微妙だが、個人的には慣れたインストーラでとても有り難かった。本体もかなりきちんとしている印象で好ましい。ま、機能の使用頻度に応じて、もう少し気を効かせたUIでも悪くないな、とも思うが、下手にごちゃごちゃやられるよりはずっと良い。Sambaは基本的に手動で起動の方が楽だと思う。

●Fedora (2010.12.25)

商用と言うことであれば、こちらの方がずっとメジャーなディストリビューション。と言うことで、かなり大きな期待を持ってFedora 14のLiveCDをチェック。が、残念な結果に終った。mpegの再生はできないし、ネットワーク接続(samba 2.0.7)もできない。もちろん、ちょいと設定をいじれば解決する感じだが、それが必要な時点で、Turbo Linuxに負けている。さらに気になったのは、CDへのアクセスが頻繁で、動作が非常に重い点。もちろん、HDDにインストールすれば改善するだろうが、それならLiveCDでもそこそこ軽い他のディストリビューションはもっと快適になるわけで……ま、少なくとも、Fedoraを選ぶ積極理由は見つけられなかった。

●Plamo (2010.12.25)

Slackwareベースの、非常にシンプルなディストリビューション。ある意味、コンシューマ向けのディストリビューションの対極にあり、基礎知識がないとまともに使えないらしい。パッケージの管理も手動で、生のLinuxに触れるようになっているようだ。今回の私の用途に適しているかどうかは別として、それはそれで好ましい。LiveCD版のP-Plamoの101010を入手。が、ブートしないorz。ブートプロセスの途中で、CDが読めないと言って止まる。焼き込みミスの可能性も高いが、現時点ではこれ以上はちょっと…(これに限った話ではないが、isoイメージ焼きって、思いのほか失敗が多いな…)


●Ubuntu (2010.12.23)

10.10をテスト。インストールCD-ROMがそのままLiveCDになる。ユーザーへの配慮が行き届いている非常に人気の高いディストリビューションということで期待していた反面、Debianの乗っ取りを目論んだり、開発者の引き抜きをしたりで、悪いイメージも非常に強い。できれば余り使いたくないのだが、まあ、使い勝手と腹黒さを天秤に掛けるつもりでチェック(実は、つい最近デュラララを見たからだとか(^^;)。第一印象は、言われているほど画期的な使い易さというわけではないようだ(他のディストリビューションが追い付いてきた、ということなのかもしれないが)。ネットワークフォルダへのアクセスは比較的スンナリと行ったんだが、デフォルトではMPEGもMP3も再生できないんだ……。LiveCD版だからなのかも知れないが、oggだけってのは、一般ユーザー向けとしてはどうなんだろう? プラグインの取得も面倒臭そうだし。評価としては“保留”かな。

●Debian (2010.12.23)

5.0.0の日本語LiveCD版をチェック。最新の5.0.7のLiveCD版は日本語が通らない。全然表示できないので驚いた。ブラウザで日本語指定したらフォントのダウンロードくらいすればいいのに…(少なくとも、メッセージダイアログくらい出せよ)。それはともかく、まあ、ある意味一番標準的なLinuxと言っていいのか、悪いのか…。情報が豊富で信頼性が高く、まじめに始めるならこいつから、と思っていたんだが……ネットワークフォルダ上のファイルの名前の末尾の1文字が表示できない。もちろん、1文字でも欠ければファイルの指定は不可能。なので、ファイル一覧は表示できても、まったく使用できない(u_u;) おまけにHDDのマウントに失敗していて、これまた、ドライブは見えるけどアクセスは全然できない。ハテサテ…。こうなると動画再生のチェックも不能。イヤハヤ…。おまけに、これまたCD容量ギリギリに近いので、ISOイメージの焼き込みソフトを選ぶ。一応、本命のつもりだったんだが、“難あり”ということで、ハマる覚悟がないと手を出せないなぁ…


●knoppix (2010.11.20)

5と6ではかなり大きく変わっている。 CD版ならば、6.0.1よりも5.3.1の方が遥かに使いやすい。 6.0.1は機能の削りすぎで、ネットワークフォルダへのアクセスもできないようだ(コマンドラインのsmbclientで接続することには成功したが)。 5.3.1ならば、ファイルマネージャのネットワークアイコンから簡単にアクセスできる。 ただし、全体的に動作はやや重めで、CDドライブへのアクセスがけっこう耳障り。 USBメモリへのインストールも考えたが、 6と違って、一発でインストールするツールはついてないようだ。 まあ、大して難しいハナシではないが…。

DVD版の場合は、6.2でも十分な機能がありそうだが、 LXDEの採用でパッケージが大幅に異なっているため、非常に戸惑う。 ちょっと使い比べた感じでは、やはり5.3.1の方が使いやすかった。 何にしても、knoppixは情報発信が不十分で、何だかよくわからない(u_u;)

   ※1) CD版の5.3.1は700MBのメディアでないと焼けない。しかも、我が家の買い置きの700MBのCD-Rメディアでは3度続けて失敗し、最終的に諦めた(同じメディアで6.0.1は正常に焼けた)。しかし、同じく700MBのCD-RWを使用したら正常に焼けた。単に700MBと明記されているだけではダメなこともあるようだ。⇒焼き込みソフトをDeepBurnerに変更して、x8倍速(最低速度)で焼いたら、通常のCD-Rメディアでも何とか成功したみたい。

※2) 5.3.1はブート時にIDEデバイスの検出で止まることがあった。 我が家のマシンではWindows Meでも類似症状が起きることがあるので、 ハードウェア起因の可能性も高いが。

※3) DVD版の5.3.1のisoイメージファイルは4.3GBもあり、NTFSドライブでないとダウンロードすらできない。HPFSは2GB、FAT32は4GBが限界。しかも、目茶苦茶遅いサーバで、結局DLに9時間近く掛かってしまった(このレベルになると、回線速度とは無関係だよね)。

【追記】5.3.1のHDDインストールは、コマンドラインでsuしたあと、/usr/sbin/knoppix-installerを実行すればよい。ただし、このインストーラは実験段階のもので、起動はするがFATAL ERRORが沢山出た。USB HDDのマウントにも失敗した。


●Puppy Linux (2010.11.22)

4.3.1を入手&チェック。 knoppixと比較してもかなり軽い。CDドライブへのアクセス音も滅多にしない。 しかし、フォルダ共有(sambaのクライアント機能)が正常に機能しない。 ファイルのアイコンは見えるが、実際にアクセスしようとすると拒否される。 これまた、コマンドラインでsmbclientを実行すれば問題ないのだが…。 やっぱり、sambaサーバ側のバージョン(2.0.7)が古すぎるせいか?  パーミッション自体は問題ないようだし…。 また、ターミナルのフォントの設定なんかも変更できないみたい…酷く読みにくい。 う〜む…軽さには非常に好感を持っているし、情報発信がしっかりしているのも立派なのだが、ライブCD版はデフォルトのアプリや設定の使い勝手が重要だからなぁ…

【追記】HDDインストールを試みてドツボにはまる。GRUBの設定、全部ユーザーがやらないといけないのね。手順的には、ext2/ext3の領域を作っておいた上で、MBRにGRUBをインストールして、ext2/ext3上にメニューファイルを作成し、テキストエディタでメニューファイルを書き換える、ということになるようだ。Puppyのユーザーにそれを要求するのか…。手軽さがウリモノなんだから、それはないだろう。

【PCうそつき講座目次】 【ホーム】