†逆襲のOS/2†

TCP/IP構成の手動編集

作成開始日 2011.12.04
最終更新日 2021.01.09

TCP/IPの設定プログラム[TCP/IP構成]は正常に終了できないことが多い。終了プロセスでハングしてしまう。強制終了させることはできるが、それでは設定の変更は反映されない。非常に厄介な問題なのだ。

原因は現時点でははっきりしてない。しかし、どうやらCONFIG.SYSの書き換えで固まっているようだ。となると、怪しいのはEOFコード。DOSとOS/2では実は異なっているため、CONFIG.SYSをDOSのエディタなどで編集すると、ときどきこういう問題が起きる。対処法方は、CONFIG.SYSをシステムエディタで開いて保存し直すことだが…それで本当に上手くいくかどうかは保証の限りではない。或は、バックアップ・ファイルの名前の重複とかもチェックした方が良いかも知れない。

経験的には、いったんDHCP指定にして終了する。なぜかDHCPを指定した場合はフリーズしない−−ただし、この場合リブートは掛けないで、そのままもう一度TCP/IP構成を起動し、正しい内容に書き換えて、再度終了を試みる。こうすると正常に終了できることがあるようだ。DHCPが厄介だと思うなら、すべてのlanインターフェースを「使用しない」として終了してもよい。

尤も、そもそもこんなツールを使用する必要があるのかどうかは疑問で、TCP/IPの設定ファイル「x:\MPTN\BIN\SETUP.CMD」を直接書き換える方が便利かも知れない。たとえば、lan0を「192.168.1.6」に設定し、デフォルトのルートを「192.168.1.1」とする場合は;

route -fh
arp -f
ifconfig lo 127.0.0.1
ifconfig lan0 192.168.1.6 netmask 255.255.255.0 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig lan1 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig lan2 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig lan3 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig lan4 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig lan5 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig lan6 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig lan7 metric 1 mtu 1500
REM ifconfig sl0
REM dhcpstrt -i lan0
route add default 192.168.1.1 -hopcount
ipgate off
DHCPを使用している場合は、当該インターフェースの行が「ifconfig lan0 nil」(lan0の場合)のようになって、ファイルの下の方にDHCPを始動する命令が追加されているはずなので、その行をREMればよい。また、DNSのアドレスは[\MPTN\ETC\RESOLVE2](テキストファイル)で変更する。


【逆襲のOS/2目次】 【ホーム】