†PCうそつき講座†
作成開始日 2019.05.03
最終更新日 2022.12.16
ちなみに、CPUは「Eden533」(Eden EPS 5000)だが、実質的に「C3/533MHz」と同じ物。MB直付けでファンレス運用すると「Eden」という名称に変わる(^_^; 性能はCeleron 300MHz程度で、簡易的なファイルサーバとしても流石に力不足。
初期のEPIAシリーズは名称が揺れている。「EPIA-5000」と「EPIA-E533」は同じものだし、「Eden533」も正式名称かどうか判らない。詳しくは【こちら】。
SPEC | |
---|---|
Case | ProcaseU |
M/B | EPIA-5000 |
C/S | VIA Apollo PLE133(CLE133?)(*1) |
CPU | Eden533(C3/533MHz) Samuel2? |
RAM | 256MB |
HDD | 8GB CF/IDE変換 外付けUSB HDD 3.5"/500GB(ECOL ECO-CASE3.5-U2) |
DVD | Matsushita UJDA710 (slim-type) |
USB | VIA USB 2.0カード増設 |
PWR | ACアダプタ 12v/60w ※消費電力12〜15w程度(max.18w) |
OS | VineLinux 5.2 |
(*1) PLE133とCLE133の違いが判らない。と言うか、CLE133の資料が極端に少なく、実在自体が疑わしい。VIAのC/Sのロードマップにも載っていないし…これも名称の揺れか?
しかし、その後、類似モデルや後継モデルが登場したことで、ある程度見当がついた。近縁モデルに「ST-2667」「ST-2668」「Cubid 2688」などがあるが、これらの後継の「Cubid 2699」がMorex製であることから、「Procase II」もMorex製ではないかと思う。
なお、現在ではmini-ITXは汎用的な規格として普及しているが、当初はEPIAシリーズしかなく、さらに言えば「EPIA-5000/EPIA-800」の2機種しかなく、Procase IIはそれら専用のケースだったと思われる。そのため、EPIAの後続モデルの中には、このケースにうまく収納できない物もあったらしい。必ずしも汎用的なmini-ITXケースではない、てのがキモね。
【追記】Cubid 2688のサイズは295(W)×273(D)×63.5(H)mm、ProcaseIIもほぼ同じと思われる。mini-ITXにしてはやや大きめで、汎用ケースとして使用できたとしても、魅力は微妙。
M/BのUSB1.1ポートを使用すると、ブートドライブに割り込んでくる感じなんだよね。そんならBIOS設定で何とかなりそうなものなんだが…当時の詳しい資料が整理されていないので詳細は不明だが、流石にBIOS設定で回避できる問題ならば悩まなかったと思う。
ちなみに、外付けUSB HDDケース「ECOL」は非常に寝付きの良い子なのだが、寝付きが良すぎてちょっと困った。サーバとしてはレスポンスが悪すぎた。しかし、ケース内部のHDD固定具を外してベアドライブを金属製ケースに直付けすると、放熱が極めて良くて重宝した。割と高発熱の日立のHDDでも、安心して使用できた。
▼2011.09.21:オークションにて¥1501で落札(コミコミ¥2281)。そもそもはAC電源狙い。
▼2014.03:サーバとしてアセンブル開始
▼2014.07:sambaサーバとして本格運用開始;概ね順調に作動。3.5" USB HDDのアクセスが鈍い(HDDケースの省電力機能のため)のと、ファイル名の大文字・小文字が正確に反映されない(FAT32のせい?)のが難点。
▼2019.04.25:突然シャットダウンして、以後起動不能に。状況から電源ユニットの故障の可能性が高い(MBの換装では直らなかった)。5年弱、ほぼノンストップで稼動し続けていたので、電源系の故障は想定内(そもそも中古品だし)。が、DC-DCコンバーターのストックはない(空きケースから調達する方法はあるが…)。
▼2019.05.06:mini-ITXのケース自体は使い道があるが、今更EPIA-5000や800を載せてもねえ…さりとて、Celeron J1900を載せる予定もないし…Atom系のマザーか?