†Sibylのお部屋†

Sibyl FixPack 4

作成開始日 2022.01.22
最終更新日 2022.03.02

FixPack4を適用するとユニットの循環参照が可能になる。が、はっきり言って、適用すべきではない。メリットも大きいが、副作用が致命的。

SibylにはFixPack3とFixPack4があるが、FixPack3はどこが変わったか判らない程度の修正。それに対して、FixPack4はかなり大がかりな修正で、処理系の完成度と言う点では、圧倒的に改善されている(⇒完成度に関しては別の意見もあるようだ;よりバギーになったとか)。しかし、上記のような問題がある以上、ほぼ使い物にならない。特に、エディタの問題は致命的。結局、私はFixPack3に戻した。

実は、SibylのIDEのエディタは、サンプルのEditorを使用しているらしい。したがって、Editorのソースを弄ってIDEを再構築すれば、この問題は解決する可能性が高い。FixPak4ではまだ手を付けていないが、WDSibylでは大体メドが立っている。ただ、そこまでしてFP4やWDSibylを使うメリットがあるのかどうか…

また、FixPack4の最大のメリットと言える「ユニットの循環参照」も、そもそもが行儀の悪い構造で、循環参照が必須となってしまうようなプログラムは、根本から設計を見直す方が良いのではないかと思う。ただ、うっかり循環参照してしまった際に、コンパイラが無限ループに陥るのは勘弁してほしい。通常の手段では終了すらできない(@_@)

それでも一応、FixPackの適用方法を紹介しておくと;

@Sibylを使用中であれば終了させる。
AOS/2 siteなどから「sibylfp4.zip」をダウンロードする。
B「sibylfp4.zip」をSibylのディレクトリ(例えばF:\Sibyl)に解凍する。
CSibylのディレクトリに5本の「fp4*.zip」ファイルが解凍される。
Dコマンドラインで「unzip -o fp4*.zip」を実行してファイルを上書きする。


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